パグを飼っている人の特徴5つ|パグの飼い主さんの性格や、パグの飼い方など徹底解説!【パグ飼育者が解説】

パグを飼っている人の特徴

クシャとした顔が特徴的なパグ。短頭種で鼻が短くブサカワいい犬としてとても人気のある犬種です。パグを飼っている人は、「パグ中毒」と呼ばれるほどパグが大好きな人が多く、多頭飼いをしている人も少なくありません。

一度飼ってみるとずっとパグだけを飼いたくなるといわれるパグは、どのような人に飼われているのでしょうか?これからパグを飼ってみたいと思っている方のためにパグを飼う人の5つの特徴や性格・飼い方などを詳しく解説しましょう。

この記事の執筆者

パグ9匹・ミックス2匹・黒柴1匹の12匹を飼い、日々愛犬のお世話をこなす愛犬家

パグはどんな犬種?

パグはどんな犬種?
平均体高オス:25cm~28cm
メス:25cm~28cm
平均体重オス:6kg~9kg
メス:6kg~9kg
原産国中国

パグは、穏やかですが陽気で明るい性格で、活動的です。素直で落ち着いている子が多く、ほかの犬や人への攻撃性がみられることはほとんどありません。

ただ、パグは頑固で頑固でマイペースという一面があり、賢いため子犬の頃から甘やかして育ててしまうとわがままで扱いにくくなることがあります。

また、パグは食べることが大好きなので、食べ物の拾い食いや与えすぎには注意しましょう。パグは太りやすい体質なので適切な体重管理が健康を維持するためには重要になってきます。

パグの歴史やルーツ

パグの起源については諸説ありますが、紀元前400年頃には中国で存在していたといわれています。1500年頃、東インド会社のオランダ人によってヨーロッパにもたらされました。

パグの独特の風貌はヨーロッパの人々の心をとらえ、オランダでは王室の犬として長く飼われていました。日本には16世紀ごろには、すでにやってきていたようです。

また、パグとい名前はラテン語の握りこぶしを意味する「パグナス」が語源とされています。

パグの毛色について

パグの毛色について

パグの毛色は、ジャパンケネルクラブが公認しているシルバー、アプリコット、フォーンまたはブラックが基本となっています。ただ、公認されていませんがホワイトパグやブリンドルなどの毛色も見られます。

また、現在日本では、フォーンとブラックのみが繁殖されていますが、ホワイトパグも見ることができます。ホワイトパグは、日本では現在フォーンとして登録されています。

本来パグの毛色はフォーンでしたが、日本の狆などと交配させることでブラックが作出されました。

パグの平均寿命

パグの寿命は、一般的に12歳から15歳といわれています。2022年のアニコム「家庭どうぶつ白書」では12.6歳という調査結果があります。パグ以外の犬の平均寿命が14.1歳となっていますので、パグは少し寿命が短いといえるでしょう。

ただ、平均寿命はあくまでも目安です。日本のパグでも23歳まで生きた長寿のパグもいます。パグが健康で長生きできるよう飼い主が気を配ってあげることが大切といえるでしょう。

パグはどんな人が飼っているの?飼い主の特徴や性格

パグはどんな人が飼っているの?飼い主の特徴や性格

愛嬌たっぷりの表情をしているパグ。不細工でもかわいいとパグを溺愛し、自らを「パグ中毒」と認めている飼い主が多いことでも知られています。

では、パグをこよなく愛し飼っている人には、どのような特徴があるのでしょうか?ここでは、パグを飼っている人の5つの特徴や性格を解説しましょう。

パグを飼っている人は「動物が好き」

パグを飼っている人は、とても「動物が好き」な人です。パグは、陽気で遊ぶことが大好きな犬種で、多くのパグの飼い主は2頭以上飼っています。

小型犬といってもパグは比較的体重が重く、10㎏以上もある大きめサイズの子もいます。パグを多頭飼いし、世話をすることはとても大変ともいえます。そのため、パグを飼っている人は、基本的にとても動物が好きでパグの世話をすることを苦にしていないといえるでしょう。

パグを飼っている人は「アクティブ」な人が多い

パグを飼っている人は「アクティブ」な人が多い

パグを飼っている人は、「アクティブ」な人が多いといわれています。じつは、パグはがっしりした体つきでほかの小型犬に比べ体重が重いのですが、とても運動が好きで活動的な犬種です。

パグは、飼い主と一緒に散歩をしたり、公園やドッグランなどで遊ぶことを好みます。そのため、パグを飼っている人は、とても活動的でフットワークが軽い人が多く、パグと一緒にキャンプをしたり、ドライブをしたりすることが好きな人が多いといえるでしょう。

パグを飼っている人は「おとなしい」人が多い

パグを飼っている人は、「おとなしい」人が多いといわれています。パグの基本的な性格は、おとなしく小さいことは気にしないタイプ。何も考えてないのでは?と思ってしまうほどおおらかな子もいます。

パグを飼っている人は、パグと同じように小さいことは気にしないおおらかでおとなしい人が多いといわれています。自分自身を前面に出すのではなく静かに見守っているタイプなのかもしれません。

パグを飼っている人は「おだやか」な人が多い

パグを飼っている人は、「おだやか」な人が多いといわれています。パグは本来争いごとを好まず、攻撃性が低い犬種のため番犬には向かない犬です。パグは多頭飼いをしていてもあまりパグ同士で喧嘩をすることはありません。

パグの飼い主の気性が激しいことは、パグにとってはストレスとなるのかもしれません。そのため、パグの飼い主も犬と同じように争いごとを好まず、物静かでおだやかな人が多いのでしょう。

パグを飼っている人は「マイペース」な人が多い

パグを飼っている人は、「マイペース」な人が多いといわれています。パグ自身もマイペースで頑固な一面を持っています。一度決めたことはてこでも動かないほどの頑固さです。

そのため、パグは飼いにくいといわれることもありますが、パグを飼っている人もマイペースで頑固な人が多いのかもしれません。パグを飼っている人は、自分のペースを乱されることに大きなストレスを感じてしまうタイプの人が多いといえます。

パグを飼うのに向いている人【パグ飼育者が解説】

パグを飼うのにむいている人

ブサカワで活動的なパグを一度飼ってみたいと考えている人にとって、パグを飼うのにむいているのはどのような人なのかが気になりますよね。

ここでは、パグを飼うのにむいている人の4つの特徴を詳しく解説しましょう。

時間にゆとりがある人

パグは、毎日の散歩やお手入れに比較的時間が必要な犬種です。そのため、パグを飼うのにむいている人は、パグの世話をするための時間をしっかりととれるゆとりのある人といえるでしょう。

パグは小型犬の中でも十分に運動させることが必要な犬種ですが、激しい運動ではなくゆっくりと散歩をさせてあげるだけで十分です。また、毎日食事の後などに顔や鼻の上のしわの間を拭くなどのお手入れが必要になります。

お家を留守にする時間が長くない人

パグはとても甘えん坊で寂しがり屋のところがあります。飼い主と一緒に過ごすことが大好きなパグを飼うのにむいている人は、お家を留守にする時間が長くない人といえるでしょう。

パグは、あまりいたずらなどをするタイプではありませんが、長い時間の留守番で体調を壊してしまう子もいます。パグだけではありませんが、飼い主とのコミュニケーションはストレスを溜めないという観点からもとても大切なことです。

遊びに付き合ってあげられる人

遊びに付き合ってあげられる人

パグは、見かけによらず活動的で遊ぶことが大好きな犬です。そのため、パグを飼うのにむいている人は、パグとの遊びに付き合ってあげられる人といえるでしょう。

多くの犬種は2歳を過ぎたころから落ち着き、あまり遊ばなくなるといわれていますが、パグは成犬になってもいつまでも飼い主と遊ぶことを楽しむ犬種です。パグは精神的に大人になるのが遅い傾向にあり、いつまでも子犬のようなに遊ぶことを楽しむ犬種ともいえるでしょう。

しつけやトレーニングをしっかりと行える人

パグは、利口ではありますが物覚えはあまりいい方とはいえないので、しつけやトレーニングには根気と忍耐が必要です。そのため、パグを飼うのにむいている人は、しつけやトレーニングを時間をかけてしっかりと行うことができる人といえるでしょう。

パグはとても頑固な一面があるため、わざと失敗することもあります。失敗しても叱らず根気よくしつけやトレーニングを行うことができる心にゆとりがある人がパグを飼うのにむいているといえるでしょう。

パグを飼うのにむいていない人

パグを飼うのにむいていない人

いつも気になっているパグを一度飼ってみたいけれどどのような人がパグを飼うのにむいていないのかを知りたいですよね。

ここでは、パグを飼うのにむいていない人の3つの特徴を詳しく解説しましょう。

時間に余裕がない人

パグは、散歩やお手入れに時間がかかる犬です。また、いつも飼い主と一緒にいたがる寂しがり屋の面があるため、パグと一緒に過ごす時間を十分に作ることができない人はパグを飼うのにむいていないといえるでしょう。

また、仕事などで長時間留守にする人やパグだけで過ごす時間が長くなる人もパグを飼うのにむいていないといえるでしょう。さらに、休日もパグと一緒に過ごす時間を取れないような時間的にゆとりがない場合は、パグを飼うことはおすすめできません。

経済的に余裕がない人

パグは、皮膚炎や外耳炎などの病気にかかりやすい犬種です。さらに、短頭種のため呼吸器官系の疾患や椎間板ヘルニアなどにかかりやすく、病院で治療を受けることが多い犬種ともいえます。

また、原因不明の壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)が発症することもあり、比較的医療費がほかの犬種よりも必要といわれています。

さらに、定期的なワクチン接種や狂犬病の予防接種などの費用もかかるため、経済的に余裕がない人は、パグを飼うのにむいていないといえるでしょう。

ケアや掃除をするのが手間と感じる人

パグは短毛種のため抜け毛が少ないようなイメージがありますが、じつはダブルコートの犬なので抜け毛がとてもに多い犬種です。そのため、毎日こまめな掃除が必要となります。また、パグは獣毛ブラシまたはラバーブラシで定期的なブラッシングをします。

さらに、パグは毎日、顔やしわの間の手入れが必要になります。シャンプーも2週間に1回程度必要なため、お手入れや掃除をすることが手間と感じる人は、パグを飼うのにむいていないといえるでしょう。

パグの飼い方

パグの飼い方

愛嬌があって表情豊かなパグは、見ているだけでもとてもユニークな犬種です。パグとの暮らしを楽しいものとするためにもパグの飼い方を知っておく必要があります。

ここでは、パグの基本的な飼い方について解説しましょう。

パグの飼い方|しつけ編

パグは、牧羊犬などのように訓練性が高い犬種ではありません。そのため、パグのしつけには根気と忍耐が必要になります。また、パグをしつけるときは、体罰などではなく、上手くできたときに大げさなくらい褒めることが大切です。

パグは、褒められることがとても好きな犬なので、また褒めてもらいたいと思わせることでしつけが上手くいくことがあります。

また、パグはとても食べることが好きな犬なので、褒めるときにトリーツなどをあげると早く覚えることができるでしょう。

パグの飼い方|お散歩編

パグの飼い方|お散歩編

パグはとても活動的な犬なので、お散歩がとても好きです。パグの散歩は、毎日朝夕15分から30分程度が理想です。ただ、個体によっては散歩が嫌いな子もいるため、散歩の長さや方法はその子に合ったものにしましょう。

また、パグは短頭種のため暑さや寒さにとても弱い犬種です。とくに日本の蒸し暑い気候は、苦手なため気温の高い日中の散歩は避け、早朝また夜涼しい時間帯に散歩へ行きましょう。パグは暑い季節の散歩の時間は短めにし、クールタオルや保冷剤を持参しましょう。

パグの飼い方|お手入れ編

パグはとても抜け毛の多い犬種です。とくに年2回の換毛期には大量の抜け毛があるため、抜け毛を取るブラシでブラッシングすることで抜け毛対策をしましょう。また、日常的に獣毛ブラシやラバーブラシでブラッシングすることをおすすめします。

パグは、顔のしわのお手入れも必要です。パグの顔のしわとしわの間は蒸れやすく雑菌が繁殖しやすい環境です。そのため、毎日、顔のしわとしわの間や鼻の上を拭いてあげましょう。濡れたタオルで拭いた後はガーゼなどの柔らかい布で水分を取ってあげるといいですね。

パグを飼うときに知っておきたいこと

パグを飼うときに知っておきたいこと

パグはとても表情豊かな犬種でパグを飼っている人は、パグの表情や目で気持ちがわかるほどです。パグとの暮らしを楽しいものにするために、パグを飼う前に知っておくべきことが3つあります。

ここでは、パグを飼うときにあらかじめ知っておくべき3つのポイントを詳しく解説しましょう。

抜け毛の掃除が大変

パグは短毛種ですが、ダブルコートの犬のため個体差はありますが想像以上に抜け毛が多い犬種です。そのため、毎日抜け毛を掃除しなければなりません。掃除機を使う場合は、吸引力のある機種をおすすめします。

また、洋服にも多量の抜け毛がつくていますので、出かけるときは抜け毛が服についていないかをチェックし、コロコロなどで毛を取り除く必要があります。

鼻周りのケアを丁寧に行う必要がある

クシャクシャのしわのある顔が特徴的なパグですが、毎日、鼻の周りのケアを丁寧に行う必要があります。とくに鼻の上は、湿っているため雑菌が繁殖しやすく丁寧に拭いてあげることが大切です。

また、できるだけ乾燥させる方がいいので、濡れタオルで拭いた後はガーゼなどの柔らかい布で余分な水分を拭きとりましょう

パグは鼻周りだけではなく、汚れたままにしておくと口の周りも赤い湿疹などができやすいため、食事をした後は必ず口回りも拭いてあげるといいですね。

飼育環境などの温度管理が必要

パグは鼻の短い短頭種のため暑さ寒さにとても弱い犬種です。そのため、パグは室内飼育し、エアコンなどで室内の温度を一定に保つことが重要になります。

とくにパグは、日本の蒸し暑い気候が苦手なため、夏は一日中エアコンをつけたままにしておきましょう。

また、梅雨の時期など気温が低くても湿度が高い場合も、熱中症になる可能性があるためエアコンのドライ機能を使い、湿度の調節を行いましょう。

パグは、気温25度程度でも湿度が高い室内にいることで死に至る場合もあります。熱中症は命に係わる怖い病気ですが、飼い主が注意することで防ぐこともできます

【まとめ】パグを飼っている人の特徴

パグを飼っている人は、動物が大好きでおとなしくおだやかな人が多いのですが、アクティブな側面もあります。パグと一緒にアウトドアを楽しむ方もいますし、パグを見かけるとすぐに声をかけ、パグ談議に花が咲くこともあります。

また、パグを飼っている人はパグと同じようにマイペースで少し頑固なところもあるためパグとの相性がピッタリといえるでしょう。

パグを飼っている人は、パグとの暮らしを大切にすることでスローなパグライフを楽しんでいるといえます。