福岡市の子育て環境は?待機児童、支援、助成金を詳しく解説

福岡市の子育て環境

福岡県が子育てしやすい県ランキングで毎年上位にランクインしていることを知っていましたか?福岡県は、子育てしやすいとして移住する人も増加しています。福岡県が子育てをしやすいのには様々な理由があります。

本記事では、福岡県が子育てしやすい理由や子育てしやすい評判のエリア、子育てする場所を選ぶ時のポイントを詳しくご紹介いたします。

福岡市にこれから家族で引っ越す予定がある、もしくは既に福岡市に住んでいる小さなお子様を持つ方は、この記事をチェックして参考にしてみて下さいね。

福岡は子育てにぴったりの街?

福岡は子育てにぴったりの街?

福岡は、子育てにぴったりの街なのでしょうか?福岡は、東京、大阪、名古屋に続いて栄えている都市として知られています。福岡と聞くと、美味しい食べ物がたくさんあるという印象を持っている方が多いでしょう。

しかし、それだけではありません!

福岡は、交通の便がとてもよく、公共交通機関が発達しているため、バスや鉄道での移動がとてもスムーズです。また、自然と都会のバランスがとても良く、偏っていないのでとても住みやすいと感じる方も多いです。

子育ておいてとても大切な治安も近年改善してきており、子育てを町全体で見守るという雰囲気があります。

福岡では、子育てを積極的に応援するお店が登録する「子育て応援の店」という制度もあります。このことからも、子育てに積極的な人、サポートする体制がしっかりしていることがわかるはずです。

福岡市の子育て支援

福岡市の子育て支援

福岡県福岡市は、全国でも子育てしやすい街として注目を集めています。その証拠として、子育てや移住したいランキングでは、毎回上位を獲得しています。

福岡市では、市と企業が一体となって子育てしやすい街づくりをしています。
ここからは、福岡市の数多くある子育て支援の取り組みの中から、特に注目すべきものを厳選して紹介していきます。

福岡市子育て支援コンシェルジュ

福岡市は子育て支援コンシェルジュといって、保護者向けに各区の子育て支援課で保護者からの相談を受けて、世帯の希望や就労状況等を伺い、それぞれのニーズに合わせた保育サービスを提案する専門の相談員を配置しています。

どこの保育園がいいのか、家の近くで通えるかなど様々な質問に対して親身になって聞いてもらえるので、初めて保育園探しで不安な方におすすめです。初めてのお子様の入園、入所は不安が多いかと思います。そのような時に、ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。

福岡市子育て支援コンシェルジュ

昼間校庭開放

休日に子供を安心して遊ばせられる場所がない!という方のために、福岡市は学校が休みの週末に小学校の校庭を開放しています。

基本的には土曜、日曜、祝日、夏休みなどの長期休業中が対象で、特に手続きが必要なく利用することができます。開放している時は、学校に青い旗が掲げられますので目印にしてくださいね。

昼間校庭開放について

育児サークル

育児サークルは、福岡市で子育て中のお母さん方が中心に活動しているグループです。

地域にはいくつもこのようなグループがあり、「保育園選び」、「育児の悩み」、「子育ての情報交換」など先輩ママに気軽に相談できたり、一緒に活動することができます。

育児サークルのグループは、その地域の公民館で月に2~4回程度の頻度で開催されていますので、時間が合う日程で参加してみてはいかがでしょうか。エリアごとのグループ詳細は、市のホームページに記載されていますのでご確認ください。

育児サークルについて

子どもプラザ

子どもプラザは、福岡市にお住まいで乳幼児がいる方ならどなたでも利用できる親子の交流の場です。

「親子で自由に過ごせる遊びたい」、「他の親子と交流したい」という方におすすめです。子供との時間を作りながら、他のママさんやパパさんと交流することができるので、情報交換の場ともなります。

子どもプラザは、初回のみ登録が必要ですが無料で利用ができ、福岡市内のモールなどにあります。お買い物のついでなどでも利用ができて便利ですね。子どもプラザには閉館日が設けられているので、市のホームページで事前に確認してみてください。

子供プラザについて

福岡市の待機児童問題

福岡市の待機児童問題

小さいお子さんがいる家庭の方は、福岡市で「保育園に入れるか」、「待機児童にならないか心配」と心配している方も多いでしょう。インターネットで調べても、数字ばかりで福岡市の待機児童についてどうなっているのかというわかりやすい結果を探すのは難しいことが多いです。

そこで、ここでは福岡市の待機児童の状況や入所の優先順位についてわかりやすくご紹介いたします。

福岡市は認可保育園に入りやすい

福岡市の待機児童数は例年減少傾向にあり、20人程度に収まっています。ということは、自宅から徒歩20分から30分圏内にある認可保育園に空きがなく順番待ちをしている児童は20人だけということになります。

そのため、関東などの都市圏に比べると保育園に入りやすい状況だと言えます。また、福岡市は待機児童ゼロを目指しているので、今後に期待が集まります。

このような点からも、福岡市が子育て世代に人気なのでしょう。

未入所児童は依然として多い

未入所児童とは、自宅から20分~30分圏内に空きがある保育所があるが、家の近くの保育所などを希望しており順番待ちをしている場合です。
また、希望の保育園などがあり順番待ちをしている場合も含まれます。

福岡市の未入所児童は、1200人程度と減少はしているものの、依然として高い数値です。しかしながら、2020年には14園もの新しい認可保育園が開設予定となっていたり、今後改善される可能性は大いにあります。

どうしても保育所に入園させたいという場合は、認可外保育施設を利用することもできます。その場合も用件に当てはまれば、無償化制度に当てはまるのでぜひチェックしてみてください。

子ども家庭庁 幼児教育・保育の無償化について

入所の優先順位は点数式

福岡市では、保育園に入所するにあたり家庭環境によって優先順位を設けており、以下の用件に当てはまる場合は、優先度が高くなります。

  • 居宅外労働時間が一ヶ月160時間
  • 預けたい子どもの兄弟姉妹と同じ保育施設を利用希望する
  • 保護者に疾病や障害がある
  • 小規模保育事業などの卒園児が連携している施設を利用する予定
  • ひとり親家庭
  • 保護者の一方が不在の世帯

福岡市には、認可外保育施設を利用している場合でも優先順位が高くなることはありませんので、注意が必要です。

福岡市の子育てに関する手当て、助成金、補助金

福岡市の子育てに関する手当て、助成金、補助金

子育てには、何かとお金がかかりますよね。

そこで、知って得する福岡市の子育てに関する手当や助成金をここではご紹介いたします。受給者として当てはまる場合は、ぜひ申請してみましょう。

児童手当

子育てには、とてもお金がかかりますよね。毎月少しでも助成金がもらえたら家計も助かりますよね。

福岡市では、児童手当を子供一人につき定額を毎月受け取ることができます。所得制限がありますが、所得上限を超えていても5,000円を受け取ることができます。金額は、以下の表を参考にしてください。

対象となる児童の年齢等 児童一人あたりの月額
 3歳未満(3歳の誕生日の属する月まで)  15,000円
 3歳~小学生(第1子,第2子)  10,000円
 3歳~小学生(第3子以降※)  15,000円
 中学生  10,000円
 所得制限限度額以上の方  5,000円

児童手当等は、申請が遅れてしまうと過去分の請求はできませんので、なるべく早めに申請することをおすすめします。

児童手当について

保育料無償化制度

福岡市でも、幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスの児童、住民税非課税世帯の0歳から2歳児クラスの児童は、要件を満たせば保育料が無料になります。

基本的に、3歳から5歳児クラスの児童については、保護者が月60時間以上の就労をしている、または、妊娠中、求職中などの場合に適応になります。
また、その他の状況下において保育が必要と認められれば、この制度を利用することが可能です。

「利用できるかわからない…」という方は、ぜひ福岡市のホームページ、または直接問い合わせてみてください。

まとめ

子育てしやすいと言われている福岡市の子育て環境を待機児童、子育て支援、手当や助成金の側面から紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。

福岡市は開発も進み、交通の便が良く、物価が関東に比べて安いことから移住先として多くのファミリー層から人気を集めています。

子育て環境もよく、市と企業が一体となって子育て支援を積極的に行っているので、会社に託児所がある場合なども多いです。また、待機児童数も毎年減少傾向にあるので働きながら子供を育てやすい環境と言えます。

福岡市にこれから家族で引っ越す予定がある、もしくは既に福岡市に住んでいる小さなお子様を持つ方は、この記事をチェックして参考にしてみて下さいね。

また、この記事を見ている人には、「福岡の大手不動産会社ランキングTOP7|プロが推したいおすすめ店舗を紹介!」記事もおすすめです。

Homeeeマガジン編集部

Homeeeマガジン編集部
Homeeeマガジンは、不動産・住まい・暮らしに関するニュースやコラムなどの情報を配信するサイトです。日頃から不動産従事者さんと様々な関わりがあるメンバーが、正確でわかりやすい記事にしてご紹介いたします。
(Visited 2,851 times, 1 visits today)

この記事をシェアする