サモエドの子犬は見てはいけない?閲覧注意の理由とサモエドの特徴や飼うときのポイントも紹介

サモエドとは、非常に可愛い子犬でありながら、見てはいけないと言われる犬種です。本記事では、『サモエドの子犬を見てはいけない』理由を解説します。

サモエドとはどんな犬種なのか、大きさや毛質・毛色、性格など特徴や、サモエドを飼う時のポイントなどもご紹介します。

サモエドの子犬を見てはいけない理由を知りたい方、サモエドを飼う時のポイントを知りたい方は、ぜひ本記事をご覧ください。

サモエドの子犬を見てはいけない理由

サモエドの子犬を見てはいけない理由

サモエドの子犬を見てはいけないと言われている理由は、「サモエドの子犬は見るとあまりにも可愛いので飼いたくなってしまうから」です。

多くの人がサモエド仔犬の外見に目を奪われますが、事前にサモエドという犬種の維持管理について考えていないことが多いようです。

サモエドの子犬は、ブラッシングや定期的な入浴など、高いグルーミングが必要ですし、太りすぎや運動不足にならないよう、外に連れ出して十分に運動させる必要があります。

また、吠え癖があるため、マンションなど近所に住んでいる人には不向きとも言われています。

見てはいけないと言われるサモエドの子犬の写真

サモエドの魅力はこの可愛さですよね。写真を見ているだけで、こちらがにっこりしてしまいそうな存在です。
思わず触ってみたくなる、真っ白でもふもふふわふわな被毛を持つサモエド。
まるで笑っているように見える表情は”サモエド・スマイル”と呼ばれているそうです。

サモエドの魅力に、ハートが鷲掴みされてしまいますね。
こんなに可愛いのに、昔は熊やライオンとも闘っていた勇敢なワンちゃんなんですよ。

見てはいけない言われているサモエドの子犬の動画

見てはいけない言われているサモエドの子犬の動画

サモエドの仔犬は見てはいけない⁈
そんな事を言われたら余計に見たくなりますよね。

それでは、あまりにも可愛すぎるサモエドの子犬の動画をお届けします。ハートを鷲掴みのキュートな姿をご堪能ください。

サモエドとはどんな犬種?

サモエドとはどんな犬種?

サモエド犬は、シベリアのサモエ族を起源とする、ふわふわで忠実な犬種です。

中型から大型の犬種で、特定の子犬によって長毛種や短毛種になることもあり、非常に友好的で、高い知能を持ち、世界でも珍しい犬種のひとつとされています。

サモエドの大きさ

平均体高オス:54~60cm
メス:50〜56cm
平均体重オス:16〜60kg
メス:16〜60kg

サモエドは、この体高と体重から「中型犬」として定義されています。

サモエドの特徴としては、白い二重構造の柔らかくぬいぐるみのような被毛で覆われ、筋肉質な体つきと強い胸が特徴的です。
大掛かりな手入れは特に必要なく、一般的なブラッシングと入浴でふわふわ被毛を保つ事ができます。

サモエドの子犬 月齢別体重推移

サモエドの子犬 月齢別体重推移
月齢サモエド体重チワワ体重
生後2ヶ月約5kg約0.3kg(約300g)
生後3ヶ月約8kg約0.45kg(約450g)
生後4ヶ月約9kg約0.65kg(約650g)
生後5ヶ月約12kg約1.2kg(約1,200g)
生後6ヶ月約14kg約1.6kg(1,600g)
生後7ヶ月約17kg約1.8kg(1,800g)
生後8ヶ月約20kg約2kg(約2,000g)
生後9ヶ月約22kg約2.2kg(約2,200g)
生後10ヶ月約23kg約2.3kg(約2,300g)
生後11ヶ月約24kg約2.4kg(約2,400g)
生後12ヶ月約28kg約2.5kg(約2,500 g)

サモエドの子犬がいかに大きいかというのを、チワワを参考に比較できるよう表をつくりました。サモエドの子犬は、かなり大きくなることができる犬種で、世界で最も小さな犬種と考えられているチワワの約7〜10倍近い大きさになります。

サモエドの子犬は、幼少期であっても、大柄な体格と頑丈な骨格のために、より大きく見えることがあります。

サモエドの毛質・毛色

サモエドの毛色と毛質は、いずれもホワイト、クリーム、クッキーの範囲にあります。

見事な厚みのあるダブルコートは、厚いアンダーコートと長く粗いアウターコートを持ち防水性と耐候性に優れ、極寒の環境でも暖を取ることができるようにしています。

この驚くべき保護層により、サモエドはトナカイを飼う祖先と同じように、シベリアの厳しい寒さの冬の気候を生き抜くための完璧な適応力を身につけました。

サモエドの歴史

サモエドの歴史

サモエドの原産地はシベリアで、半遊牧民のトナカイ飼いが、多目的な牧畜、運搬、番犬の能力を求めて繁殖させたと考えられています。

シベリアの厳しい寒さの冬の気候を生き抜くための完璧な適応力を身につけたサモエドは、半遊牧民であるシベリアのトナカイ牧民によって、ソリや群れを引っ張り、捕食者を追い払い、キャンプを守るために使われたと考えられています。

サモエドの性格

サモエドの性格は友好的で知的、活発であり、しつけがしやすいという特徴があります。
また、サモエドは非常に知能の高い犬なので、飼い主の命令にきちんと従うことができるように一貫した厳しい服従訓練が必要です。

早くから社会化させる必要があり、長く放っておくと落ち着きがなくなったり破壊的になったりすることがよくあります。
ですから、サモエドを飼うにあたって、しつけ面で最小限の努力しか必要としない子犬をお探しなら、サモエドは向いていない犬種と言えるでしょう。

サモエドの平均寿命

サモエドの平均寿命

サモエドは長寿で丈夫な犬で、平均寿命は11~13歳、さらには15歳以上になることも少なくありません。

北極圏の犬種であるサモエドは、気温が低いところで最もよく育ちます。また、長い毛は皮膚に空気が届かず、暑い季節には不快感を与えることがあるので、健康維持のために適切なトリミングが推奨されます。

また、分離不安やストレスを感じやすい犬種ですので、刺激の少ない飼育環境を整えることで、平均寿命よりも長く一緒に暮らす事ができるかもしれませんね。

サモエドがなりやすい病気

サモエドがなりやすい病気
サモエドがなりやすい病気
  • 白内障
  • 緑内障
  • 糖尿病
  • 股関節形成不全
  • 関節炎
  • 皮膚炎

サモエドは他の犬種に比べて、遺伝的な病気が少ない犬種と言われています。
しかし、目の病気や皮膚病、また、中型から大型犬によく見られる関節のトラブルも少なくなく、サモエドを飼う以上は避けては通れない病気といえるでしょう。

皮膚病予防のためにも毎日のブラッシングが必要不可欠ですし、また、毎日30分以上1日2回の散歩を行うことで関節の病気や糖尿病予防にも務めることが大切です。

サモエドはトリミングが必要な犬種?

サモエドはトリミングが必要な犬種?

サモエドは定期的にトリミングする必要はありません。サモエドの被毛はボリュームが多く保温効果だけでなく紫外線を防ぐ効果もあると言われています。

サモエドは、毛を短くカットしすぎてしまうことで皮膚トラブルを起こす恐れがありますが、サロンでシャンプーをする場合は足の部分やお尻周りの毛をカットしてもらうことで、清潔に保つことができます。

ただ、サモエドは室内飼育のため汚れも少なく、またシャンプーのしすぎも皮脂を取りすぎてフケが出やすく皮膚病の原因にもなりやすいので、1ヶ月に1〜2回が理想的と言われています。

サモエドを飼う時のポイント

サモエドを飼う時のポイント

サモエドは、温和で遊び好きなうえ、とてもフレンドリーな犬種です。
人懐こい性格で飼い主さんへの愛情も深く、初めて会う人やほかの犬とも仲よくできます。

サモエドを迎えたいと検討している方に、サモエドを飼うときのポイントをお伝えします。

サモエドを飼う時のポイント①温度や湿度の管理を行いましょう

サモエドを飼うときのポイントとして温度・湿度管理が大切です。
北極圏・シベリアで誕生したサモエドは、気温が低いところで最もよく育ちます。

サモエドの長い毛は皮膚に空気が届かず、暑い季節には不快感を与えることがあるので、健康維持のためにも適切な温度と湿度管理が重要です。

特に、日本の高温多湿な環境はサモエドは苦手と言われているので、梅雨から秋の間はエアコンの効いた室内で過ごさせてあげたほうが良いでしょう。

サモエドを飼う時のポイント②異物誤飲に注意しましょう

サモエドは異物を口に入れる習性があるため、誤飲に注意する必要があります。

好奇心旺盛でいたずらっこでもあるサモエドと暮らす際は、異物誤飲を防止するためにも、床に物を置かない・常に整理整頓を心掛けることも大切です。

また、運動不足やコミュニケーション不足により破壊行動を加速させてしまうこともあるので、サモエドの本能要求を十分満たしてあげながら異物誤飲を予防しましょう。

サモエドを飼う時のポイント③刺激の少ない飼育環境を整えましょう

サモエドを飼う時のポイント③刺激の少ない飼育環境を整えましょう

サモエドは、分離不安やストレスを感じやすい犬種ですので、刺激の少ない飼育環境を整えることも重要です。
遺伝的にオオカミに近い原始的な犬種なため警戒心が強い一面もあることから、刺激の強い場所や音の出入りが多く外の環境が見えやすい場所や屋外での飼育などでは警戒して強く吠えることもあります。

できるだけ刺激の少ない、静かな場所で暮らすことが望ましいです。

サモエドを飼う時のポイント④お散歩をしっかり行い運動不足に注意しましょう

サモエドが健康に暮らしていくためには、太り過ぎや運動不足にならないよう外に連れ出して十分な運動やトレーニングをさせる必要があります。

サモエドは活発な犬種ですから、1日2回・30分から1時間程度の散歩を毎日行うことが望ましいとされています。
トレーニングを取り入れながら散歩をしたり、日頃の遊びから社会性を身につけることで、ドッグランなどでも他のワンチャンたちにも人気者になってくれるでしょう。

サモエドを飼う時のポイント⑤こまめにブラッシングしましょう

サモエドを飼う時のポイント⑤こまめにブラッシングしましょう

サモエドの皮膚・被毛の健康を保つため、毎日のブラッシングが大切です。
シャンプーはこまめに行ってしまうと皮膚バリアを壊してしまい皮膚病を引き起こす可能性もあります。

他の犬種よりも抜け毛も多く、サモエドの特徴でもあるモフモフふわふわの毛並み・毛艶を良好に保つためにも毎日のこまめなブラッシングは欠かせません。
ブラッシングは愛犬とのスキンシップにもなりますから、心も体も健康に保つことができます。

サモエドの子犬は可愛すぎるゆえ閲覧注意!

サモエドの子犬は、そのふわふわの被毛、ニコッと笑っているような表情、子犬らしからぬ太いずっしりとした手足・・・すべてに置いて「サモエドの子犬は見てはいけない」と言われるぐらい、可愛すぎる犬種です。

サモエドの性格や特徴を紹介しましたが、サモエドを家族として迎える場合、サモエドの子犬に時間とお金を費やすことは覚悟が必要ですし、サモエドと暮らす際に求められる高いレベルのケアと注意力を知っておく必要があります。

サモエドに限らずですが、子犬を飼うかどうか決める前に、犬種についてきちんと調べ、あらゆる面から検討するようにしましょう。