不動産投資の相談を誰にすべきか知っていますか?
レバレッジをかけられる投資商品で不労所得を得られる不動産投資は、月々の安定収入を確保しながら老後の私的年金としても活用できます。
老後の生活に2000万円の貯蓄が必要だと金融審議会が発表したことで、老後の蓄えを確保する手段として不動産投資を考えている方も少なくありません。
しかし、不動産投資にはリスクもあります。失敗しない不動産投資を実施するためには、適切な相談相手を選び、最低限の知識と生きた情報を収集しなければいけません。
この記事では、不動産投資の相談相手を詳しく紹介していきます。相談できる相手を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
不動産投資の相談相手がいるメリット
株やFXに比べて、不動産投資は投資の初心者でも気軽に始められます。その理由は、深い知識や資格がなくても、自身に安定した収入があれば融資を受けやすく、不動産投資会社を通せば簡単に投資用物件を購入できる環境が構築されているからです。
しかし、不動産投資には空室、家賃滞納、金利上昇、天災などのさまざまなリスクがあります。つまり、不動産投資を成功させるためには、リスクが低い物件を見つける必要があるということです。
上記内容を踏まえたうえで、不動産投資の相談相手がいるメリットは以下の通りです。
- 不動産投資に関する生きた情報を収集できる
- インターネット上では得られない情報を仕入れることができる
- 自分が抱えている問題と悩みを解決できる
まず、相談相手がいると不動産投資に関する正しい情報を得られます。不動産投資は資格や知識がなくてもできる簡単な投資と勘違いされていますが、リスクを軽減できる良物件を購入するためには、必要最低限の知識と情報は不可欠です。
また、不動産投資の初心者は、まず自分が何をすべき状況なのかわからない場合もあります。自分が抱えている問題と悩みを解決するためには、その道に詳しいプロへ相談することが最も手っ取り早く効率的なのです。
少し大袈裟にいえば、初心者の方においては、不動産投資を成功させる鍵を握るのは相談相手次第であるともいえるのです。
不動産投資のおすすめの相談相手を紹介
ここからは、この記事の主題でもある不動産投資のおすすめの相談相手を紹介していきます。
不動産投資会社
不動産投資会社は不動産投資を専門に取り扱っているプロ集団です。
基本的に不動産投資は投資会社を仲介して進めていくため、資金内でのおすすめ物件、期待できる収益、売買契約の方法、取り引きの進め方など、不動産投資に関するさまざまな悩みや疑問を相談できます。
不動産投資会社により経営方針は異なりますが、中には初心者に向けたセミナーの開催や個別面談も実施しています。気軽に相談できる環境を積極的に用意していますので、収益を最大化するための最善策はプロ集団に相談するのが最も効率的です。
しかし、ここで注意しなければいけないのは、不動産投資会社の言葉をすべて鵜呑みにしてはいけないということ。最低限は自分自身で判断できる知識がなければ悪質会社のカモにされるリスクもあるので、複数の会社へ相談するなどして対策してください。
税理士
不動産投資で利益を上げるためには税金の問題は切り離せません。
ご存知の通り、税理士は税金のプロです。日常業務としては不動産投資で得た収益を確定申告する際に役立つ専門家ですが、節税に関する相談ができる点も大きなメリットです。
不動産投資は、利益が多くても少なくても必ず確定申告をしなければいけません。確定申告は手間がかかり、そもそも税金のプロに聞かなければ適切な節税のアドバイスは得られません。
大きなお金が動く不動産投資では、少ない割合でもコツコツと節税していくことで高い収益を上げることができます。税金に関する悩みは税理士へ相談するようにしてください。
行政書士
法的な手続きに関する悩みは行政書士へ相談してください。
町の法律家とも呼ばれている行政書士は、不動産投資で発生する法的な書類の作成を代行してくれる専門家です。また、相続に関する法的な問題や、会社の設立で得られるメリットやデメリットなども相談できるため、法的な観点で相談できる強い味方になります。
行政書士の中には、不動産投資顧問業に登録しているところもあります。法的な観点から最適な不動産投資に関するアドバイスを得られるため、司法に関する相談がしたい場合は司法書士へ話を聞いてみるようにしてください。
ファイナンシャルプランナー
お金のスペシャリストである「ファイナンシャルプランナー」も有益な相談相手です。
ファイナンシャルプランナーは、お金にまつわるさまざまな疑問や悩みを解決してくれる専門家なので、第三者的な立場から不動産投資が適切かどうかを判断してくれます。利害関係が一切ないからこそ、本当に適切な投資なのかどうかを助言してもらえるのです。
より的確なアドバイスがほしい場合は、中立性が担保されているファイナンシャルプランナーを選んでください。不動産投資会社から紹介された業者の場合、本当はおすすめではない収益用物件を勧めてくる可能性が0ではありません。
不動産投資会社と利害関係が一切ないファイナンシャルプランナーを選べば、最適な投資プランを提案してくれるため、安心して相談できるでしょう。
銀行などの金融機関
不動産投資を始める際は、多くの方がローンの利用を検討するはずです。そのため、信託銀行をはじめとする金融機関でも不動産投資の相談をしてみてください。
銀行などの金融機関へ相談するメリットは、自身の資金状況や属性に応じた適切なローン契約や、資産運用に関する疑問を解決してくれる点です。
また、金融機関の中には不動産投資関連のコンサルティングを行っている場合もありますので、ローン契約だけではなく税金に関する相談もできます。
幅広く「お金」に関する疑問を相談できるでしょう。
実際に不動産投資をしている方
実際に不動産投資をしている経験者からのリアルな声はとても重要です。
相談内容としては、実際に投資してみてどうかという忖度なしの意見です。不動産投資は片手間で行える投資なので副業に向いていますが、その一方でコツコツと収益を積み上げていくものなので、中長期的な視点がなければ儲かっている実感を得られません。
すでに不動産投資をしている方であれば、投資用物件の選び方やリアルな現実という生きた情報を得られます。セミナーの参加などでコミュニティは広げられるので、積極的に経験者とは交流を図るようにしてください。
不動産投資の相談で聞くべき内容を紹介
最後に、不動産投資の相談で聞くべき内容を紹介していきます。
自己資金の額と内訳について
まずは自己資金の額と内訳について相談してください。
不動産投資は極端に年収が少なくても、支払能力が十分にあると判断されれば銀行からの融資で購入できます。自己資金が0円では突発的な支出に対応できないリスクはあるものの、大きくレバレッジをかけられるため投資効率がいいというメリットがあります。
どれ位の自己資金を用意しており、銀行から幾ら借りてどれ位の投資用物件を購入したのかは人それぞれ異なります。そのため、お金に関する相談は詳細にしておくことをおすすめします。
購入すべき投資用物件について
リスクを抑える投資用物件の見極め方についても詳しく相談しておくべきです。
一口に不動産投資といっても、さまざまな種類があります。マンションを一棟買いするのか、戸建てか、新品か中古か、どのエリアを選ぶのかなど、検討すべき項目は多岐に渡ります。
自己資金と同様に、成功できる投資用物件を選ぶ際に重視すべき項目は人それぞれです。
エリアにより空室リスクが低い物件も異なりますので、物件選びの目が肥えている不動産投資会社や経験者に相談しておくことをおすすめします。
まとめ
不動産投資のおすすめ相談相手を紹介していきましたが参考になりましたか?
自分で調べて行動しても不動産投資は行えます。しかし、生きた情報と適切なアドバイスを得るためには、あらゆる場面でしっかりと誰かに相談することをおすすめします。
上記で紹介した相談相手は、不動産投資に関するさまざまな悩みを解決できるプロフェッショナルばかりです。相談する相手がいないと悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。