同棲の初期費用っていくら?内訳やポイントを紹介!

同棲を始めるにあたり、最初の壁となるのが初期費用です。

2人で暮らして結婚資金を貯めたり、お互いの価値観をすり合わせたりするために同棲を考えているカップルは多いかもしれませんが、同棲は1人暮らしよりもお金がかかります。

それでは、具体的にどの程度の資金があればよいのでしょうか。

この記事では、同棲を始めるにあたって必要な費用や、初期費用を抑えるポイントについて紹介します。

恋人との同棲をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

同棲の初期費用はいくらかかるのか

同棲初期費用

同棲とは、結婚していないカップルが2人で暮らすことをいいます。

一般的には結婚生活の前段階のような意味合いもあるため、まずは双方の両親へのあいさつをきちんと済ませ、同意を得てから物件を探しますが、その前に新生活を始められるだけの費用を用意しておかなければいけません。

ここでは、同棲を始めるまでにかかる費用相場や内訳、負担する割合について解説していきます。

相場は100万円って本当?

一般的に、同棲する際にかかる初期費用は100万円前後といわれています。

一人暮らしの場合も同棲の場合も費用の項目は変わりませんが、同棲の方が借りる部屋のサイズが大きくなるため、初期費用が高額になる傾向にあります。

また、賃貸物件の契約に必要な費用だけでなく、家具や家電の購入費用、引越し代なども初期費用に含まれます。

駅近の物件を選んだ場合やインテリアにこだわった場合などは、初期費用がさらにかさむ可能性も十分考えられるでしょう。

とはいえ、実際のところは、100万円を貯めなくても同棲を始めることは可能です。

同棲を始めるために最低限必要な費用は家賃の6〜7ヶ月分といわれているため、まずは最低限の費用が用意できるまで、頑張って貯金することをおすすめします。

同棲に必要な初期費用のリアルな内訳は?

同棲に必要な初期費用には、主に以下の3つの項目があります。

賃貸物件の契約にかかる費用

同棲の初期費用で多くの割合を占めるのが、賃貸物件を借りる際の契約にかかる費用です。

同棲では、一人暮らしよりも広い間取りの部屋を借りることが多く、家賃も高くなることから敷金や礼金などの初期費用も高くなります。

以下は、賃貸物件の契約にかかる費用の主な内訳です。

費用内訳
  • 敷金・礼金
  • 仲介手数料
  • 前家賃・日割り家賃
  • 保証会社利用料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 賃貸保証料

物件によってかかる費用は異なりますが、部屋を借りるためには、敷金・礼金などを不動産業者に支払う必要があります。

家賃の3〜5ヶ月分くらいを目安として考えておくとよいでしょう。

ただし、物件によってはクリーニング費用やサポート費用などがかかることもあります。どのような費用がどれくらいかかるのか、事前に不動産業者へ確認しておくと安心です。

引越しにかかる費用

引越しにかかる費用は利用する引越し業者や移動距離、荷物の量などによって異なるため一概にはいえませんが、一般的に県内での移動であれば、単身者の場合は3〜4万円ほどが相場だといわれています。

引越し業者によっては、単身者用のお得なプランがあります。各社のホームページなどでチェックしてみましょう。

家具や家電の購入にかかる費用

同棲を始めるには、家具や家電などの生活に必要なものを揃えなければいけません。特にお互い実家暮らしだった場合は、買い揃えるものも多くなるため、その分金額も大きくなります。

以下は、同棲に必要な家具や家電です。

代表的な家具家電
  • ベッドもしくは布団
  • テーブル・椅子
  • 食器棚
  • カーテン
  • カーペット
  • ソファ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • テレビ
  • 電子レンジ
  • 炊飯器
  • 掃除機
  • エアコン など

同棲を始めるには、意外と多くの家具や家電が必要です。

どちらかが一人暮らしをしていた場合などは、使っていた家具や家電をそのまま使うことも可能ですが、ベッドや冷蔵庫などは1人用だと使いにくいこともあるため、買い換えた方がよい場合もあります。

また、家具や家電のほかに日用品や雑貨などの購入費用がかかることを覚えておきましょう。

同棲の初期費用はどちらが出す?

上記で紹介した通り、同棲を始めるにはまとまった費用が必要です。

同棲を始めてからトラブルに発展しないよう、事前に費用を負担する割合についてよく話し合っておかなければいけません。

以下は、同棲の初期費用を負担する割合でよくあるケースです。

初期費用の負担割合
  • 初期費用のすべてを折半する
  • 収入によって割合を決める
  • 共同の口座に積み立てていく

最も多いのが、同棲にかかるすべての費用を折半するケースです。

この場合、個人的な貯金から半額ずつ出し合うケースと、事前に共同の口座に2人で毎月同じ金額を積み立てていくケースがあります。

きっかりと同じ金額を支払うことで、お金のトラブルを避けられます。

事前に2人で貯金をする場合は、お金の管理方法や毎月の積み立て金額などを決め、余ったお金は半分ずつ分け合うのがおすすめです。

また、学生と会社員など、同棲をはじめる時点で収入に差がある場合は、収入の額によって割合を決めることもあります。

ただし、どちらかの負担が大き過ぎると後々トラブルの原因になる恐れがあるため、きちんと納得するまで話し合うことが大切です。

同棲の初期費用を抑えるための3つのポイント

同棲初期費用

同棲生活を続けるには、初期費用のほかに今後の生活資金も必要です。

同棲を円満に進めるためにも、初期費用はできるだけ抑えたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、同棲の初期費用を抑えるための3つのポイントを紹介します。

敷金礼金がかからない物件を選ぶ

同棲の初期費用を抑えるためには、家賃の安い物件を選ぶだけでなく、不動産業者に支払う初期費用に着目することが重要です。

最近では、敷金・礼金のかからない『ゼロゼロ物件』や、一定期間の家賃を無料にしてくれる『フリーレント物件』などもあるため、住宅情報サイトなどでそのような物件に絞って探してみるとよいでしょう。

ただし、敷金・礼金が0円の物件では退去時の修繕費用、フリーレント物件では一定期間内の引越しで違約金が発生するケースもあります。

退去時にかかる費用については、必ず契約前に確認しておきましょう。

引っ越す時期を見極める

一般的に、引越し費用が高くなるのは3月・4月・9月といわれています。

この時期を避けて同棲を始めることで、引越し費用を抑えられたり、家賃や敷金・礼金を下げられる可能性があります。

5月~7月、10月~12月の閑散期は、出回る物件数は少ないかもしれませんが、不動産業者とじっくり相談できるため、理想の物件に出会える確率も高くなるでしょう。

家具家電は必要なもののみ購入する

同棲を始めるとなると、つい家具や家電にこだわりたくなってしまいますが、すべてを新しく買い揃えるとかなり高額なお金が必要です。

どちらかが一人暮らしをしている場合、使えるものはそのまま使い、足りないものは家電量販店などで、できるだけ安く購入するようにしましょう。

まとめ

同棲を始めるには、大きく分けて賃貸物件の契約にかかる費用と引越し費用、家具や家電の購入費用が必要です。

これらの初期費用は、一般的に100万円が相場だといわれていますが、工夫次第で安く済ませることができます。

初期費用を少しでも抑えられれば生活費や貯金に回せるため、同棲後の生活が安定し、心の余裕も生まれます。

また、パートナーとお金の面で協力し合うことで、より絆が深まるかもしれません。同棲を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

Homeeeマガジン編集部

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