渋谷と言えば、多くの高層ビルが立ち並んでおり、働く場所として訪れる人や、ファッションビルや飲食店、繫華街なども多い為、買い物目的で訪れる人が多いですよね。
また、日本有数の観光地としても知られており、外国人観光客の数が多いという特徴もあります。「住む」「暮らす」というよりも遊びに来る街と考えていることの方が多いのではないでしょうか?
しかし、そんな渋谷区では、妊娠時や出産時に受けることが出来る補助が多く、助成金や手当などが充実しているのです。妊娠した時には1回の検査で数千円の費用が発生しますし、妊娠糖尿病などになってしまうとさらに多くのお金が必要になったりもします。
この記事では、渋谷区にお住まいの方が受けることが出来る助成金や手当、サービスなどをご紹介させていただきたいと思います。
条件に該当する方は、申請することで受け取ることが出来ますが、何もしないと貰うことは出来ません。これから渋谷区に引っ越しを考えている方も参考にしてみて下さい。
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渋谷区の妊娠・出産時の助成金や手当について
日本では少子高齢化が加速的に進んでおり、出産をする人の数が年々減少しています。今後の日本を背負っていくような子供が減ることは大きな問題であり、国全体で解決するべき課題点でもあります。
一人でも多くの方が出産してくれるように、区では様々な補助制度が設けられています。若者の街として知られる渋谷区でももちろん助成金などの制度があり、利用しないと損をしてしまうので、もし妊娠が分かった時には必ずチェックしておくべき情報でもあります。
以下では、渋谷区にお住まいの方が受けることが出来る助成金や手当、サービスについて詳しくご紹介していくので、確認していきましょう。
ハッピーマザー出産助成金
ハッピーマザー出産助成金は、出産時の経済的な負担の軽減を図り、安心して出産出来るように設けられた制度です。
1人の出産につき限度額10万円となっていますが、加入している健康保険から付加給付が支給される場合には、その額を控除した金額が支給されます。
付加給付とは、出産の際には加入している健康保険から出産育児一時金として法定給付金の42万円から40万4千円が支給されますが、これに加えて健康保険が独自に給付するものを付加給付と言います。
健康保険によって付加給付の金額は異なるので、受け取ることが出来るハッピーマザー出産助成金の金額は人それぞれ変わってきます。
助成対象
ハッピーマザー出産助成金の受け取ることが出来るのは、妊娠12週(85日)を超えて出産し、出産日の3か月前から申請日まで継続して渋谷区内に住民登録があり、健康保険に加入している人が対象となります。
ずっと渋谷に住んでいる人はもちろん対象になりますが、途中で引っ越ししてきた方は当てはまるかしっかりと確認しましょう。また、申請期間は出産日から起算して1年以内になっているので、忘れずに申請するようにしましょう。
申請に必要な書類
まずは、申請書に必要事項を記入する必要があり、さらに以下の3つの書類を一緒に添付する必要があります。
- 出産の事実を証明する書類:母子手帳の「出生届出済証明」の写しや、出征証明書など
- 申請している人が加入している健康保険証の写し
- 付加給付金額を証明する書類:出産育児一時金支給決定通知書の写し、加入健康保険ホームページの写し、加入健康保険が発行している出産の手引きなど
ハッピーマザー出産助成金の申請書は以下のPDFを両面印刷し使用することが出来ます。
⇒ハッピーマザー出産助成金支給申請書兼請求書(PDF 162KB)
子ども医療費助成
子ども医療費助成は、乳幼児医療証と子ども医療証の2種類があり、渋谷区内に在住で健康保険に加入している子どもの医療費を助成する制度になります。
保険内診療の自己負担分を助成してもらうことができるため、体調を崩しやすい子供を安心して病院に連れていくことが可能となります。申請を行うと医療証が発行されるので、その医療証を病院で提出することで利用することが可能となります。
助成対象
2種類の医療証を受け取ることが出来るのは以下の子供が対象となります。
- 乳幼児:生まれてから6歳になった最初の3月31日まで
- 子ども:15歳になった最初の3月31日まで
乳幼児の医療証を持っている方は、小学校の入学時に子どもの医療証が郵送されて来るので、改めて申請する必要はありません。
申請に必要なもの
医療証を発行する為に必要なものは申請書を除いた以下の2つです。
- 印鑑
- 子どもの加入の健康保険証
助成を受けることが出来るのは、申請を行った日からになります。しかし、出生・転入から14日以内に申請すると出生・転入の日から有効になるので、忘れずに申請を行うようにしましょう。
子ども医療費助成の申請書は以下のダウンロードページから印刷することが出来ます。
⇒子ども医療費助成医療証交付申請書(PDF 262.25KB)
児童手当
児童手当は基本的には、出生届を区役所に提出した時に、同時に申し込むことが多いと思います。恐らく、区役所の職員の方から説明があり、そのまま申請を行うことが出来ますが、簡単に概要について説明していきたいと思います。
原則として年に3回、2月、6月、10月の支給月に、前月分までの手当を指定した口座に振り込んでくれます。児童手当の手当額は以下のようになります。手当額は全て月額の表示となっています。
- 3歳未満(1人につき):15,000円
- 3歳以上から小学校修了前まで:10,000円(第3子以降は15,000円)
- 中学生(1人につき):10,000円
年に3回、4か月分が一度に支給されるので、3歳未満の場合であれば60,000円が2月、6月、10月に支給されるという計算になります。
また、前年の所得が所得制限額以上の方は特例給付を受けることが可能となり、子供の年齢に関係なく1人につき月額5,000円が支給されます。
特例給付については以下のページをご覧ください。
支給対象
支給対象となるのは、原則として以下の全てに該当することが条件となります。
- 中学校修了前(15歳になった最初の3月31日まで)の日本国内に住民登録のある児童を養育し、生計を担っている父または母である
- 渋谷区に住民登録があり、児童も日本国内に住民登録をしている
請求者は、父母のうち所得が高い方になります。また、請求者が単身赴任などで渋谷区ではない場所に住んでいる場合は、その場所で申請を行う必要があります。
申請に必要なもの
請求者と支給対象の児童が住民票上で同居している場合は以下のものが必要となります。
- 児童手当・特例給付認定請求書:PDFをダウンロードし印刷することで発行可能。
- 請求者名義の口座情報:請求者の配偶者・お子さんの口座は登録不可。
- 印鑑:認印でも可能。
- 請求者の健康保険証のコピー又は厚生年金等加入証明書:加入している健康保険が「国民健康保険組合(食品販売・弁護士・医師・理容・美容など)」の場合は、厚生年金等加入証明書の提出が必要です。
もし、請求者と支給対象の児童が住民票上で別居となっている場合は、上記のもの以外に以下の「児童手当・特例給付・別居監護申立書」の提出が必要になります。
新生児訪問・こんにちは赤ちゃん訪問
新生児訪問・こんにちは赤ちゃん訪問は、乳幼児や妊産婦がいる家庭に、必要に応じて保健師や助産師が自宅に訪問してくれて、悩みや気になることの相談に乗ってくれる制度になります。
生後すぐは赤ちゃんの様子が気になる期間となりますし、どれくらいミルクを飲ませれば良いのか分からない時や、ホルモンのバランスが崩れ顔にぶつぶつが出来て心配になることもあります。そんな悩みを解決へと導いてくれますし、出産後のお母さんの体を気遣い自宅まで来てくれるので便利なサービスとなっています。
新生児訪問
生後28日までの新生児には、保健師や助産師が訪問します。授乳についての悩みや、体重の増加、便秘など必ずと言っていいほど悩みがあると思います。専門家にしっかりと相談をして、一つでも疑問をなくすことは今後の為にも非常に重要なことになると思います。
こんにちは赤ちゃん訪問
生後4か月までの乳児がいる家庭全てに、保健師・助産師または看護師が訪問し、健康状態の確認や育児・産後の相談、地域の子育て情報の提供を行っています。
1か月から2か月が経過すると、ある程度落ち着きが出てきますが、新たな悩みも出てくると思います。保育園へ預け入れを行うのであれば、なるべく早めに行動するようにしましょう。
生後2か月になると訪問の手紙が送付されて来るので、しっかりと確認しておきましょう。
まとめ
渋谷区で行っている、妊娠・出産時の助成金制度や手当についてご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
渋谷区に限らず、区ではこのような制度が設けられていることが多く、区によって金額や制度の内容が異なります。
住みやすく、暮らしやすい、そして助成制度が豊富な場所を選択することで、安心して子育てを行っていけるのだと思います。
渋谷区にお住いの方も、これから渋谷区に引っ越すことを検討されている方も、ぜひ今回ご紹介した制度を参考にしてみて下さいね。