マイホームを所有していると、様々な理由から売却を考える方も多く見受けられます。
ただし、一生に一度の大きな買い物と言っても過言ではありませんので、「売る」という決断を下すのにもためらいが生まれるのではないでしょうか?
そんな方のために、こちらでは家を売るメリットにはどのようなものがあるのかをご紹介します。
想定しやすいメリットから、意外と見落としやすいメリットまでありますので、ぜひ参考にしていただき家を売るべきかどうか判断してみてください。
家を売って生まれる具体的なメリットとは?
家を売るのには細かな手続きが必要になりますし、「売りたい」と考えてもすぐに買い手が付くとは限りません。
ただ、結果として売って良かったと思えるような具体的なメリットがありますので、行動を起こす前にそのメリットを備えておきましょう。
家を売るとまとまった現金が手に入る
家を売る上で代表的なメリットと言えるのが、まとまった現金が手に入る点です。
特に家を売ることを検討する方の中でも、現金を手にして生活費に充てることを最優先に考える方が多い傾向にあります。
生活が困窮していると感じられるのであれば、家を売って住宅ローンの返済から解放されるのも精神的な負担が少なくなるでしょう。
また、家を売るということは税金の軽減にも繋がります。
家を所有していると毎年固定資産税を支払わなくてはなりませんが、固定資産税の納付義務がなくなりますのでより生活に余裕が生まれるのではないでしょうか。
保険料なども返ってくる!
家を売る時には家の売却価格に目が向く方が多いと言えますが、手にできる現金は家を売った際に発生するお金だけではありません。
火災保険や地震保険など、家を所有する上で必須と言える保険料も残り期間がある場合には、その期間に応じて支払ったお金が返還されます。
また、保証会社を利用して住宅ローンの保証料を支払う方も多くいらっしゃいますが、その保証料も住宅ローンを完済してしまえばなくなるでしょう。
細かいお金に感じられる部分であっても、実際に手にすると決して小さくは思えない金額となる可能性もありますので、家を売る際の明確なメリットと言えるのではないでしょうか。
災害時に備えた行動とも言える?
あまりメリットとして想定されない方が多い傾向にありますが、実は家を売ることは災害時の対策とも取れます。
賃貸と持ち家で比較すると、地震や水害などが発生した場合、どちらのほうが家を置いて避難しやすいイメージを持ちますか?
恐らく多くの方が賃貸物件を挙げるのではないでしょうか。
自身の持ち家である場合、その家を大切に思うあまり、災害が発生した際に避難が遅れる可能性があります。
また、仮にしっかりと避難できたとしても、家が倒壊してしまうと保険に加入していたとしても住宅ローンなどの負担は継続するでしょう。
なくなってしまった家のローンをその後も払い続けなくてはならない事態に陥るのです。
そういったリスクを避ける意味でも、持ち家を売ることはメリットがあると言えますので、家の売却は有事を想定した上での行動と言えるのではないでしょうか。
新しい家に住んで心機一転!
どれだけ大きな金額を支払って購入した家でも、長年住めば愛着が湧くと同時に、飽きてしまうケースも考えられるのではないでしょうか?
家を売ると当然ですが今まで住んでいた家に住み続けることはできなくなりますので、新しく賃貸物件を借りるか、マイホームを購入する必要があります。
どちらのケースであったとしても、新しい家に住み始めることは新鮮な気持ちが生まれますし、日々の生活にも良い刺激を与えるでしょう。
仕事でもプライベートでも前向きな気持ちでいられる可能性が高くなりますので、マンネリ化した生活を変えたい方にとっては家を売ることは1つのメリットと言えるのではないでしょうか。
家を売るとデメリットよりもメリットのほうが大きい?
ご紹介しましたように、家を売ることには明確なメリットがいくつも見受けられます。
「じゃあ家は持っていないで売ったほうがメリットは大きいの?」
このような疑問が生まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家を所有している方の生活状況などによりますので、一概に家は売ったほうが絶対に良いとは言い切れません。
一度、家を売るデメリットとメリットを比較してみてください。
もし家を売るメリットのほうが大きく感じられましたら、手放して一度まとまったお金を手にしたほうが良い可能性が高いでしょう。
ご自身や家族の状況を考えて、最良の選択を下せるように意識してみてください。
まとめ
家を買うのが一大決心であるように、家を売るのも同等かそれ以上に一大決心と言えます。
簡単に決められないことだからこそ、時間をかけて考え売るべきかどうか決めてみてください。
今後の人生を豊かにするために、家を売るメリットを備えた上でご自身の現在と将来を見つめ直してみてはいかがでしょうか?