外で飼える犬種と飼えない犬種は?メリット・デメリットも調査!

ここ数十年で日本でも犬を外で飼うのではなく、大型犬から小型犬まで室内で飼う飼い主が多くなっていますが、さまざまな問題からどうしても犬を外で飼うことになることもあるでしょう。

そこで大切なのはどのような犬が外で飼うことができるかということを事前に知っておくことです。

ここでは外で飼うのに向いている犬種と向かいない犬種のほかに、犬を外で飼うことの5つのメリットさらには、4つのデメリットと5つの注意点について詳しく解説しましょう。

そもそも外で犬を飼う人は現在少数派

そもそも外で犬を飼う人は現在少数派

数十年ほど前まで日本では犬を外で飼うことが一般的でした。ただ、海外からさまざまな犬種が日本へもたらせるようになり、日本でも海外と同じように犬を室内で飼うようになってきました。

現在では犬は「家族と同じ」という考え方が日本でも浸透し、犬を室内で飼うことが一般的になっています。犬とともに生活することで犬とのつながり方やかかわり方も以前とは違ったものとなっているといえるでしょう。

そのため、現在では犬を外で飼う人は少数派といえます。

外で飼うのに向いている犬種

外で飼うのに向いている犬種

犬には多くの種類がありますが、四季のある日本の気候に適応でき寒暖差に強い犬種が外で飼うのに向いているといえるでしょう。

ここでは多くの犬種の中でとくに外で飼うのに向いている犬種の特徴と代表的な犬種を紹介しましょう。

外で飼うのに向いている犬種①ダブルコートの犬種

外で飼うのに向いている犬種は被毛が年2回抜け替わるダブルコートの犬です。この犬種はアンダーコートとオーバーコートの2種類の被毛でおおわれています。

夏の暑い時期はフワフワしたアンダーコートが抜け、冬は分厚いアンダーコートで寒さから犬を守ってくれます。そのため春と秋の換毛期にはとても抜け毛が多く、代表的な犬種はおもにワーキングドッグ・シープドッグなどです。

例えば・・・ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、コーギーなど

外で飼うのに向いている犬種②日本犬

外で飼うのに向いている犬種②日本犬

日本犬は古くから日本で生活している犬種のため、夏は蒸し暑く冬は寒い日本の気候に適応している犬種ともいえます。

日本犬は、古くから人と一緒に狩猟を行うため山に入っていました。そのため警戒心がとても強く番犬として外で飼われるようになったともいえるでしょう。

例えば・・・秋田犬、柴犬、甲斐犬、紀州犬、北海道犬、四国犬など

外で飼うのに向いている犬種③原産が寒い地域の犬

冬の寒さが厳しい日本ではとくに寒さに強い犬種が外で飼うのに向いているといえるでしょう。

ただ寒さに強い犬は日本の夏のように蒸し暑い気候をとても苦手にしているため、夏に暑くなる地域では適切な暑さ対策が必要になります。

例えば・・・シベリアンハスキー、サモエド、バーニーズ、ニューファンドランドなど

外で飼うのに向いていない犬種

外で飼うのに向いていない犬種

外で飼うためには日本の気候に適応できる犬種であることが大切です。

ここでは原産国が暑い地域で寒さに弱い犬種・シングルコートの犬や日本の蒸し暑い夏が苦手な犬種、小型犬など外で飼うのに向いていない犬種を紹介しましょう。

外で飼うのに向いていない犬種①シングルコートの犬種

シングルコートの犬はダブルコートの犬のように寒さから体を守ってくれる役割のあるアンダーコートを持っていません。

シングルコートの犬の被毛はオーバーコートだけなので寒さにはとても弱いといえるでしょう。そのため換毛期がなく抜け毛が比較的少ないことが特徴です。

例えば・・・トイプードル・スタンダードプードル・ヨークシャーテリア・パピヨン・ミニチュアピンシャーマルチーズなど

外で飼うのに向いていない犬種②小型犬

大型犬や中型犬に比べると小型犬は体も小さく簡単に抱きかかえることができますよね。そのため盗難の危険性があります。

また、体が小さいため温度変化に対応することが苦手ともいえるため外で飼うのに向いている犬種とはいえないでしょう。

例えば・・・チワワ・ミニチュアダックスフンド・ポメラニアン・シーズーなど

外で飼うのに向いていない犬種③短頭種

外で飼うのに向いていない犬種③短頭種

一般的に鼻ぺちゃといわれる短頭種の犬は、暑さ・寒さにとても弱い犬種です。短頭種の犬は頭蓋骨の長さ(スカル)に比べて鼻の長さ(マズル)が短く口腔面積が狭いためパンティングがとても苦手なのです。

犬はパンティングで体温調節行うため短頭種はとくに日本の夏の暑さは命にかかわる危険性があるといえるでしょう。

例えば・・・フレンチブルドッグ・ブルドッグ・パグ・シーズー・狆・ラサアプソ・ペキニーズなど

犬を外で飼うメリット

犬を外で飼うメリット

室内で犬を飼うことが多くなり外で犬を飼うことには抵抗がある方もいるかもしれません。ただ、さまざまな理由から犬を外で飼うことを選択する飼い主もいます。

ここでは外で犬を飼うことの5つのメリットについてそれぞれ詳しく考えてみましょう。

犬を外で飼うメリット
  • 室内が汚れない
  • 犬の臭いがつかない
  • 毛がつかない
  • 犬のストレスが溜まりにくい
  • いたずらや誤飲の心配が少ない

室内が汚れない

室内で犬を飼っていると室内で排泄するためのしつけが必要になります。たいていの犬はしつけをすることで排泄はトイレで行うことができるようになりますが、時々失敗することもあります。

また、散歩などで外へ外出した後には砂や石などを室内に持ち込んでしまうこともあるでしょう。そのため室内を綺麗に保つためにはつねに掃除が必要となりますが、外で犬を飼うことで室内が汚れないといえるでしょう。

犬の臭いがつかない

飼い主は気が付かないことがほとんどですが、室内で犬を飼っているとどうしても犬の臭いが服や家具などについてしまいます。

犬が好きな方は気にならないかもしれませんが、犬が苦手な人にとってはとても不快に思うかもしれませんね。

犬を外で飼うことで室内に犬の臭いがこもってしまうことを避けることができるといえるでしょう。

毛がつかない

毛がつかない

犬を飼っているとどうしても気になるのは犬の毛です。とくに抜け毛の多いダブルコートの犬の換毛期の抜け毛は想像を超えているといえるかもしれません。

犬の毛を取り除くために外出前にはコロコロなどを使う必要がありますよね。それでもすべてを綺麗に取り除くことができず、仕事や買い物に行くときに服に毛がついている・ソファーやカーペットに犬の抜け毛がついていることもあります。

犬を外で飼うことで服やソファーなどに犬の毛がつかないというメリットがあります。

犬のストレスが溜まりにくい

犬は外を見ることがとても好きで、外の空気を吸うことでリフレッシュしているのかもしれません。

また、犬を外で飼うときある程度庭の中を自由に動き回れるようにリードの長さを調節する・庭はフリーにすることで犬は自分のペースで動き回ることができます。

外で犬を飼うことで自由に動き回ることができいつも新鮮な外の空気を吸うことができるため犬にストレスがたまりにくいでしょう。

いたずらや誤飲の心配が少ない

室内には犬にとって危険なタバコやボタン・人間の食べ物・ティッシュなどさまざまなものが置かれています。もちろん室内で犬を飼うときには、飼い主は犬がこれらのものを口にしないようにつねに気を配る必要があります。

ただ、犬を外で飼うことで庭や犬が生活するスペースを綺麗にする必要はありますが、犬が室内に落ちている可能性があるタバコやボタンなどの危険なものを口に入れる可能性が軽減されます。

犬を外で飼うデメリット

犬を外で飼うデメリット

犬を外で飼うことには多くのメリットがありますが、さまざまなデメリットがあり、とくに犬の健康管理などの面で影響がでる可能性があります。

ここでは犬を外で飼うことの4つのデメリットについてそれぞれ詳しく解説しましょう。

犬を外で飼うデメリット
  • 体調等の変化に気づきにくい
  • ご近所とトラブルになる可能性がある
  • 室内飼いと比較すると寿命が短くなる可能性がある
  • 不衛生になりやすい

体調等の変化に気づきにくい

室内で犬を飼うことのメリットは、いつも一緒にいることでつねに犬の変化に注意をすることができます。そのため犬の変化に早く気が付くことができ、犬の病気や体調不良などの時にすぐに動物病院へ連れていくことができます。

その反面外で犬を飼っているといつも犬と一緒にいるわけではなく、犬の食欲がない・元気がないなどの体調の変化に気が付くことが遅くなる可能性があるでしょう。犬の体調の変化に気が付くことが遅れたところで犬の健康に影響を及ぼすことも考えられます。

ご近所とトラブルになる可能性がある

大人しい性格の犬でも全く吠えることがないということはありません。不審な人や知らない人が来るとどうしても吠えてしまいますよね。確かに犬が苦手な人にとって犬の鳴き声は不快なものといえるでしょう。

また、犬の臭いや排泄の臭いなどでご近所の方に迷惑をかけてしまうかもしれません。

さらにしっかりと犬をリードでつないでいる、庭への出入り口をしっかり施錠している場合でも犬が脱走してしまうことも考えられます。犬が脱走してしまうと交通事故にあう、ほかの人に噛みつくなどのトラブルが起こるかもしれません。

室内飼いと比較すると寿命が短くなる可能性がある

犬を外で飼っているとフィラリアを代表とする寄生虫が原因により発症する病気のリスクが高くなります。また、飼い主の目が行き届きにくくなり病気や体調変化に気が付きにくくなるため室内犬に比べると寿命が短くなる可能性があります。

さらに日本は四季がありとても気候変化が激しいといえます。外で犬を飼うことで夏の暑さや冬の寒さに対する対策を十分に行うことができないため熱中症や低体温になりやすいともいえます。

また、盗難にあう・犬に不審なものが投げ込まれるなどの様々なトラブルに巻き込まれることも考えられます。

不衛生になりやすい

犬を外で飼うことでとても不衛生になりやすい環境にあるといえるでしょう。犬小屋など雨から逃れることができる場所があるといってもどうしても犬の体が汚れてしまう可能性があります。

そのため犬を綺麗に保つためには室内犬よりも頻繁にシャンプーをしてあげることが必要になります。

また、庭や地面にはさまざまなものが落ちているものや虫などを犬が食べてしまうこともあります。庭や犬小屋などは定期的に掃除をし、いつも清潔にしておく必要があるでしょう。

犬を外で飼うときの注意点

犬を外で飼うときの注意点

犬を外で飼うとき犬を安心した環境で飼育できるようにとくに注意しておくべき4つの注意点があります。

犬を外で飼うことで起こる可能性があるリスクをできるだけ少なくすることができるように4つの注意点を詳しく考えてみましょう。

犬を外で飼う注意点
  • フィラリア等の寄生虫対策を万全に行う
  • 暑い時期の熱中症に注意する
  • 寒い時期の低体温症に注意する
  • 脱走対策を万全に行う
  • 悪質ないたずらに注意する

フィラリア等の寄生虫対策を万全に行う

外で犬を飼うときにとくに注意することは、犬にフィラリア・ダニなどの寄生虫や感染症に感染しないように予防してあげるということです。

犬の病気を早期発見するためにも定期的に獣医師の検診を受け、これらの感染症や寄生虫に感染させないために予防注射や予防薬の投与を毎年忘れないようにすることが大切です。

また、外で飼っている犬は体が汚れやすくなるため定期的にシャンプーをし清潔に保つようにしましょう。さらにダブルコートの犬種が多いため換毛期には抜け毛をしっかり取り除いてあげることも大切です。

暑い時期の熱中症に注意する

暑い時期の熱中症に注意する

日本の夏はとても暑く、蒸し暑いことが特徴です。外で飼うのに向いている犬種は、パンティングを苦手にしているわけではないためある程度の暑さには耐えることができます。

ただ、直射日光が犬に当たらないように犬が日差しから逃げることができる場所を作ってあげることが大切です。日影がない場合は屋根付きの犬小屋かタープなどで日陰を作ってあげるといいですね。

さらに日本の夏はとても蒸し暑いので、犬小屋などを置く場所は風通しの良い場所がいいでしょう。

寒い時期の低体温症に注意する

日本の冬は思いのほか寒くなることがあります。犬が寒さから体を守ることができるように犬小屋の中に毛布などの暖かいものを入れてあげるといいですね。さらに安全な暖房などを設置してあげることもいいでしょう。

また、犬小屋の中に冷たい風が吹き込まないように隙間をなくし、犬小屋の入り口の向きを風が入らないように変えてあげるといいでしょう。

ただ雪が降ったり台風などの悪天候の時は、玄関先でもいいので家の中に入れてあげることも考えることが大切です。

脱走対策を万全に行う

犬を外で飼うときに大切なのは、犬が脱走しないような対策を行うことです。犬をつないでいるリードやリードを固定している杭などが劣化していないかをつねに確認することが大切です。

また、犬がいるスペースのドアのかぎのかけ忘れや開けたままにすることで犬が脱走してしまうことがあります。犬がいるスペースに出入りするときは細心の注意を払う必要があるといえるでしょう。

さらに犬の首輪が劣化していないか・犬の首が首輪から抜けてしまわないかをいつも点検しておくことも大切ですね。

悪質ないたずらに注意する

外で犬を飼うときに大切なことは飼い主以外の人が犬にいたずらをしないかを注意しておくことです。

犬が苦手な人や子どもたちの中にはいたずら半分で犬にさまざまなものを投げたりいたずらをしてしまうことがあります。犬の性格によってはおびえるか怖さのあまり噛みついてしまうことも考えられます。

犬にいたずらされないようにするためにも犬小屋や犬のためのスペースを道路など往来の多い場所から少し離れた場所にするなどの対策を行うことが大切といえるでしょう。

犬を外で飼うことについてのみんなの声

【まとめ】犬を外で飼う前に一度考えよう

どうしても犬を飼いたいけれど室内で飼うことはさまざまな問題があり、外で犬を飼いたいと考えたとき大切なことは犬を外で飼う前にもう一度しっかり考えてみることです。

ほんとうに犬を飼いたいのか・犬を外で飼うときのメリットやデメリットを把握し、それでも犬を飼いたいのかを家族などで話し合う必要があるでしょう。

また、犬を外で飼うためには犬小屋を置く場所や運動スペースが必要です。犬のためにこれらのスペースを確保できるかをしっかりと考えてみることも大切ですね。