ポメラニアンを飼う人の特徴や性格分析!ポメラニアンを飼うときに知っておきたいポイントも解説

ポメラニアン飼う人の特徴

フワフワの被毛とクリっとした大きな瞳、小さな体で元気に走り回るポメラニアンを飼ってみたいと思う方も多いでしょう。

ポメラニアンは陽気な犬種。このポメラニアンを飼っている人は、ポメラニアンの特徴や性格をよく理解しているということのほかにも5つの特徴があります。

これからポメラニアンを飼いたいと考えている方のために、ポメラニアンを飼う人の5つの特徴むかない人の3つの特徴飼い方などについて詳しく解説しましょう。

ポメラニアンはどんな犬種?

ポメラニアンはどんな犬種?
平均体高オス:18~20cm
メス:18~20cm
平均体重オス:約2㎏
メス:約2㎏
原産国ドイツ

ポメラニアンは、とても陽気で活発な性格をしています。また、ポメラニアンは、飼い主と一緒に遊ぶことが大好きで、寂しがり屋で甘えん坊でもあります。

ポメラニアンは、とても人懐っこく誰とでも仲良くなれますが、警戒心が強い側面もあります。またポメラニアンはスピッツの気質を受け継いでおり、警戒しているときや興奮したときに吠えやすい傾向にあります。

ポメラニアンは、小さな体をダブルコートのフワフワの被毛でおおわれているため、年2回の換毛期には抜け毛がとても多くなります

ポメラニアンの歴史やルーツ

ポメラニアンのルーツは、北極圏のエスキモー族などの使役犬だったサモエドで、中世の頃、鼻のとがったという意味のスピッツと呼ばれていたジャーマン・スピッツの子孫です。

1767年に初めてイギリスへ渡ったポメラニアンは、14㎏から23㎏ほどあったといわれています。その後、愛犬家として知られるヴィクトリア女王の愛犬のポメラニアンがとても小さかったため、小さいポメラニアンが人気となりました。

ヴィクトリア女王の影響もありポメラニアンは小型化されていきました。また、1912年に起こったタイタニック号の沈没事故の際、生き残った3頭の犬のうち2頭はポメラニアンでした。

ポメラニアンの毛色について

ポメラニアンの毛色について

ポメラニアンは、現存する犬の中で最も毛色のバラエティーが多い犬種といえます。ポメラニアンのおもな毛色は、ホワイト、ブラック、ブラウン、オレンジ、グレーでこのほかにクリームやセーブル、ブラック・アンド・タン、ブラウン・アンド・タン、スポット、ブリンドル(虎毛)などがあり、そしてこれらのカラーのコンビネーションです。

ポメラニアンの基本的な毛色は、オレンジ、ブラック、クリーム、ホワイトで、これらの毛色を基調としてブルーやグレーの斑点(マール)がある毛色は近年作出された毛色です。

ポメラニアンの平均寿命

ポメラニアンは体が小さいためひ弱そうなイメージですが、じつはとても丈夫な犬種で、平均寿命は13.7歳です。

ポメラニアンは美しい被毛を保つために毎日のブラッシングと適切な食事の管理が必要です。また、目や歯、耳の手入れをしっかり行うことで健康に過ごすことができるでしょう。

ただ、近年に作出された毛色が斑点(マール)の個体では、軽度から重度の、難聴や高眼圧症、屈折異常、小眼球症、虹彩欠損症が発症しやすいといわれています。

ポメラニアンはどんな人が飼っているの?飼い主の特徴や性格

ポメラニアンはどんな人が飼っているの?飼い主の特徴や性格

とても愛嬌がありクルクルっとした瞳で見つめられるとメロメロになりそうなポメラニアン。活動的なポメラニアンは、どのような人が飼っているのでしょうか?

ここでは、ポメラニアンを飼っている人の5つの特徴や性格を紹介しましょう。

ポメラニアンを飼っている人は「動物が好き」

ポメラニアンを飼っている人は、動物が好きです。その理由は、ポメラニアンを飼っている人の多くが多頭飼いをしていること。犬が好きといっても散歩や食事の面倒など複数頭数の世話は大変です。

また、ポメラニアンは、寂しがり屋で飼い主と一緒に遊んだり出かけたりすることが好きな犬種です。

ほんとうに動物が好きな人だからこそ、ポメラニアンを多頭飼いし、ポメラニアンとの楽しい暮らしを満喫できるといえるでしょう。

ポメラニアンを飼っている人は「社交的」な人が多い

ポメラニアンを飼っている人は、いつもニコニコして誰とでもすぐに仲良くなれるようなとても社交的な人が多いといえるでしょう。

ポメラニアンの性格も明るく陽気で楽しいことが大好きです。ただ、ポメラニアンは神経質でシャイな性格もあわせもっているため子犬の頃から社会化の訓練が必要です。

ポメラニアンを飼っている人が社交的なのは、シャイなポメラニアンと一緒にさまざまな場所で多くの人と接する機会を作ってあげることができるからでしょう。

ポメラニアンを飼っている人は「明るくノリが良い」人が多い

ポメラニアンを飼っている人は「明るくノリが良い」人が多い

ポメラニアンを飼っている人は、明るくノリが良い性格をしています。いつも明るくポメラニアンに接することができる性格のため、シャイで警戒心の強い面があるポメラニアンも飼い主と一緒にいろいろな人やほかの犬たちと楽しく遊ぶことができるといえるでしょう。

明るくノリがいい飼い主は、その場の空気を読むことが得意。自然と友達が多くなり、ポメラニアンの社会化に適した環境を作ってあげることができるでしょう。

ポメラニアンを飼っている人は「一人の時間も好き」な人が多い

ポメラニアンを飼っている人は、一人の時間も好きな人が多いでしょう。ポメラニアンを飼っている人は社交的でアクティブな人が多いのですが、ときにはゆっくりと自分だけの時間を有効に使うことができる人ともいえるます。

一人の時間と友達と過ごす時間や仕事の時間の「オン・オフ」をうまく切り替えることができるため、日々、メリハリのある生活をしています。

一人の時間を充実させることで心身をリフレッシュさせ、ポメラニアンとの生活も楽しいものにすることができるでしょう。

ポメラニアンを飼っている人は「アクティブ」な人が多い

ポメラニアンを飼っている人は「アクティブ」な人が多いでしょう。アクティブな人は、いつも動き回っており、さまざまなところへ出かけることも苦にならない行動的な人です。また、向上心があり、多くのものに挑戦する人といえるでしょう。

ポメラニアンは、自動車の音や大きな音、すれ違う知らない人などを怖がる個体も多くいます。そのため、飼い主と一緒にさまざまな場所へ行きたくさんの経験をすることで、物おじしない陽気な性格のポメラニアンに育てることができます。

ポメラニアンを飼うのにむいている人

ポメラニアンを飼うのにむいている人

ポメラニアンを飼いたいと考えている人は、自分がポメラニアンを飼うのにむいているのか不安になってしまいませんか?

ここでは、ポメラニアンを飼うのにむいている人の4つの特徴を紹介しましょう。

時間にゆとりがある人

ポメラニアンを飼うのにむいている人は時間にゆとりがある人です。ポメラニアンは、ダブルコートでフワフワの被毛をしているため抜け毛が多くとくに年2回の換毛期は、部屋中にポメラニアンの被毛が落ちてしまっていることも。

ポメラニアンを飼うときは、美しい被毛を保つために毎日のブラッシングは欠かせません。ポメラニアンは、被毛をカットする必要はありませんが、定期的にシャンプーをしてあげることが大切です。また、ポメラニアンは、基本的にはとても丈夫な犬種ですが歯磨きなどの手入れが必要になります。

お家を留守にする時間が長くない人

ポメラニアンを飼うのにむいている人は、お家を留守にする時間が長くない人です。ポメラニアンは、飼い主と一緒に過ごす時間が大好きです。

また、ポメラニアンは、とても寂しがり屋の側面があり、長時間飼い主に放置されてしまうとストレスを感じ、問題行動を起こす可能性が高くなります。

ポメラニアンを飼うときは、犬だけになる時間ができるだけ短くなるようにしましょう。仕事などで留守をしても飼い主が仕事を終わったらすぐに帰ってきてくれると思わせることが大切ですね。

遊びに付き合ってあげられる人

遊びに付き合ってあげられる人

ポメラニアンを飼うのにむいている人は、ポメラニアンとの遊びに付き合ってあげられる人です。

ポメラニアンは、体は小さいですが活動的で陽気な性格のため遊ぶことがとても好きです。とくに飼い主と一緒にボール投げやおもちゃで遊ぶことが大好きなので、できるだけ一緒に遊んであげましょう。

また、仕事などで留守になりがちな人は、休日にポメラニアンと一緒に遊びスキンシップを取ることで飼い主への信頼をつちかい、無駄吠えなどの問題行動につながらないようにしましょう。

しつけやトレーニングをしっかりと行える人

ポメラニアンを飼うのにむいている人は、しつけやトレーニングをしっかり行える人です。ポメラニアンは、とても利口で物覚えがいい犬種ですが、トイレトレーニングや無駄吠えなどをしつけるときは根気が必要でもあります。

ポメラニアンのしつけのポイントは、「叩いたりしないこと」「すぐにダメなことだとその場で叱る」「覚えるまで繰り返し根気よくしつける」の3つです。とくに要求吠えや無駄吠えなどのしつけのときは、その場で根気よく何回もダメということを教えましょう。

ポメラニアンを飼うのにむいていない人

ポメラニアンを飼うのにむいていない人

ポメラニアンを飼いたいと思うとき、どのような人がポメラニアンを飼うのにむいていない人なのかを知りたいですよね。

ここでは、ポメラニアンを飼うのにむいていない人の3つの特徴を詳しく紹介しましょう。

時間に余裕がない人

ポメラニアンは、健康維持のためにも定期的なブラッシング・シャンプーなどの被毛の手入れや口のお手入れなどを欠かすことができない犬種です。

また、ポメラニアンのトイレトレーニング・無駄吠えやお留守番などのしつけをするとき、繰り返し根気良く教える必要があります。

そのため、ポメラニアンのお手入れ・トイレトレーニングやしつけには、根気と時間的な余裕が必要になります。ポメラニアンを飼うのにむかない人は、時間的に余裕がない人といえるでしょう。

経済的に余裕がない人

ポメラニアンを飼うのにむいていない人は、経済的に余裕のない人といえるでしょう。ポメラニアンに限らず、犬を飼う上で毎年のワクチンや狂犬病の予防接種、フィラリアやノミ・ダニ駆除などの費用が掛かります。

また、ポメラニアンは体が小さいですが活動的な犬種のため、膝蓋骨脱臼などの関節トラブルに見舞われることがあります。室内のフローリングなどが滑りやすいと関節トラブルの原因になるため室内環境をポメラニアンにあったものにする必要があり、そのための費用が必要になります。

ケアや掃除をするのが手間と感じる人

ポメラニアンは、抜け毛が多く口の中の手入れなどを定期的に行う必要があります。ポメラニアンを飼うのにむいていない人は、ポメラニアンのケアを手間がかかると思う人といえるでしょう。

また、ポメラニアンは抜け毛がとても多く、室内にたくさんの抜け毛が落ちていることもあります。さらに、好奇心の強いポメラニアンが床に落ちているボタンなどを誤飲することも。

ポメラニアンを飼うのにむかない人は、こまめに室内を掃除することを手間がかかると考える人といえるでしょう。

ポメラニアンの飼い方

ポメラニアンの飼い方

ポメラニアンは、利口で活発、陽気な性格なので比較的飼いやすい犬種です。ただ、ポメラニアンはスピッツの特徴を残しているため、飼うときには正しい飼い方を知っておく必要があります。

ここでは、ポメラニアンの飼い方の3つのポイントを紹介しましょう。

ポメラニアンの飼い方|しつけ

ポメラニアンのしつけでは、飼い主の「根気と忍耐」が大切になります。ポメラニアンは、利口で物覚えがいいのですが、悪いことをしたときにすぐに怒る・繰り返し根気良く教える・叩かないという3つのことが大切です。

また、ポメラニアンは自己主張が強く、要求吠えする・噛みつくなどの行動に出る可能性がありますので、子犬の頃から良いこと・悪いことをしっかり教えましょう。

ポメラニアンは、攻撃性はありませんが、相手から仕掛けられると向かっていく可能性がありますので、飼い主がコントロールできるようにすることも大切ですね。

ポメラニアンの飼い方|散歩

ポメラニアンは基本的に長い散歩は必要ありませんが、毎日運動させることが大切です。また、ポメラニアンにとっての散歩は、自動車や大きな音・知らない人などに対する警戒心や怖いというイメージを抱かないようにする社会化のための訓練のひとつでもあります。

ポメラニアンは、活動的で飼い主と一緒に遊んだりすることが好きな犬種のため、いろいろなところに連れ出し飼い主と一緒に過ごすことで外は怖くない・楽しいところということを覚えさせることが大切です。

ポメラニアンの飼い方|お手入れ

ポメラニアンの飼い方|お手入れ

ポメラニアンは、ダブルコートの犬のため抜け毛が多い犬種です。ポメラニアンのフワフワの美しい被毛を維持するためには、定期的なブラッシングやシャンプーが必要です。ブラッシングは、できれば毎日、少なくとも週3~4回は行いましょう。

基本的にポメラニアンは、カットは必要ありませんが、最近では「豆柴カット」や「テディベアカット」が人気となっています。ポメラニアンのカットは、飼い主の好みで行うといいでしょう。

ポメラニアンを飼うときに知っておきたいこと

ポメラニアンを飼うときに知っておきたいこと

ポメラニアンはとてもかわいい見た目をしており、小型犬の中でも体が小さいためポメラニアンは飼いやすそうと感じている人も多いでしょう。

ただ、ポメラニアンを飼うときには知っておきたいことがあります。ここでは、ポメラニアンを飼うときに知っておくべき3つのポイントを解説しましょう。

皮毛のケアや、抜け毛の掃除が大変

ポメラニアンは、とにかく抜け毛が激しいので毎日のケアが必要になります。ポメラニアンは、毎日のように抜け毛がありますが、とくに毎年2回の換毛期の抜け毛はとても激しいでしょう。そのため、毎日のブラッシングと室内の掃除がたいへんです。

また、ポメラニアンの被毛を美しく保つためには、定期的なシャンプーも大切です。ポメラニアンはカットは必要ないため自宅でシャンプーすることもできますが、皮膚病にならないようにドライヤーでしっかりと根元まで乾燥させることが大切です。

ポメラニアンは骨折しやすい

ポメラニアンは、室内でも走り回る・ソファーから飛び降りるなどとても活発な犬種のため、ちょっとしたことで骨折しやすい犬種です。

骨折などを防ぐためポメラニアンを飼うときには、滑りやすいフローリングなどには絨毯やクッションシートなどを敷いて滑らないようにする工夫が必要です。

また、ポメラニアンが高いところから飛び降りることがないようにソファーなどにはペット用の階段などを用意してあげるといいですね。

子犬からしつけを行う

子犬からしつけを行う

ポメラニアンは、快活で陽気な性格の反面スピッツ気質が残っており警戒心や神経質になってしまう可能性があります。

ただ、ポメラニアンは利口でよく覚えてくれるので子犬の頃からしっかりしつけを行うと、問題行動が少ない飼いやすい犬となるでしょう。

とくに、自己主張が強く要求吠えなどを繰り返す可能性があるため、ポメラニアンが無駄吠えをしたときはすぐに叱り、無駄吠えは良くないことだと教えましょう。

【まとめ】ポメラニアンを飼っている人の特徴

ポメラニアンを飼っている人の特徴は、ポメラニアンと同じように明るく・快活で活動的な人といえるでしょう。

また、ポメラニアンと一緒のお出かけや遊びを楽しむことができる社交的でノリが良く、ほんとうに動物が好きな人です。

ポメラニアンにしっかりと愛情を注ぐことができ、時間をかけてしつけやトレーニング・お手入れをすることが苦にならない人です。

さらに、ポメラニアンのために室内を綺麗にすることができ、ポメラニアンとの暮らしをしっかりと楽しむことができる人といえるでしょう。