福岡市で治安が良い・悪いエリア3選!トラブル対策も紹介

福岡市で治安が良い・悪いエリア

福岡市は九州の北に位置し、国内外への玄関口として常に多くの人で賑わっています。東京や大阪の規模にはおよばないものの「ちょうどいい都会」として、移住者からも人気が高いエリアです。

福岡市のどこに住むかを考えたときに、治安の良さは重視すべきポイントです。

本記事では、福岡市内の治安が良くて住みやすいエリアと、治安が悪いと言われているエリアについて、各地域の特徴や交通の便などを考慮しながら解説・紹介します。

福岡市で治安が良く住みやすいエリア

福岡市で治安が良く住みやすいエリア

福岡市はコンパクトな作りで地下鉄やバス路線が充実しており、どこに住んでも生活利便性が高い地域です。

福岡市内のなかでも、とくに治安が良く住みやすいおすすめのエリアを3つピックアップして紹介します。

福岡市内で治安が良く住みやすいエリア
  • 南区
  • 西区
  • 城南区

南区

南区は、区内および周辺に7つの大学や短期大学が集まる文教地区であり、那珂川や油山公園、鴻巣山などの豊かな自然に囲まれた住みやすい地域です。

福岡市中心部までのアクセスも良好で、ベッドタウンとしても栄えています。なかでも、大橋駅周辺エリアは利便性の良さと施設の多さで人気です。

大橋駅は、特急で天神まで4分で行けるうえに、駅直結のショッピングセンター「レイリア大橋」では、無印良品など人気の店舗での買い物が楽しめます。

大橋周辺でおすすめの不動産屋さんを探している方は、「大橋駅のおすすめ不動産屋8選|不動産のプロ推薦!」記事もおすすめです。

大橋駅のおすすめ不動産屋

西区

西区は能古島など、リゾート気分を味わえる人気スポットが多数あるエリアです。

福岡市内から車で約30分程度というアクセスの良さから、自然に囲まれた環境で子育てを希望するファミリー層にも人気があります。

西区のなかで住みやすいエリアと言えば、姪浜駅周辺が挙げられます。駅周辺には西区役所や市民センターなどがあり、西区の行政や交通の中心地となっています。

マンション・戸建てともに住宅地が多いため、治安も良く落ち着いた雰囲気のエリアとなっています。

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城南区

城南区は福岡市の中心部に位置し、令和5年に地下鉄七隈線が天神南駅から博多駅まで延伸したことで、より利便性が高まり注目を集めているエリアです。

七隈駅周辺は、福岡大学に近接しており多くの学生が利用しています。城南区は、学生が多く住む一方で、高齢化が進行している地域でもあり、長年住み続けている住民も多いのが特徴です。

治安は良いほうですが、大学生が多く住むエリアでは夜騒がしいと言った声も一部で聞かれました。

福岡市で治安が悪いと言われるエリア

福岡市で治安が悪いと言われるエリア

福岡市は全体的に治安は良く住みやすいエリアが多い一方で、犯罪やトラブルが発生している地域もあります。

安全面を最重視して住む場所を選びたいという方は、治安が悪いと言われているエリアがどこか知りたいのではないでしょうか。

本章では、福岡市で犯罪発生率が高く、治安が悪いと言われているエリアを紹介していきます。

福岡市で治安が悪いと言われるエリア
  • 博多区
  • 中央区
  • 東区

参照:福岡県警

博多区

博多区は、JR博多駅を中心に繁華街が広がっており、福岡市内で最も人が多く集まるエリアの一つです。そのため、犯罪の件数も多く、令和5年の犯罪認知件数は県内で最も多く3,034件です。

博多区の犯罪件数の約3分の2が窃盗に該当し、自転車やバイクの盗難・万引き・車上狙いなどが多くなっています。

博多区のなかでも、とくに中洲川端駅周辺は屋台街や風俗店がある地域として知られています。中州の歓楽街付近は、夜遅くの女性一人での外出は控えたほうが良いでしょう。

博多周辺でおすすめの不動産屋さんを探している方は、「博多駅のおすすめ不動産屋10選|不動産のプロ推薦!」記事もおすすめです。

博多駅のおすすめ不動産屋

中央区

中央区は、福岡県内で博多区に次いで犯罪件数が多いエリアです。不同意わいせつ等の犯罪は博多区より20件多い60件に達しており、風俗犯が多発しているという傾向が見受けられます。

中央区の天神は若者が多く集まるエリアで、なかでも警固公園付近は未成年の子どもたちが飲酒したり集まって騒いだりするなどが問題視され、近年治安が悪化しています。

中央区に住むなら、大濠公園駅や唐人町駅エリアは住宅が多く、比較的落ち着いたエリアでおすすめです。

天神周辺でおすすめの不動産屋さんを探している方は、「天神駅のおすすめ不動産屋10選|不動産のプロ推薦!」記事もおすすめです。

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東区

東区の犯罪認知件数は、博多区・中央区に次いでワースト3位です。東区の犯罪で目立つのは空き巣で、博多区よりも20件近く多くなっています。

東区は繁華街よりも住宅街の割合が大きいため、空き巣被害の数も多いと想定されます。また、実際に東区に住む人からの口コミで多いのが、外国人の姿をよく見かけるという点です。

箱崎や香椎などの家賃相場が低めのエリアに外国人が多く住んでいるとの口コミが散見されました。

福岡市で犯罪やトラブルに遭わないための対策

福岡市で犯罪やトラブルに遭わないための対策

福岡市は治安が良く住みやすいエリアが多く存在しますが、他の都市同様、地域によっては犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

安全に暮らすためには、犯罪に関する知識を身につけ、適切な対策を講じる必要があるでしょう。

本章では、福岡市エリアの環境や地域特性を理解し、犯罪やトラブルを避けるためにどのような対策を行えばよいのかを解説していきます。

自転車の盗難対策

福岡は通勤や通学に自転車を利用している人が多く、自転車盗難件数も年間8,400件以上と非常に多くなっています。

そのうち約3割を占めるのが、博多区・中央区・東区なので、該当する地域に住む予定の人は自転車の盗難には十分に注意が必要です。

自転車盗難の被害に遭った自転車の6割が施錠をしていなかったというデータがあります。自転車から離れる際は短時間でも必ず施錠しましょう。

自転車本体の施錠をしたうえで、柱やフェンスなど動かない場所にチェーンやU字ロックで固定する二重ロックをしておくと、盗難の抑止力になります。

不審者・痴漢・わいせつ被害対策

福岡市中心部は不審者の声かけ事例が毎日のように発生しています。自分の身を守るためには、普段から警戒心を持って異変に気付くことが重要です。

不審者による痴漢やわいせつ被害を防止するためには、明るく人通りの多い道を選び、なるべく一人での行動は避けたほうが良いでしょう。

緊急時にはすぐに助けを求められるように携帯電話やスマートフォンを持ち歩き、不審な行動を見つけたらすぐに警察に通報しましょう。

住んでいる地域でどのような不審者情報があるのかは、日本不審者情報センターのサイトでも随時公開されています。地域の治安情報をチェックして、危険なエリアや時間帯を把握しておくことが重要です。

参照:福岡県不審者情報

まとめ

本記事では、福岡市内で治安の良いエリアと治安が悪いと言われているエリアについて、地域の特徴や犯罪の傾向を踏まえて、おすすめのエリアや注意点について解説しました。

他県から福岡市への引越しをお考えの場合、治安の良さや住みやすさは実際に住んでみないとわからないという点も多々あるでしょう。

本記事を参考に、また地元に根付いた不動産会社などにも相談しながら、福岡で安心して生活できる住まいをお探しください。

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Homeeeマガジン編集部

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