高校生は一人暮らしできる?家は借りれる?費用や一人暮らしできる高校生について解説

高校生 一人暮らし

 高校生は自宅や学生寮から通うことが大半ですが、少数ながら一人暮らしをしている高校生もいます。

一人暮らしで気になることは、やはり「費用」だと思います。

この記事では、「高校生が一人暮らしをするときの費用」や、「一人暮らしをする高校生の特徴」、「学業と両立は可能か」をお伝えします。

高校生で賃貸契約はできるのかも、一人暮らしをするうえで気になるポイントですね。高校生から一人暮らしを検討している人は、少しでも参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 高校生の一人暮らしにかかる費用
  • そもそも高校生が一人暮らしできるのか
  • 高校生が家を借りるときの方法
  • 一人暮らしできる高校生の特徴

そもそも高校生で一人暮らしできる?

高校生 一人暮らし

一人暮らしは高校卒業後からする場合が多いですが、はたして高校生から一人暮らしは可能なのでしょうか?

未成年での賃貸契約は基本不可能です。

まずは、高校生で一人暮らしをする条件やできない場合について見ていきましょう。

高校生で一人暮らしは可能!その条件は?

高校生でも一人暮らしは可能ですが、最低3つの条件があります。

「学校側が一人暮らしを承認している」「親権者・後継人の同意がある」「高校生一人暮らしOKの物件がある」の3つです。

基本的に、一人暮らしを認めている学校は多くなく、私立高校でも禁止している学校があります。まずは、一人暮らしが可能な学校を探し、見つけたら次は親権者・後継人から同意を得ることが必要です。

さらに、高校生でも一人暮らしができる物件を探す必要があります。

基本的に未成年で賃貸契約はできない

未成年の場合、自分で賃貸契約はできません。

賃貸契約するには、親権者・後継人の同意が必ず必要であると、法律で決まっています。2022年より成人年齢が18歳に引き下げられたため、18歳の場合は高校生でも賃貸契約は可能かもしれません。

ですが、契約するには契約しても大丈夫かの調査のために、月収や勤務先などを答える必要があります。そのため、18歳の高校生が審査を通って契約できるかは微妙です。

やはり親の同意を得ることが必要でしょう。

【注意】基本的に公立高校の学生の場合は一人暮らしができない

ほとんどの全日制の公立高校は、入学条件で保護者と一緒の住所に住んでいることを条件に定めています。

そのため、公立高校に通いながら一人暮らしは、基本的に不可能です。

定時制の場合は、通う本人が学校のある都道府県に住んでいることで、一人暮らしの資格を獲得できる地域もあります。

ちなみに私立高校だったとしても、校則で禁止している場合があります。高校生から一人暮らしを考えている人は、通いたい学校についてよく調べておきましょう。

高校生で一人暮らしをしている人の特徴

高校生 一人暮らし

ほとんどの高校生は、自宅や学校寮から通っていると思います。では、高校生でどのような人が一人暮らしをするのでしょうか?

高校生で一人暮らしをしている人の特徴を調べてみた結果、主に4つの特徴がわかりました。

私立高校に通っている人

公立高校は基本的に一人暮らしが認められていませんが、私立高校であれば一人暮らしが認められています。ただし、校則で禁止されていないことが条件です。

私立高校でも、校則で一人暮らしを禁止している学校があります。学校によってはアルバイトを禁止している学校もあり、一人暮らしをするうえで致命的となるでしょう。

一人暮らしを考えている人は、校則で一人暮らしとアルバイトを禁止していないか、よく確認することが大事です。

通信制高校に通っている人

私立、公立高校以外だと、通信制高校でも一人暮らしが可能です。

通信制高校だとアルバイトを推奨している学校もあり、一人暮らしをしながら収入を得ることができます。また、私立、公立高校と違う点として、通信制高校は自分のペースで学校に通えます。

私立、公立高校であれば夕方まで授業がありますが、通信制高校の場合は自分でスケジュールを立てることができます。そのため、アルバイトと学校生活を比較的両立させやすい点は、通信制高校の魅力的な部分だと思います。

中卒ですでに働き自立している人

事情があって中学校卒業後に自立して働いている人の中には、一人暮らしをしている人もいるでしょう。中卒で年齢が高校生であっても、働く場合は社会人となります。

働いたら収入も得られるため、高校生で一人暮らしするよりも安定して暮らすことが可能かもしれません。ただし、中卒で働こうと考えて一人暮らしするのは、安定した職に就けずに生活も安定しない可能性があります。

よほどの事情がない限りは、高校へ進学するほうがいいでしょう。

両親が日本にいないなどの特殊な事情がある人

特殊なケースですが、両親が海外にいて一人暮らしをしている人もいます。このように特殊な事情がある場合は、事前に学校側に相談するといいでしょう。

学校によりますが、一人暮らしが認められる場合があります。それでも認められない場合は、親戚の家から通ったり学生寮のある学校へ通うことになるでしょう。

仕送りがない場合は、特殊な事情があっても学校終わりにアルバイトをする生活になると思います。

学校へ相談する場合は、一人暮らしとアルバイトについてしっかり相談する必要があります。

高校生での一人暮らしをお勧めしない理由

高校生 一人暮らし

ここまで、一人暮らしをする高校生の特徴をお伝えしました。ですが、中学校を卒業して間もない高校生で一人暮らしはお勧めできません。

一人暮らしは家計のやりくりや、学業との両立が必要です。これらも含めて、お勧めできない理由は3つあります。

学業と家事の両立は難しい

まず、高校生は夕方近くまで学校生活があります。そこからアルバイトや部活に取り組む場合、家事が疎かになりがちです。

ほかにも宿題があったり、テスト勉強をする場合もあり、学業と家事を両立させることは慣れるまで難しいです。

一人暮らしをする以上、自己管理が大事になります。自己管理ができないと、学業も家事も全体的に中途半端になるからです。

そのため、一人暮らしでも浮かれることなく、自立心をもって生活することが必要です。

食事のバランスなどを取るのが難しい

一人暮らしで料理が苦手な場合、コンビニ弁当や惣菜で食事を済ませる人は多いです。ですが、それでは食事のバランスをとれず、健康的ではないです。

一人暮らしをする以上、体調を崩しても自分で病院に行く必要があります。

学業に加えてアルバイトもする必要があるため、体調を崩すと致命的になりかねません。可能な限りは自炊をして、健康的な食生活を送ることを心がけましょう。

病院の費用などを考えれば、結果的に安くなります。

家計のやりくりが難しい

食費や光熱費、娯楽費、交通費など、一人暮らしをすることでさまざまな費用が発生します。

家計のやりくりができなければ、最悪生活が成り立たないです。最近はどんどん光熱費や物価が上がっています。高校生は社会人より収入がないため、羽目を外しすぎると一気に生活が厳しくなります。

先ほども話した通り、一人暮らしでは自己管理が必須です。さらに、高校生のため周りに流されて娯楽費が増える可能性もあります。

高校生での一人暮らしは、ここまで管理することが必要です。

高校生の一人暮らしにかかる費用をシミュレーション

収支

かかる費用は住む都道府県、地域によって変動します。

項目 費用
家賃 35000円
家具・日用品費 4500円
食費 28000円
水道・光熱費 10000円
保険 7000円
交通・通信費 15000円
交際費・娯楽費 5000円
その他 7000円
合計 115000円

かかる費用は住む都道府県、地域によって変動します。ですが、どの地域でもおおよそ10万円ほどはかかると考えたほうがいいです。

金額からわかるように、アルバイトに取り組んでも仕送りなしで生活するのは不可能に近いです。人によっては食費や余分な出費を減らすことで、節約につなげる人もいます。また、家賃も物件によってもう少し安く抑えることが可能です。

この金額はあくまで例のため、参考程度に1つの目安にしてください。

高校生の一人暮らしに関するQ&A

高校生の一人暮らしに関するQ&A

一人暮らしをする場合、気になる点はいくつかあると思います。特に高校生からの一人暮らしは、初めてのことが多く不安なことも多くあるでしょう。また、高校生で一人暮らしをしている人の割合も気になりますね。

気になる点に回答していきます。

親にバレずに一人暮らしすることはできる?

親にバレずに一人暮らしをすることは、ほぼ不可能です。未成年での賃貸契約は、親権者の同意が必須です。

18歳であれば自分で賃貸契約が可能ですが、収入や仕事がない高校生では契約できない可能性が高いです。そのため、親を説得、同意を得ない限りは一人暮らしも開始できません。

特殊な事情を抜いて、親にバレずに一人暮らしは難しいでしょう。

高校生で一人暮らししてる人の割合は?

2020年の調査によると、高校生で一人暮らしをしている人は全体の0.04%しかいません。数値からわかるように、一人暮らしをしている人は極稀です。大半の高校生は自宅から通うか、学生寮に住んで通っています。

親の同意を得ない限り一人暮らしはできないため、この数値は妥当といえるでしょう。世間的に推奨されていないことも、数値に関係していると思います。

まとめ

今回は、高校生で一人暮らしをする場合の費用についてまとめました。住む地域にもよりますが、毎月10万円ほどは必要になることがわかりました。

食費や光熱費を無理のない範囲で節約したり、家賃を安くすることで毎月の費用を下げることができます。

高校生での一人暮らしは全体の0.04%と少なく、現実は厳しいということは否定できません。一人暮らしを検討している場合は、家計のやりくりをしっかり行いながら、学業と両立できるかを考えて決定しましょう。

Homeeeマガジン編集部

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