世田谷区は東京23区の中で2番目に面積が大きく、渋谷区などに隣接しているため都心部への利便性が非常に高いといえます。そのため、世田谷区は、通勤・通学にはとても便利な地域です。
では世田谷区は、利便性が高いというほかに子育てに向いている環境があるのでしょうか。
本記事では、世田谷区で子育てをしたいと考えている子育て世帯の参考になるよう、世田谷区の子育て支援策やおすすめの駅3選を紹介します。
目次 -INDEX-
世田谷区は子育て世帯におすすめ
世田谷区が子育て世代におすすめといわれる理由は、「治安がいい」「自然豊か」「買い物に便利」だからといわれています。
本章では、ほんとうに世田谷区は子育て世帯におすすめなのかを検討してみましょう。
世田谷区は治安がいい
世田谷区の治安の良さ | 犯罪発生率(23区の平均値) |
---|---|
4位/23区 | 0.42 %(0.77%) |
世田谷区は渋谷区・目黒区・大田区・杉並区に隣接し、都心へのアクセスが良いため「犯罪発生率が高いのでは?」というイメージがあります。実際は上記表からわかるように、世田谷区は東京23区内でも犯罪発生率が低く大変治安がいいといえます。
また、世田谷区では、子どもの安全を守るために「子どもの危険回避プログラム」や「緊急連絡情報配信サービスすぐーる」などを提供しています。
豊かな自然がある
世田谷区は東京23区で2番目に広い面積を有し、都心へのアクセスの利便性が非常に高いにもかかわらず豊かな自然がある地域です。
世田谷区には多摩川河川敷や世田谷公園・砧公園・駒沢オリンピック公園など多くの公園があり、子どもと一緒に思いっきり外遊びができる環境が整っています。
都心に近く自然豊かな環境がある世田谷区は、子育て世帯にとってはとくにおすすめの地域といえるでしょう。
商業施設が多く買い物しやすい
世田谷区のほとんどの駅には、商業施設やスーパーがあります。仕事帰りなどにも気軽に買い物ができるため、買い物事情は子育て世帯にとって大変利便性が高いといえるでしょう。
また、三軒茶屋や千歳烏山・尾山台周辺のように多くの商店街が集中している地域があるため、住む場所によっては手ごろな価格で買い物ができます。また、商店街の和気あいあいとした雰囲気を楽しめることも、子育て世帯にとっては大きなメリットといえるでしょう。
世田谷区では子育て支援に力を入れている
世田谷区には、子育て世帯が安心して子育てできるようさまざまな子育て支援があります。本章では、世田谷区が実施している公的な子育て支援策を紹介しましょう。
- 子どもへの支援が充実
- 18歳になった後の最初の3月31日まで医療費助成制度がある
- 子どもや赤ちゃんの短期間預かり制度
- 子どもの一時預かりが利用可能
- ひとり親家庭への支援が充実
子どもへの支援が充実
世田谷区では、国の子育て支援策によって令和6年10月から0歳児から18歳になった後の最初の3月31日までの間、所得制限なしに児童手当が支給されます。
また、世田谷区では、区民を対象に条件が合えば子ども配給事業「KODOMOぱくぱく便」や就学支援金・バースデーサポート事業などの子どもへの支援を受けることができます。
18歳になった後の最初の3月31日まで医療費助成制度がある
世田谷区を含めた東京23区では子どもが18歳になった後の最初の3月31日まで、医療費助成制度の対象となっています。子どもの医療費助成制度は各自治体によって大きく差があり、世田谷区を含めた東京都の助成制度は子育て世帯にとって大変魅力的な制度といえるでしょう。
また、子どもの病気やけがの際の診療・薬の代金を東京都が負担するため、早目に子どもを病院へ連れていくことができますね。
子どもや赤ちゃんの短期間預かり制度
世田谷区では保護者の出産・病気・事故・介護などで子どもの世話が難しい場合、短期間子どもを預かるショートステイという制度があります。ショートステイの対象は、世田谷区に居住している0歳から12歳の子どもです。
また、小学生はトワイライトステイとして、仕事などの理由で夜間や休日に指定の施設に預けることができます。申し込み方法や詳細については、家庭支援課 子ども家庭支援センターにお問い合わせください。
子どもの一時預かりが利用可能
世田谷区では、「ほっとステイ」という子どもの一時預かり制度があります。「ほっとステイ」では保護者の理由に関係なく子どもを預かってもらえるため、美容院やショッピングなどに子どもを一緒に連れていけない場合でも利用できるので便利です。
また施設によっては、0歳児から預けることができます。それぞれの施設によって利用時間や利用料金などが異なるため、詳しいことは利用したい施設に直接問い合わせましょう。
ひとり親家庭への支援が充実
世田谷区では、ひとり親家庭への支援が充実しています。
子育ての悩みをなかなか相談できないというひとり親家庭のために、お父さん・お母さんが気軽に相談できる「母子相談・父子相談窓口」が開設されています。
また、「かるがもスタディルーム」は塾などに通えない小学生や中学生の学習支援策として、高校生や大学生が無料で勉強を教えています。
さらに世田谷区ではメールマガジンをひとり親家庭に向けて配信し、ひとり親家庭への支援情報などの提供を行っています。
世田谷区にある子どもための遊び場
- 「自分の責任で自由に遊ぶ」プレパーク
- 多摩川の河川敷で遊ぶ「きぬたまあそび村」
世田谷区には「思いっきり外で遊ぶことで子どもの心身の健やかな成長を促す」という目的で、すべての子どもが外遊びを安全に楽しむことができる遊び場があります。
「自分の責任で自由に遊ぶ」ということをモットーにしているプレパークは、自然の中でどろんこ遊び・木登り・工作・焚き火などができる遊び場です。
きぬたまあそび村は、広大な多摩川の河川敷で水遊びやどろんこ遊び・虫捕りなど都心ではなかなか経験できない遊びを体験できる点が魅力といえるでしょう。
世田谷区で大人も子どもも楽しめる施設は?
- 砧公園・世田谷公園・駒沢オリンピック公園などのさまざまな公園
- 大規模複合施設「二子玉川ライズ」
- 癒しのスポット「等々力渓谷公園」
世田谷区では、大人も子どもも楽しめるさまざまな施設がたくさんあります。
とくに東京23区の中でも自然が豊かな世田谷区には、美術館がある砧公園や世田谷公園・駒沢オリンピック公園などの広大な敷地を有する公園があります。また、小さい公園も世田谷区内に多数あり、子どもたちがしっかり外遊びができる環境が整っているといえるでしょう。
さらに二子玉川駅周辺には、太陽が昇るイメージから命名された大規模複合施設「二子玉川ライズ」があります。二子玉川ライズでは、「水と緑と光」をコンセプトに、映画やショッピング・グルメなどを子どもと一緒に楽しむことができます。
自然が豊かな世田谷区では、癒しのスポットとして等々力渓谷公園が多変人気があります。等々力公園内には横穴古墳や日本庭園・書院・芝生広場があり、緑豊かで23区内とは思えないほど静かな別世界が広がっています。
世田谷区子育て世帯におすすめの駅3選
世田谷区は多彩な子育て支援と美しい自然があるため、子育て世帯におすすめの環境が揃っているといえます。そのため、世田谷区は、子育て世帯に大変人気があるといえるでしょう。
本章では、世田谷区の中でもとくに人気のある駅3つを紹介します。
奥沢駅
奥沢駅には、東急目黒線が乗り入れています。田園調布駅と大岡山駅の間にある奥沢駅は比較的小さな駅ですが、閑静な街並みと治安が良いということが人気のひとつの要因といえるでしょう。
また、通勤・通学のための交通の利便性が高く、都心に比較的近いという点も大きなポイントです。
ただ、子育てのための環境は高く評価されていますが、物価と家賃が高いという点がマイナスポイントといえます。
喜多見駅
小田急線沿いにある喜多見駅は、新宿駅へのアクセスが良いことが特徴です。また、喜多見駅周辺にはコンビニやスーパーが多くあるため、仕事が終わってから買い物ができるので大変利便性の高い地域といえるでしょう。
さらに喜多見駅から数分ほどで、晴れた日には富士山が見える絶景の公園があります。
喜多見駅周辺は軽犯罪の発生率が低く治安が良いといわれており、とくに自転車の盗難が少ないのが特徴です。
喜多見駅エリアには小学校が多くあり、警察や自治体が子どもたちの安全を見守っています。
用賀駅
用賀駅は田園都市線が乗り入れており、渋谷駅まで12分というアクセスのよさが魅力です。また、半蔵門線は、乗り換えなしで利用できます。
人気の二子玉川まで、多摩川の河川敷を子どもと一緒に散策を楽しめます。
用賀駅周辺にはスーパーやさまざまな店舗があり、駅周辺だけで買い物が終わるので何かと忙しい子育て世帯には最適の地域といえるでしょう。また、用賀駅周辺には小学校や保育園がたくさんがあり、自宅から遠い学校に通わせたくな人にはおすすめです。
【まとめ】世田谷区は子育て世帯に最適な環境が揃っている
世田谷区は子どもが安心して遊べる自然豊かな公園が多くあり、子育て世帯への支援がとても充実しています。また、東京都内でも有数の治安の良さは、子育てが安心してできる環境が整っているといえるでしょう。
本記事で紹介した世田谷区の子育て支援やおすすめの駅を参考に、世田谷区での子育てを検討してみませんか。
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