ブルドッグの性格や寿命、しつけ方とは?病気や運動量、飼い方まとめ

しっかりとした肉付きのある体、特徴のある低い鼻やしわしわの顔が魅力でもあるブルドッグ。

ブサ可愛い犬種としても愛されていますね。

この記事では、ブルドッグの性格や飼い方、かかりやすい疾患などまるっとご紹介いたします。

ブルドッグを迎えようと思っている方、既に飼われている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

ブルドッグの基本情報

歴史

ブルドッグの歴史は、18世紀イングランドまで遡ります。その頃、英国では犬と牛を戦わせるという見せ物が流行していました。

そこで、牛に対抗して戦えるような犬をということで開発された一つの品種がブルドッグです。

ブルドッグは、元々マスティフ系の犬種を改良されて造られました。

当時のブルドッグは、オールドイングリッシュブルドッグといって、現在のサイズよりもはるかに大きく体重が60kgもあるものが活躍していました。

ブルドッグの特徴である顔の皮膚などは、牛からの攻撃を受けても深い傷を負わないようにという役割があります

また、ブルドッグの低い鼻は牛に噛み付いた時にも呼吸ができるように造られました。元々闘犬として開発された犬種だからこその役割がきちんとありましたね。

大きさ(サイズ)

  • オス
    • 体長:約31~36cm
    • 体高:約31~40cm
  • メス
    • 体長:約31~36cm
    • 体高:約31~40cm

ブルドッグの体重は、25kg前後と中型犬ながら体重は重めとなっています。オス・メスでのサイズの違いなどはあまりみられません。

ブルドッグは、体重が重く肥満になりやすいため体重管理をしっかりとしてあげる必要があります。

寿命

ブルドッグの平均寿命は、8~10歳と言われています。

平均的な中型犬の寿命は約13歳~なので、中型犬の中でも短命寄りであることがわかります。

その原因としては、度重なる品種改良によるものだと考えられます。

ブルドッグの原種である「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」には、現在のブルドッグにあるような健康上の問題はあまりありませんでした。

ブルドッグの性格

とても頑固な一面も

ブルドッグは、基本的には穏やかで素直な性格ですが時にはとても頑固な一面もあります。

例えば、散歩中に座り込んでしまって動きたくない!となってしまう時などです。嫌なものは嫌とはっきりした性格の子が多く、飼い主さんを悩ませてしまうことも…。

そんな様子も可愛くて言うことを聞いて、甘やかしてしまうともっとわがままな性格になってしまうので注意が必要です!

穏やかで愛情深い

ブルドッグといえば、強面なイメージがありあすがとても愛情深い性格です。

度重なる品種改良で性格が穏やかになり、動きもまったりしていることが多いので室内飼いに適しています。

忠誠心があるので、一度飼い主や家族と認識されたらとてもいい相棒になってくれるでしょう。

ブルドッグに必要な運動量

ガッチリな体格でかなり運動が必要そうに見えますが、実はブルドッグはあまり運動が得意ではありません。散歩量にすると、1日2回各20~30分程度で問題ないでしょう。

中には、散歩があまり好きではない子もいますがその場合、無理に散歩に連れて行く必要はありませんがブルドッグは太りやすい犬種でもあるので室内で一緒に遊んであげるなどして体重が増えすぎないようにしましょう。

ブルドッグの飼い方

ポイント1 夏の熱中症に注意

ブルドッグは、短頭種と言って頭蓋骨の長さに比べて鼻が短い犬種です。そのため、暑さには弱く熱中症などには常に注意してあげましょう。

夏などは、散歩の時間を早朝や日が落ちてから行くなど工夫が必要です。

熱中症になると、命を落とすこともあるので日中はエアコンをつけてあげるなどしましょう。

ポイント2 顔のシワの掃除は欠かさずに!

ブルドッグには、特有の皮膚のシワがあります。このシワの部分には、汚れがたまりやすく汚れがたまると臭いの原因や皮膚病の原因にもなります

顔のシワは、ぬるま湯に浸した柔らかい布なのでシワを伸ばしながら優しく掃除してあげましょう。汚れたときはもちろん、定期的に1日に1回はきれいにしてあげると良いでしょう。

ポイント3 肥満にならないように注意

ブルドッグは太りやすい犬種なので肥満にならないように注意してあげましょう。ブルドッグの場合、肥満になってしまうと首回りに脂肪が付き呼吸の問題が出てくる可能性があります。

ブルドッグで肥満になってきた場合は、ダイエットドッグフードなどをあげたり、運動をさせたりして体重管理を行いましょう。

ブルドッグのかかりやすい病気・疾患

歯周病

ブルドッグは、受け口をしています。そのため、歯磨きガムなどが機能せず歯に汚れがたまりやすいです。

歯が悪くなると、抜歯になる可能性もありますし歯石を取ることもできますがますが必要となったり体に負担がかかるので定期的に歯磨きをしてあげるようにしましょう。

乾性角結膜炎

乾性角結膜炎は、わかりやすく言うとドライアイです。ブルドッグの場合、目が出ているので乾燥しやすく遺伝的にこの病気になりやすいです。

涙が少なくなり目が乾燥してしまう病気ですので、治療法としては目薬や軟膏などを使って乾燥を防ぐ形になります。

鼻腔狹窄

ブルドッグは遺伝的に呼吸器系の疾患を発症しやすい犬種です。いびきを飼いていたり、呼吸をする時に音がしていて、苦しそうな場合は一度病院に連れて行くことをお勧めします。

鼻腔などを広げる手術もありますが、通常の場合は普段の生活の中で気をつけてあげる程度で大丈夫なようです。

ブルドッグにおすすめのドッグフード

【全年齢向け】ブルドックにおすすめのドッグフード

ブルドッグは肥満になりやすい犬種ですので、普段の食事からカロリー管理をしてあげましょう。低カロリーフードは食いつきが悪い可能性があるので、お気に入りのフードにトッピングして与えてみるなど工夫が必要です。

カナガンドッグフード

出典:https://www.canagandogfood.co.jp/cart

価格¥4,708(税込)/2kg
対応年齢全年齢
主原料チキン
原産国イギリス

チキンがたっぷり入っている「カナガン」は、主原料にはヒューマングレードのチキンを50%以上を使用しており、高品質・高タンパクなフードです。

開封するとチキンの香りが広がり、その食いつきに驚く飼い主さんも少なくないそうです。

トウモロコシや小麦などの穀物は使用しておらず、グレインフリーのドッグフードとなっているのも嬉しいポイント。上質な食物繊維源であるサツマイモやえんどう豆を配合しているので、栄養バランスもばっちりです

【公式】カナガン

【パピー・老犬向け】ブルドッグにおすすめのドッグフード

シニア期ドッグやパピーは、嚙む力や消化する力が弱いので、ウェットタイプのフードを選んであげると良いでしょう。成犬同様にカロリーや栄養のバランスが取れるフードだと尚よいでしょう。

ニュートロ シュプレモ カロリーケア

出典:https://nutro.jp/dogfood/supremo/products/120114-2/

価格¥217/100g
対応年齢ライフステージに合わせたラインナップ
主原料チキン、鶏レバー
原産国アメリカ

こちらのフードは栄養バランスに優れた総合栄養食です。厳選された素材がゴロゴロ入っているパティタイプのフードで、低カロリーでありながら15種類の自然素材を厳選することで成犬の健康維持に必要な栄養バランスを実現しています。

単体で与えても良いですし、ドライフードにトッピングして与えることも可能のためグルメなワンちゃんにはまずいつものフードにトッピングして与えてみましょう。

着色料・発色剤・香料・保存料不使用なので安心です。

今回はシニア用をご紹介していますが、子犬用もあるのでぜひチェックしてみてください。

【公式】ニュートロ

ブルドッグのしつけのポイント

しつけのポイント
  • ダメなことはしっかりダメと教える
  • 甘やかすのはNG
  • 拾い食いなどはしっかり注意
  • 引っ張り癖は子犬の頃からしつけを

ブルドッグは、しっかりしつけを行うととても素直で良い相棒になってくれるでしょう。

しつけのポイントとして、甘やかさないことがあります。しっかりとダメなことはダメと教えて、主従関係を築くことが大切です。また、筋肉質な体のため引っ張り癖があると散歩が困難になってしまう場合もありますので、子犬の時からしつけを行いましょう。

ブルドッグを飼う前の準備

  • 迎え入れる費用について

ブルドッグを迎える場合、ブリーダーやペットショップからなら生体価格がかかります。

ブルドッグは頭が大きくほとんどの場合、帝王切開での出産になります。そのため、他犬種よりも子犬の価格が高い傾向にあります。

目安として、40万円〜と考えてください。

また、迎え入れる時の諸経費として子犬が過ごすサークルやボウル、ハーネス、おもちゃなど約5万円ほどかかることを想定しておきましょう。

  • 飼い始めてからかかる費用について

ブルドッグを飼い始めてからかかる費用としては、保険があります。ブルドッグは疾患や健康上の問題が多い犬種なので早いうちに保険に加入することをお勧めします。

そうなると、月々数千円の保険料か発生します。

どのようなフードをあげるかによって違いますが、フードとおやつで1ヶ月1万円〜2万円程度かかると想定すると良いでしょう。

  • どこから迎え入れるのか

ブルドッグは、基本的に里親募集が出ているというわけではありません。多くの方は、ペットショップやブリーダーから迎え入れています。

ブルドッグの飼い主の本音【飼いやすい?飼いにくい?】

飼いやすいという声

「見た目とは違って、とても穏やかな性格で飼いやすいです」

「吠えることは滅多になくて、とても静かなので飼っていることを周りからしばらく気付かれませんでした」

「とても賢くていい家族の一員です」

「見た目がいかついので、番犬にぴったりです(性格はとっても穏やか)」

「おっとりしていて、散歩もマイペース。ひっぱり癖もなくて女性でも散歩できてます」

ブルドッグを飼っている方の声をご紹介しました。見た目とは違い、とてもおっとりしているのが特徴のようですね。

あまり吠えない犬種でもあるので、犬の声が苦手な方や集合住宅でも飼育が可能でしょう。

飼いにくいという声

「遊んでいる時とか、噛む力が強いので注意して遊ばないといけないです」

「うちの子は、皮膚病になってしまってかなり医療費がかかります。生活に余裕がある人じゃないと飼えない犬種だと思います。」

「もともと闘犬なので、しつけの方法を間違えると大変だと思います」

「性格は穏やかですが、ドッグランとかだと他のワンチャンにかなり気を使います」

「顎の力がとても強いので、おもちゃはたいていすぐにダメになります」

飼いにくいという声も集めてみました。もともとも犬種の特性による部分もありますね。

しかし、ブルドッグは基本的に大人しく室内飼いしやすい犬種と言われています。

ブルドッグの可愛い癒し画像集

ブルドッグに関するQ&A

【Q1】ブルドッグを飼いたいのですが、里親になることはできますか?

ブルドッグの里親に迎えたい場合は、愛護団体や里親募集サイトで探してみると良いでしょう。

しかし、ブルドッグだけに絞ると里親を探している個体はそこまで多くありません。

【Q2】ブルドッグはマンションでも飼えますか?

ブルドッグは、マンションの規約で問題なければ集合住宅でも飼うことが可能です。穏やかな性格で無駄吠えも少ない犬種なので向いているかもしれません。

ですが、多くのマンションでは小型犬までなどとルールが決められているのでブルドッグを飼える物件を探すのは少し苦労するでしょう。