京王線の混雑状況はどれくらい?混雑率や空いている時間帯を紹介!

京王線 混雑 状況

京王線は都心にアクセスしやすいため、周辺でアパートやマンションを探す方は多くいます。

京王線を利用する場合に知っておきたいことは、混雑状況です。どれだけアクセスがよくても、毎回のように混雑していると疲労感は大きくなります。

混雑状況や空いている時間を把握することで、通勤や通学時のストレスを軽減できます。

この記事では、京王線の混雑状況や混雑の定義、空いている時間帯、京王線で住みやすい街を詳しく紹介します。

京王線の概要

京王線 混雑 状況

京王線は、京王電鉄の新宿駅と京王八王子駅を結ぶ路線で、東京の「京」と八王子の「王」の頭文字を取って「京王」です。

路線距離は37.9km、京王線にまたがる駅の数は34駅で、新宿駅と相互乗り入れを行っていることから千葉県まで簡単にアクセスできます。

列車の種類は普通、快適、区間急行、急行、特急の5種類あり、有料座席指定で新宿~京王線八王子・橋本間で運行されている京王ライナーもあります。

鉄道の利用客が非常に多い新宿駅に発着することや、路線に大学や高校などがあるため、通学で利用する人が多いのも特徴です。

また、京王線の路線はほとんどのエリアが開発されており、住宅地が多いこともあって通勤で利用する人数も他の路線に比べて多くなっています。

そのため、首都圏において京王線は混雑しやすいといわれています。

京王線の混雑状況

京王線 混雑 状況

ここでは、京王線の混雑状況を紹介します。

混雑の定義

列車の混雑状況を表わす指標の1つに、国土交通省が定めた「混雑率」があります。混雑率の目安は下記の通りです。

  • 100%:座席につくか、つり革やドア付近の柱につかまることができる
  • 150%:新聞は立ったままで広げて楽に読める
  • 180%:新聞は折りたためば読める
  • 200%:体が触れ合い圧迫感があるが週刊誌程度なら読める
  • 250%:列車がゆれるたびに体が斜めになって身動きが取れない

参考:国土交通省-三大都市圏における主要区間の平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移

混雑を少しでも避けるためには、混雑率が低い時間帯やエリアを選びましょう。

京王線の混雑率

国土交通省が平成29年に発表した、東京圏における主要区間の混雑率によると、京王線の朝のラッシュ時の混雑率は下記のようになっています。

線名

区間

時間帯

混雑率

京王

下高井戸→明大前

7:45~8:45

167%

160~170%ということもあり、立ったままでスマホは触れるくらいの混雑率です。しかし、実際には混雑率がさらに高いと感じている乗客は多いため、あくまでも目安の1つとなります。

京王線の遅延状況

京王線は遅延が多い路線で、完全に運転が見合わせになることは少ないものの、10分程度の遅れは珍しくありません。

京王線が遅延しやすい理由として下記が挙げられます。

  • 慢性的な混雑
  • 踏切による人身事故や緊急停止
  • 朝は2~3分間隔の過密ダイヤである
  • 都営新宿線の遅延の影響を受ける

朝のラッシュで特に遅れが生じやすい列車の種類は、特急や急行、区間急行などです。

停車駅が少ないため、長距離利用者はこれらの列車を多く利用し、乗降に時間がかかって遅れにつながります。

京王線のリアルタイムの混雑状況を把握する方法

京王線のリアルタイムの混雑状況を把握する方法として、京王グループの公式サイトやTwitterなどがあります。

京王グループの公式サイトでは、列車に15分以上の遅れが発生した場合や予想される場合、リアルタイムで知らせてくれるため参考にしましょう。

京王グループのTwitterでも、運休やダイヤの乱れがあれば投稿されています。

また、京王線では5分以上の遅延時間が発生した場合に遅延証明書を発行しているため、列車が原因で仕事や用事に遅れたときは利用する人も多いです。

他にも、Twitter検索で「京王線 混雑」、「京王線 遅れ」などのワードで調べて「最新」を選ぶと、リアルタイムの乗客のつぶやきが確認できます。

京王線が混雑しやすいタイミング

京王線 混雑 状況

京王線の混雑によるストレスを減らすためには、京王線が混雑しやすいタイミングを知っておきましょう。ここでは、京王線が混雑しやすいタイミングを時間帯と区間ごとに紹介します。

京王線が混雑しやすい時間帯

京王線の上り線の混雑ピークは7:00~8:30の朝ラッシュで、どの列車も混雑しています。特急や急行で特に混雑がひどく、混雑率が180%を超えることも珍しくありません。

8:30以降になると朝ラッシュの混雑は次第に和らいでくるものの、上り線においては特急や急行を中心に激しい混雑が続きます。10時以降は、比較的空いている時間帯です。

京王線の下り線の混雑は16:00を過ぎたあたりから徐々に増えて、18:00~20:00にもっとも混雑する帰宅ラッシュに突入します。20:00を過ぎると、帰宅ラッシュのピークは落ち着いてきます。

京王線が混雑しやすい区間

朝の通勤ラッシュで特に混雑しやすい区間は、下高井戸~明大前区間です。また、特急や急行などの停車駅が少ない列車は調布~明大前区間の長い区間で混雑が発生します。

帰宅ラッシュで特に混雑しやすい区間は、明大前~下高井戸区間です。調布まで行くと、橋本方面と京王八王子に向かう乗客に分かれることから、車内には余裕がでます。

京王線の混雑を回避する方法

京王線の混雑を回避する方法として、下記のような方法があります。

  • 各駅停車の普通列車を利用する
  • 通勤通学ラッシュ時間を避ける

京王線の混雑を避けるためには、通勤通学ラッシュ時間を避ける方法が一番です。しかし、通勤通学の時間を大きく変えることは難しい方も多いでしょう。

その場合は各駅停車の列車がおすすめです。鉄道を利用する多くの人は、目的地に早く着く電車を選択する傾向にあるため、急行や特急が混雑しやすい特徴があります。

そのため、所要時間が長い各駅停車の列車は、最後の選択肢となるケースが多く、急行や特急に比べると混雑率が低いケースも多いです。

各駅停車の場合は、始発駅である京王八王子から終点の新宿駅までの所要時間は75分となるため、時間に余裕を持って利用しましょう。

京王線付近の住みやすい街

京王線 混雑 状況

京王線付近は乗り換えがしやすく、どこに行くのも便利であるため高い人気があります。京王線付近で物件を探すなら、下記の街が住みやすくおすすめです。

  • 笹塚駅:新宿駅まで5分という利便性の高さ
  • 明大前駅:新宿や渋谷へのアクセスが良好
  • 調布駅:すべての電車が停車して家賃もリーズナブル
  • 仙川駅:治安がよく大きな商店街がある
  • 府中駅:娯楽施設や大型商業施設があり犯罪率が低い

新宿駅から遠いほど朝のラッシュ時に座れる確率は高まりますが、反対に夕方のラッシュは長時間立った状態になることが想定されます。

家賃の予算も踏まえながら、職場や学校から近い街を選ぶことをおすすめします。

まとめ

京王線は人気の路線であり、上りは朝の7:00~8:30、下りは18:00~20:00を中心に混雑します。

ピーク時の混雑率は170%前後となり、さらに混雑する場合もあるため、可能であればラッシュ時間を避けた利用がおすすめです。

少しでも混雑を避けるなら、各駅停車の普通列車を利用するのもよいでしょう。京王線から新宿駅までなら各駅停車でも75分で到着します。

また、京王線付近は住みやすい街がたくさんありますが、その中でも笹塚駅、明大前駅、調布駅、仙川駅、府中駅などは利便性が高くおすすめです。

京王線の周辺で物件を探している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

Homeeeマガジン編集部

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