東西線が混雑する時間帯は?混雑率や混雑区間を紹介

東西線 混雑 時間帯

東西線は都心はもちろん周辺エリアにもアクセスしやすいため、沿線上でアパートやマンションを探したい方もいるのではないでしょうか。

しかし、東西線を利用する際は混雑する時間帯を知っておくことが重要です。どれほどアクセスが良好でも、混雑率や混雑区間を把握しておかないと疲労感に苛まれます。

一方で混雑する時間帯を把握しておけば、通勤や通学のストレスを軽減できるでしょう。この記事では、東西線が混雑する時間帯、混雑率や混雑区間、東西線で住みやすい街を紹介します。

東西線の概要

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東西線は東京メトロが運営する地下鉄の路線で、東京都心を東西に貫く形で走っています。

車両はラインブルーのラインカラーで、路線は総延長で約30kmにも及びます。これは「都営地下鉄大江戸線」「横浜市営地下鉄ブルーライン」に次いで、日本で三番目の長さです。

東西線沿線には23の駅が設置されており、大手町や日本橋といった繁華街が広がっているため、常に通勤客で賑わっています。

また、高校や大学、専門学校の最寄り駅となっている高田馬場や飯田橋には通学する学生が行き交い、賑やかな街並みを形成しています。

東西線は、東京メトロ副都心線以外の都内を走るすべての地下鉄と接続駅を有していることもあり、非常に混雑する路線としても有名です。

東西線の混雑状況

東西線 混雑 時間帯

東西線は混雑しやすい路線として有名です。ここでは、東西線の混雑状況を紹介します。

混雑の定義

列車の混雑状況を表わす指標の一つ、それが国土交通省の定める「混雑率」です。混雑率の目安は下記の通りとなっています。

  • 100%:座席に座れる・つり革やドア付近の柱に掴まれる状態
  • 150%:立ったままであれば新聞を広げて読める状態
  • 180%:新聞を折りたためば何とか読める状態
  • 200%:圧迫感があるものの週刊誌程度は読める状態
  • 250%:列車が揺れる度にぶつかり合い身動きが取れない状態

参考:国土交通省-三大都市圏における主要区間の平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移

あくまでも混雑率は目安とはなるものの、150%を超えたあたりから徐々に混雑具合が増してきます。200%を超えると圧迫感を抱き、新聞や週刊誌を読むのも一苦労です。

そのため、混雑率が気になる場合は混雑率の低い時間帯や区間を選びましょう。

東西線の混雑率と混雑区間

国土交通省が平成29年に発表した東京圏における『主要区間の混雑率』によると、東西線における朝のラッシュ時の混雑率は下記の通りです。

線路名 東西線
区間 木場→門前仲町
時間帯 07:50~08:50
混雑率 199%

190%〜200%ということもあり、常に圧迫感を抱くほどの混雑率となります。

週刊誌を読んだりスマホを弄ったりする程度は可能なものの、周囲の乗客を気にしなくてはならないため、快適とは言い難い環境です。

東西線の遅延状況

東西線は遅延が稀に発生する路線で、完全に運転が見合わせになることはあまりないものの、10分程度の遅れが生じることは珍しくありません。

東西線が遅延しやすい理由としては、次のような理由が挙げられます。

  • 慢性的な混雑
  • 他路線の遅延による影響
  • 踏切による人身事故や緊急停止
  • ラッシュ時は2~3分間隔の過密ダイヤ

東西線のような慢性的に混雑している路線は、一部で遅延が発生すると連動して他の駅でも遅延が発生します。乗客同士のトラブルでも遅延が発生するため注意が必要です。

他にも、踏切による人身事故や緊急停止で遅延が発生することも珍しくありません。人身事故や緊急停止の頻度は多くないものの、少なくとも年に数回程度は発生します。

なお、通勤ラッシュや通学ラッシュなど、ラッシュ時の過密なダイヤによって遅延が発生することもあります。

東西線のリアルタイムの混雑状況を把握する方法

東西線の混雑状況をリアルタイムで知るためには、東京メトロが配信している「東京メトロmy!アプリ」がおすすめです。

2022年3月24日から東西線のリアルタイムな混雑状況が配信されており、銀座線・丸ノ内線・千代田線・有楽町線・副都心線を含め、計6路線の混雑状況を確認できます。

アプリでは、デプスカメラ設置駅でリアルタイムに計測した混雑状況と列車の混雑変化を予測した情報をまとめて提供しているため、混雑状況を瞬時に判断可能です。

他にも「X(旧Twitter)」で「東西線 混雑」「東西線 遅延」などと検索すると現在の情報が把握できるため、東京メトロのアプリとSNSの両方を駆使しましょう。

東西線が混雑しやすいタイミング

東西線 混雑 時間帯

東西線の混雑によるストレスを減らすためには、混雑しやすいタイミングを知っておくことが重要です。ここでは、東西線が混雑しやすいタイミングを紹介します。

東西線が混雑しやすい時間帯

東西線が混雑しやすい時間帯は、次の通りです。

  • 午前:7:30~8:00
  • 午後:18:00~19:00

一般的に東西線が混雑するのは、朝方と夕方の2つの時間帯です。1つが朝のラッシュ時である7:30~8:00、もう1つが夜のラッシュ時である18:00~19:00となります。

この2つの時間帯は混雑率が180%〜200%近くに達することもあるため、移動のストレスを緩和するためには避けるのが賢明です。

東西線が混雑しやすい区間

東西線が混雑しやすい区間は、次の通りです。

  • 中野方面:木場→門前仲町
  • 西船橋方面:大手町→西葛西

東西線で最も混むのが、中野方面の「木場→門前仲町」間と西船橋方面の「大手町→西葛西」間です

この2つの区間は各駅を通過すると徐々に混雑が収まりますが、ラッシュ時には身動きが取れないほどの混雑状況となることもあります。

途中駅から乗車して座れるケースは稀なため、空いている車両を探すか時間をずらすなど工夫しましょう。

東西線の混雑を回避する方法

東西線の混雑を回避する方法として、下記のような方法があります。

  • 各駅停車の普通列車を利用する
  • 通勤通学ラッシュを避ける

東西線の混雑を回避するには、各駅停車の普通列車を利用するようにしましょう。

快速列車や特急列車の場合は、最終目的地まで混雑します。各駅停車は時間がかかるものの、急ぎではない方が乗車する傾向にあるため、比較的混雑を回避可能です。

また、通勤通学ラッシュを避けるのも効果的といえるでしょう。

通勤ラッシュや通学ラッシュの時間帯は、社会人や学生で混雑します。特に朝と夕方は混雑率が180%〜200%近くに達することもあるため、意識的に避けたいです。

混雑を回避したい場合は、いつもより早めに家を出る、もしくはいつもより遅めに家に帰るなど乗車する時間帯を工夫してみてください。

東西線付近の住みやすい街

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東西線付近は乗り換えがしやすく、どこに行くのも便利であるため社会人や学生から高く支持されています。東西線で物件を探すなら、次の街が住みやすくておすすめです。

  • 西船橋駅:東西線東側の始発駅で、JR総武線も利用できる便利な駅
  • 妙典駅:中野方面行きのみ始発電車が存在する、穴場な駅
  • 中野駅:東西線西側の始発駅で、大手町や日本橋へのアクセスにも便利な駅
  • 浦安駅:東西線快速電車の停車駅で、東京ディズニーリゾートにも行きやすい駅
  • 葛西駅:家賃がリーズナブルで駅前から成田空港・羽田空港へのリムジンバスも出ている駅

特に通勤・通学を重視する方には、「西船橋駅」「妙典駅」「中野駅」がおすすめです。

また、テーマパークへのアクセスが抜群な「浦安駅」周辺や、空港へのアクセスが抜群な「葛西駅」周辺も住みやすい街といえるでしょう。

ただし、住み心地は実際に住んでみないことにはわからないため、気になる街がある場合は実際に自分の足で散策して判断することが重要です。

まとめ

東西線は、東京都心を東西に走る地下鉄路線であるため非常に混雑します。

特に「木場→門前仲町」は混雑する区間として知られ、その混雑率は180%〜200%に達することも珍しくありません。

他にも、朝と夕方の時間帯は通勤ラッシュ・通学ラッシュに遭遇するため、混雑した車両に乗らなくてはならない可能性もあるでしょう。

そのため、混雑を避けたい場合は「東京メトロmy!アプリ」やSNSを活用し、リアルタイムの情報を集めるのが賢明です。

また、各駅停車の普通列車を利用したり、通勤通学ラッシュを回避したり、工夫次第で快適に乗れる場合もあります。

東西線沿線での暮らしを考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

Homeeeマガジン編集部

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