フレンチブルドッグの性格や寿命、しつけ方とは?病気や運動量、飼い方まとめ

鼻ぺちゃで陽気なフレンチブルドッグはクセになある愛らしさが人気な犬種です。今回はそんなフレンチブルドッグに興味がある方にフレンチブルドッグの魅力を知って頂けるように歴史や性格、飼い方やしつけ方法などをまとめました。

フレンチブルドッグの飼育を検討している方の参考になれば幸いです。

フレンチブルドッグの基本情報

フレンチブルドッグの基本情報

歴史

フレンチブルドッグはイギリスの織物職人がフランスに渡った際、一緒に連れて行ったミニチュア・ブルドッグが元となっている犬種です。

ミニチュア・ブルドッグにパグやテリアなどの犬種を交配し人工的に作り上げられた犬種とされています。

実は、日本では昭和初期にもフレンチブルドッグが数多く飼育されていました。
しかしその後人気が衰退し日本での飼育頭数は多くありませんでしたが、近年の鼻ぺちゃ犬ブームにより再び飼育頭数が増加傾向にある犬種とされています。

大きさ(サイズ)

  • オス
    • 体長 30cm前後
    • 体高 27~35cm
  • メス
    • 体長 30cm前後
    • 体高 24~32cm

体重に関してはオスは9kg~14kg、メスは8kg~13kgとされており、全体的にオスの方が一回り大きいとされています。

フレンチブルドッグは小型犬と中型犬の間程度のサイズとされていますが、近年はフレンチブルドッグの小型化が進んでいるため小さめのサイズの子も多いようです。

寿命

フレンチブルドッグの平均寿命は10~12歳と一般的な一般的な中型犬に比べると短命な傾向があります。また、オスとメスでは平均寿命にかわりありません。

発症しやすい遺伝的な病気も多い犬種のため、定期的に健康診断を受けるなど小さな変化も見逃さず病気の早期発見・早期治療を行い、1日でも長く健康で幸せな生活を送れるようにサポートを行いましょう。

フレンチブルドッグの性格

フレンチブルドッグ

人にも犬にも友好的

フレンチブルドッグは他の人や犬に対して友好的な子が多い犬種です。初対面の人に対してもお腹を見せて触ってとアピールする子も少なくありません。

しかし、人や犬が好きすぎるあまり興奮して飛びついてしまう子も多いので、なるべく興奮を抑えられるように小さいうちからトレーニングを行いましょう。

大人しく無駄吠えが少ない

大人しく無駄吠えが少ないのがフレンチブルドッグが飼いやすい犬種といわれている理由の一つです。

また、フレンチブルドッグのような鼻短犬は吠えても吠え声が低く響かないため、近所迷惑になりにくいのも飼いやすいポイントのようです。

しかし、甘えん坊な犬が多いため分離不安から吠えてしまう子もいるようですので、子犬の頃からケージやお留守番に慣れさせるトレーニングは行った方が良いでしょう。

人間味のある性格

フレンチブルドッグを飼っている方は、人間味のある性格が一番の魅力だと言う方も多い程フレンチブルドッグは人間味のある犬種です。

寝ている時に豪快にイビキをかいたり、ボーっとしながらオナラをしたりまるで小さなオジサンかのような仕草がとてもクセになります。

従順な犬よりも人間味のある犬や愛嬌のある犬が好きという方には特におすすめの犬種といえるでしょう。

フレンチブルドッグに必要な運動量

フレンチブルドッグに必要な運動量

陽気な性格のフレンチブルドッグは、ドッグランなどで他の犬と遊ぶことや広い公園でボール遊びをすることが好きな子が多いです。1日2回、1回あたり30分程度は運動を目安に行いましょう。

しかし、フレンチブルドッグは暑さに非常に弱く夢中になって遊びすぎて、気付かないうちに熱中症になってしまうケースも少なくありません。夏場は飼い主様が注意して小まめに休憩や水分補給の時間をとり、短時間でお散歩を切り上げるのもポイントです。

フレンチブルドッグの飼い方

フレンチブルドッグの飼い方

ポイント1  室温管理を万全に

フレンチブルドッグは暑さに弱く、そして寒さにも弱い犬種です。フレンチブルドッグをお迎えする場合は、1年中冷房・暖房にて室温管理を万全に行いましょう。

また、フレンチブルドッグは好奇心旺盛で興奮しやすい性格のため、暑い日のお散歩は短めにして室内でしっかりと遊ぶなど対策を行う必要があります。寒い日は犬服などを着せることで寒さ対策を行いましょう。

ポイント2  腰に負担がかからないように徹底してあげよう

フレンチブルドッグは椎間板ヘルニアになりやすい犬種とされています。そのため、階段やソファー、ベッドなどの上り下りやフローリングなどの滑りやすい床は腰に負担がかからないよう対策する必要があります

段差にはスロープや犬用の階段をつけ、床にはマットを敷くなど滑り止め対策を行いましょう。

また、人に会った時やオモチャを見せた時、帰宅した時などに興奮してジャンプをするクセがある場合は“待て”ができるようトレーニングをすることも大切です。

ポイント3 肥満にならないように注意

フレンチブルドッグは食べることが大好きな子が多く肥満になりやすい犬種です。

フレンチブルドッグがかかりやすい病気である椎間板ヘルニアや熱中症は、肥満になると発症リスクや重症化リスクが高くなる病気です。

そうならないためにも、普段からフードやオヤツの量に気をつけ肥満にならないように注意しましょう。

フードやオヤツの量を減らすと満足できない犬は、フードの全量は変えずに与える回数を増やしたり、ダイエット用のフードに変更するなど工夫をすることで満足感を得ることができるはずです。

フレンチブルドッグのかかりやすい病気・疾患

フレンチブルドッグのかかりやすい病気・疾患

短頭種気道症候群

パグやフレンチブルドッグなどのマズルが短い犬種は、短頭種特有の閉塞性気道障害になりやすいため注意が必要です。

短頭種気道症候群は、軽症の場合はいびきやえずき、咳などがみられます。重症化すると呼吸困難やチアノーゼ、失神などを起こす場合もあります。

短頭種気道症候群になってしまった場合は激しい運動を避ける、適温の室内で過ごすなど無理をしないように心がけることが大切です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨と背骨にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みや麻痺が発生する病気です。

椎間板ヘルニアと聞くとダックスフンドやコーギーなど胴長短足の犬をイメージする方も多いかもしれませんが、フレンチブルドッグも生まれつき軟骨の形成以上を持つため椎間板ヘルニアを発症しやすい犬種とされています。

椎間板ヘルニアの予防としては、肥満にならないように注意する、ソファーや階段などの上り下りをさせない、フローリングにはカーペットをひくなど腰に負担をかけないようにすることが大切です。

熱中症

フレンチブルドッグやパグなどの短頭犬は体温調節が苦手なため、熱中症になりやすいです。人間が暑いと感じない気温であっても熱中症になったという事例もあるので注意が必要です。

犬の息がゼェゼェと荒い場合や舌の色がいつもより紫がかっている場合は熱中症になりかけている可能性があるため危険です。

そうなる前にお散歩は涼しい時間帯を選ぶ、エアコンは低めの温度に設定するなど工夫することが大切です。

フレンチブルドッグにおすすめのドッグフード

【全年齢向け】「シュプレモ」フレンチブルドッグにおすすめのドッグフード

シュプレモ

出典:Amazon

価格¥5,582(税込)/3kg
対応年齢アダルト
主原料チキン
原産国アメリカ合衆国

シュプレモは厳選された素材の栄養素や美味しさを活かすホリスティック・ブレンドを行うことで、脂質やカロリーを抑えながらも健康をサポートしてくれるドッグフードとなっています。

主原料にはラムやチキン、サーモンなど良質なタンパク質をたっぷりと使用し抜群の美味しさを実現しています。

超小型犬~小型犬用は粒が小さく、鼻ぺちゃで顎が小さめのフレンチブルドッグにもぴったりなドッグフードといえるでしょう。

【公式】シュプレモ

【パピー・老犬向け】「ピッコロ」フレンチブルドッグにおすすめのドッグフード

ピッコロ

出典:Amazon

価格¥4,708(税込)/1.5kg
対応年齢シニア
主原料チキン&サーモン
原産国イギリス

パッケージにもフレンチブルドッグのイラストが描かれているピッコロは、高齢のフレンチブルドッグにおすすめのドッグフードです。

徐々に運動量が減っていくシニア犬のためにタンパク質が豊富で低脂肪&低カロリーなドッグフードとなっています。

また、サツマイモやクラフトオリゴ糖などの食物繊維も豊富に含んでいるため、食いしん坊なフレンチブルドッグも満足感を得られるでしょう。

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フレンチブルドッグのしつけのポイント

フレンチブルドッグのしつけのポイント

しつけのポイント
  • 傷つきやすいので、叱りすぎはNG
  • 好奇心旺盛で賢いため物覚えが良い
  • 頑固な一面があるためしつけは気長に
  • 褒めて伸ばす

フレンチブルドッグは賢く友好的な性格から、しつけやすい犬種とされています。しかし、傷つきやすい性格の子が多いため、叱ると立ち直るまでに時間がかかってしまう場合があります。

いたずらや悪いことをした時は、叱りつけるのではなく無視をするのがおすすめです。

また、マイペースで頑固な一面もあるため、しつけをするときは根気よく褒めて伸ばしてあげましょう。

フレンチブルドッグを飼う前の準備

フレンチブルドッグを飼う前の準備

  • 迎え入れる費用について

フレンチブルドッグの価格は30万円~50万円と他の犬種より少し高めの場合が多いです。

理由としては、フレンチブルドッグのような鼻短犬は出産時のリスクも高く、少数しか出産しないケースも多いため必然的に価格が高くなってしまう傾向にあります。

  • 飼い始めてからかかる費用について

飼い始めて最初の3ヵ月程度はケージやリードなどの準備費用に20万円前後、子犬の頃のワクチンや去勢・避妊手術に30万前後の費用が必要です。

また、成犬になってからはフードやフィラリアなどの薬のサイズは中型犬と同等の量が必要です。健康なフレンチブルドッグでフードやペットシーツ、フィラリアなど月々約3万円から7万円程度を想定しておきましょう。

  • どこから迎え入れるのか

フレンチブルドッグは人気犬種のため、ブリーダーはもちろんペットショップや里親募集などからも迎え入れることができるでしょう。

好みのフレンチブルドッグが見つかったら、病歴はないか両親の体重はどれくらいかなど問い合わせてみると良いかもしれません。

フレンチブルドッグの飼い主の本音【飼いやすい?飼いにくい?】

フレンチブルドッグの飼い主の本音【飼いやすい?飼いにくい?】

飼いやすいという声

「人にも犬にもとても友好的」

「無駄吠えがほとんどなく大人しい」

「甘えん坊で飼い主にべったりな姿がかわいい」

「どこへでもついて来る赤ちゃんみたいな犬」

「誰にでもお腹を見せて人懐こい」

「家の中ではおとなしく寝ていることが多い」

誰にでも友好的で無駄吠えが少なくおとなしいという声が多い印象でした。

人や犬が好きすぎて外では興奮してしまう一面もありますが、家の中ではゴロゴロとしてイビキをかいたりオナラをしたり、まるで小さなオジサンのような姿がたまらなく可愛いという意見が多かったです。

飼いにくいという声

「暑さ、寒さの両方に弱いため室温管理が大変」

「意外と病弱」

「太くて硬い抜け毛が沢山落ちるため、毛が刺さって痛い」

「鼻の間にアカが溜まるとかなり臭い」

「興奮しやすい」

毛が短くガッシリとした体格のフレンチブルドッグですが、飼いにくいという方の意見には病気や抜け毛などお手入れの大変さを挙げる方が多かったです。

アレルギーや椎間板ヘルニア、暑さ・寒さなど気をつけなければならない所が沢山あるようです。

フレンチブルドッグの可愛い癒し画像集

フレンチブルドッグに関するQ&A

フレンチブルドッグに関するQ&A

【Q1】フレンチブルドッグはどのようなケアが必要ですか?

フレンチブルドッグなどの鼻短犬はマズルの間に汚れが溜まりやすいです。マズルの間に汚れが入り込んだまま放っておくと、蒸れて悪臭を放つ場合があるため、定期的にマズル周りの皮膚をふいてあげる必要があります。

また、毛の短い犬種ではありますが、定期的なブラッシングやシャンプーなど、他の犬種と同じようなお手入れも必要になります。

【Q2】フレンチブルドッグを飼うのは大変ですか?

フレンチブルドッグは無駄吠えが少なく落ち着いているため、しつけの面に関しては比較的飼いやすい犬種とされています。

しかし、熱中症やアレルギーになりやすいなど見た目に反して病弱な一面があるため、病気の面に関しては注意やケアが必要な犬種です。

【Q3】フレンチブルドッグを里親で迎え入れることは出来ますか?

里親募集サイトなどでまれにフレンチブルドッグの里親を募集していることがあります。しかしフレンチブルドッグは人気の高い犬種のため、すぐに里親が決まってしまう場合が多いです。

里親募集サイトなどで気になるフレンチブルドッグを見かけたらすぐに問い合わせをするのがおすすめです。