一人暮らしでも犬は飼える?飼うための必要条件や心構えを紹介!

一人暮らし 犬

愛らしい見た目と人懐っこい性格で、古くからペットとして高い人気がある犬は、生活に癒しや安らぎがほしいという理由から多くの方が飼育しています。

しかし、一人暮らしの方はきちんとお世話ができるかわからないという心配から、迎え入れる勇気が湧かないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、一人暮らしで犬と飼うための必要条件や心構えについて紹介します。

一人暮らしでも犬を飼うことはできる

一人暮らし 犬

結論からいうと、一人暮らしでも犬は飼うことができます。

ペットフード協会が2022年に発表した『全国犬猫飼育実態調査』によると、犬は全国で約705万頭が飼われているとのこと。

正確なデータはありませんが、コロナ禍で家にいる時間が増え、一人暮らしをしている方で犬を飼い始めた方も多い印象があります。

一人暮らしで犬を飼うのであれば、大型犬ではなく小型犬がおすすめです

小型犬は大型犬に比べて広いスペースを必要とせず、運動量が多くないため、一人暮らしに向いているとされています。

とはいえ、小型犬だから飼育が楽ということはありません。しつけやお世話は必要ですし、散歩や掃除、体に不調があれば病院へ連れて行かなければいけません。

自分がどれだけ体調不良で具合が悪くても、犬のご飯のお世話や掃除は欠かせません。命を預かるという意識は、必ず持つ必要があります。

一人暮らしで犬を飼う時の必要条件

 

事前準備や用意もなく犬は飼うことができません。また、一人暮らしであれば基本的には飼い主が一人で犬を飼わなければいけないため、特有の条件もあります。

ここでは、一人暮らしで犬を飼う時の必要条件を紹介します。

ペット可の物件に住む

犬を飼う場合は、必ずペット可の物件に住む必要があります。

しかし、ペット可の賃貸物件はすべての動物を自由に飼えるわけではありません。中には、犬は小型犬のみ、犬は駄目で猫はOKなど、各物件で異なる条件があります

ペット相談可となっている物件は、大家さんや管理会社へ相談したうえで許可を貰い、OKの場合のみ飼育することが可能です。

ペット可物件は通常の物件と比較して数が少なく、家賃相場も高い傾向にあるため、希望エリアや条件を緩めるなどして探しましょう。

留守番中の飼育環境を整える

一人暮らしで犬を飼うのであれば、留守番中の飼育環境を整える必要があります。

仕事中や用事で家を空ける際、犬は留守番です。近年では、家を空けている間に犬の飼育環境を整えられるアイテムが多々あるため、事前に用意しておくと安心できます

留守番中の便利アイテム
  • 自動給水機
  • 自動給餌機
  • スマートリモコン
  • ペットカメラ

自動給水機や給餌機は、遠隔で水やフードを与えることができる便利アイテムです。

室内の温度管理に最適なスマートリモコンや、外出先からでも自宅にいる犬の様子をチェックできるペットカメラも、一人暮らしでは重宝できるでしょう。

飼育にかかる費用を把握する

ペットフード協会が発表した『全国犬猫飼育実態調査』によれば、犬の生涯にかかる費用は総額で約200万円です

もちろん犬種や与える食事内容により変わりますが、決して少なくない金額を一生涯に渡り使わなければいけません。

一人暮らしで自分の生活を続けながら、犬が快適に暮らすために必要な支出を捻出することができるかは、飼う前に必ず検討してください。

必要なアイテムを揃える

犬種や飼育方法により異なりますが、一人暮らしで犬を飼うためには最低限必要なアイテムは事前に揃えておくようにしましょう。

犬の飼育に必要なアイテム
  • 犬用のゲージ
  • ドッグフード
  • トイレシーツ
  • 首輪
  • リード
  • おもちゃ

他にもブラシや食器など、飼育方法によりさまざまなアイテムが必要です。また、これらのアイテムは消耗品も含まれているため、常に買い続けなければいけません。

万が一の預け先や動物病院を確保する

一人暮らしで犬を飼う際は、万が一の預け先や動物病院を確保しておくと安心です

突然の出張や入院など、自身の身にいつ何があるかはわかりません。そのような場合、自分の代わり犬の面倒を見てくれる人を必ず用意しておきましょう。

近場にかかりつけの動物病院を確保しておくのはもちろん、ペットホテルやペットシッターなども事前にチェックしておき、電話番号などを保存しておくことをおすすめします。

一人暮らしで犬を飼う時に必要な心構え

一人暮らし 犬

犬の飼育は、絶対に何があろうと途中でやめることができません。命を預かるということを大前提に考えながら、一人暮らしで犬を飼う時の心構えを紹介します。

楽しいことだけではない

犬は一緒に過ごしているだけで癒しになり、日々の生活に彩を与える日々の糧になります。しかし、犬の飼育は楽しいことだけではありません。

特に一人暮らしの場合は犬を中心とした生活を余儀なくされるため、気軽に長時間家を空けたり旅行に行くことはできません

また、犬の寿命は人よりも短いため、愛情をかければかけるほど、必ず悲しい別れが待っています。愛犬の最後を看取るのも飼い主の重要な役割です。

もちろん、犬を飼うことでさまざまな楽しいことがあります。しかし、それと同じ、もしくはそれ以上に大変なことがあるという事実も理解しておきましょう。

自分にかけられる時間やお金が少なくなる

一人暮らしで犬を飼うと、自分に費やせる時間やお金が少なくなります。

前項で軽く触れましたが、気軽に旅行へ行ったり仕事終わりに飲みに行くことができません。自分の体調がどれだけ悪くても、散歩やお世話は欠かせません。

また、具合が悪くなれば動物病院へ連れていく必要があります。ご飯や掃除などの出費は毎月の固定費で、それ以外にも病院の費用で多額のお金がかかることもあります

当然ですが、一人暮らしであれば家賃、食費や光熱費、通信費や遊興費など、自身にかけるお金も必要ですが、犬を飼うことで減らさざるを得なくなるでしょう。

犬を飼うためには少なくないお金が必要だということは、飼う前に心構えとして理解しておく必要があります。

一生涯に渡り面倒を見なければいけない

当然ですが、犬は飼い始めたら一生涯に渡り面倒を見続けなければいけません。

「思ったよりも生活を圧迫する」「自分に懐いてくれない」「面倒を見るのが手間になってきた」などの理由で、途中で投げ出すことは絶対にできません。

犬を一生涯に渡り愛し面倒を見ることは、飼い主の義務であり責任です。命を預かるという覚悟をしっかりと持ち、面倒を見続ける心構えを持っておきましょう。

まとめ

一人暮らしで犬を飼う時の必要条件や心構えを紹介していきました。

近年では新型コロナウイルスの影響もあり、自宅で仕事を行うテレワークが普及しました。自宅時間が増えたことで、寂しさを解消する目的でペットを飼う方が増えています。

ペットブームとも呼ばれている昨今ですが、当然ながら犬は人と変わらぬ大切な命です。飼い始めたら途中で投げ出すことはできず、面倒を見続けなければいけません。

上記で紹介した必要条件が整っている方であれば、一人暮らしでも犬を飼うことはできます。

そのためには、犬を飼うことができるペット可の物件に住み、留守番中の飼育環境を整えておく必要があります。

また、犬を飼うことは楽しいことだけではありません。本来であれば自分に費やすことができる時間やお金が大きく削減されます。

それでも犬は、ただのペットではなく家族として癒しを与えてくれ、犬がいなければ体験することができなかったであろう満足感をもたらしてくれる存在です。

一人暮らしで犬を飼いたいと考えている方は、本記事を参考に検討してみてください。

Homeeeマガジン編集部

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