一人暮らしにかかる費用はいくら?性別・年収別に徹底解説

一人暮らしにかかる費用は?性別・年収別に徹底解説

はじめての一人暮らしも、すでに一人暮らしをしていて引越しを検討している方も、やはり一番気になるのは家賃や生活費などお金のことではないでしょうか。

新しい生活にワクワクする一方、物件選びや生活費の節約は賢くやりくりしたい。そんな方のために、一般的な一人暮らしの平均費用や物件選びのポイントをご紹介します。

ご自身のライフスタイルと比較して、新生活の計画に役立ててみてくださいね。

一人暮らしの生活費はどれいくらいかかる?【性別編】

一人暮らしの生活費はどれいくらいかかる?【性別編】

一般的に、一人暮らしの生活費は月々どのぐらいかかるのでしょうか。

家賃や食費、水道・光熱費、保険など基本的にかかる費用の全国平均を性別ごとに見てみましょう。

【一人暮らし平均費用】全年齢

生活費の全体平均は約19万円。そのうち4分の1強を家賃が占めています。次いで多いのが食費ですね。

加えて、水道・光熱費や保険は必ずかかってくる費用です。その他の費用は、使い方によって人それぞれですが、こちらの平均値を一つの目安にすると良いでしょう。

項目 費用
家賃 54,406円
家具・日用品費 5,487円
食費 39,069円
水道・光熱費 13,098円
保険 7,384円
交通・通信費 19,303円
交際費・娯楽費 36,871円
その他 14,536円
合計 190,154円

 

【一人暮らし平均費用】34歳以下の女性

34歳以下の女性の平均生活費はこちら。

項目 費用
家賃 106,843円
家具・日用品費 4,107円
食費 30,035円
水道・光熱費 8,907円
保険 4,748円
交通・通信費 19,792円
交際費・娯楽費 34,542円
その他 14,871円
合計 223,845円

※家賃は34歳以下女性の月収の3分の1を四捨五入

女性の一人暮らしは、物件の立地や、オートロックかどうかなど、安全面も含めて選びたいところですね。

また、最低限の生活費に加えて、服飾や美容にもお金がかかります。その分食費や光熱費など、節約できるところは工夫する必要がありそうです。

【一人暮らし平均費用】34歳以下の男性

次に、34歳以下の男性の平均生活費を見ていきましょう。

項目 費用
家賃 126,741円
家具・日用品費 3,194円
食費 37,587円
水道・光熱費 9,535円
保険 5,809円
交通・通信費 20,345円
交際費・娯楽費 38,717円
その他 8,172円
合計 250,100円

※家賃は34歳以下男性の月収の3分の1を四捨五入

女性よりも家賃と食費が少し高い結果となりました。職場へのアクセスやインターネット環境などもお部屋選びのポイントになりそうです。

一人暮らしの生活費はどれいくらいかかる?【年収編】

一人暮らしの生活費はどれいくらいかかる?【年収編】

次は、年収別の平均費用を見てみましょう。

年間で家賃にかける費用は年収の3分の1ほどが一つの目安と言われています。ご自身の年収と比較して参考にしてみてください。

【一人暮らし平均費用】年収300〜400万円の人

年収300〜400万円の場合の生活費はこのような内訳となっています。

項目 費用
家賃 77,778円
家具・日用品費 5,210円
食費 39,333円
水道・光熱費 12,709円
保険 8,992円
交通・通信費 19,724円
交際費・娯楽費 36,144円
その他 14,127円
合計 214,017円

※家賃は年収350万円の場合の手取り月収の3分の1を四捨五入

食費や光熱費など基本的な項目は平均と変わりませんが、家賃が少し抑えめです。

【一人暮らし平均費用】年収400〜500万円の人

年収400〜500万円の場合の生活費はこのような内訳となっています。

項目 費用
家賃 97,222円
家具・日用品費 5,506円
食費 40,969円
水道・光熱費 11,498円
保険 6,085円
交通・通信費 22,630円
交際費・娯楽費 42,550円
その他 19,553円
合計 246,013円

※家賃は年収450万円の場合の月収の3分の1を四捨五入

年収300〜400万円の一人暮らしと変わらず家賃は10万円以下となっていますね。

家賃は1ヶ月の中でも大きな出費のひとつです。家賃を少し抑えることで、月々数万円の貯蓄ができるほか、娯楽や美容など自分のために使ったり、医療費や交際費などの急な出費にも対応することができます。

【一人暮らし平均費用】年収500〜600万円の人

年収500〜600万円の場合の生活費はこのような内訳となっています。

項目 費用
家賃 119,444円
家具・日用品費 4,887円
食費 47,747円
水道・光熱費 12,042円
保険 7,032円
交通・通信費 26,423円
交際費・娯楽費 52,788円
その他 16,857円
合計 287,220円

※家賃は年収550万円の場合の月収の3分の1を四捨五入

年収が500万円以上になると、10万円以上の家賃の物件に住むことができます。都内でも家賃10万円以上だと比較的好条件の物件に住むことができます。

水道・光熱費や保険料は他の年収とさほど変わりませんが、外食が増えたり娯楽に使う費用が増えてきます。

【一人暮らし平均費用】年収600万円以上の人

年収600万円以上の場合は、収入に比例して税金が増えるケースもあるため平均費用が大幅に変わってくるわけではないようです。

項目 費用
家賃 133,333円
家具・日用品費 7,508円
食費 52,673円
水道・光熱費 12,845円
保険 9,361円
交通・通信費 29,115円
交際費・娯楽費 58,710円
その他 21,251円
合計 32,4796円

※家賃は年収600万円の場合の月収の3分の1を四捨五入

一人暮らしで家賃13万円であれば、希望の条件を満たす物件が見つかるでしょう。

一人暮らしにかかる平均費用からわかる適正家賃

一人暮らしの適正家賃は、自分の手取り収入の1/4から1/3が一つの上限目安になります。

「食費にお金を使いたい」「娯楽や交際費にお金を使いたい」という場合はそれよりも少し家賃を抑えた物件を選ぶなど、自分の求めるライフスタイルによって家賃に割り当てる金額を計画してみましょう。

手取り 適正家賃
15万円 37,500円〜50,000円
18万円 45,000円〜60,000円
20万円 50,000円〜67,000円
24万円 60,000円〜80,000円
26万円 65,000円〜87,000円
28万円 70,000円〜93,000円
30万円 75,000円〜100,000円
35万円 87,500円〜117,000円
40万円 100,000円〜133,000円

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一人暮らしの費用を抑えるポイント

一人暮らしの費用を抑えるポイント

一人暮らしの費用を抑えたい方は、毎月必ずかかる固定費やできるだけ出費の多くを占める項目から見直してみましょう。

収入に対して家賃や光熱費の割合は適切か、知らず知らずのうちに使っている無駄な出費はないか。家計簿をつけて、支出の割合を把握することも大切です。

ここからは、一人暮らしでの出費を抑えるポイントをご紹介いたします。

東京 一人暮らし 光熱費

まずは固定費である家賃を下げる

月の支出の多くを占める家賃を下げることは、費用を抑える一番の近道です。

手取り収入に対して家賃の割合が1/4〜1/3を超えていないか、今一度見直してみましょう。住むエリアの選び方や、築年数など妥協できるポイントがあれば家賃相場は数万円単位で安くなることもあります。

また、一人暮らしの初期費用や更新料は家賃に比例してくるため、家賃を抑えることで住居に関連する費用を全般的に抑えることにもつながります。

食費は自炊メインで抑える

毎月どのぐらい食費に使っているか、まずは家計簿をつけて把握してみましょう。

食費は、月の支出の多くを占めている項目です。外食が多い方は、できるだけ自炊をすることで食費はぐっと抑えることができます。

月の食費の上限額を決める外食は月に何回までと決める、など自分のルールを決めることで食費の節約につながります。一人暮らしでは食材が余ってしまいがちですが、週末にまとめて数日分を作りおきするなどの工夫で、無駄なくやりくりすることも大切ですよ。

日々の工夫で光熱費を下げよう

光熱費を下げる工夫
  • こまめに電気を消す
  • 古い家電は買い替える
  • エアコンなどの設定温度を室温に近づける
  • 電力会社の契約プランを見直す
  • 冷蔵庫は季節によって設定を調整する

細かい気配りで節約することができるのが光熱費。日々の暮らしの中のちょっとした工夫で、光熱費を抑えることができます。

まずはこまめに電気を消したりエアコンの設定温度に気をつけることから始めてみましょう。古い家電を使っていると、それだけで電気代が高くなってしまうことも。近年電気代が高騰しているので、月々の電気代は特に注意したいですね。

特に冷蔵庫やエアコンなどは最新の省エネ家電に買い換えることで、月々の電気代がグッと下がる場合もあるので検討してみましょう。

サブスクの解約を検討してみよう

動画配信サービスやスマホのアプリなど、月額で支払っているサブスクリプションサービスはどのぐらいありますか?

しばらく使っていないのに支払っているものがあったり、似たようなサービスに複数加入していたりする場合、一つ一つの金額は小さくても積もり積もって支出を圧迫しているかもしれません。

携帯料金の支払いとまとめて請求がきている場合、月々支払っている金額を把握できていないことも。必要なサービスのみに厳選して、一度整理してみましょう。

賃料が低い賃貸物件の特徴は?【狙い目はこれ】

特徴
  • 事故物件
  • 駅から徒歩10分以上の物件
  • 築年数が古い物件
  • エレベーターがない物件
  • 日当たりが悪い低層階
  • オートロックが付いていない
  • 線路や高速道路沿い

とにかく家賃を抑えたい、という方に賃料が低い物件に特徴をご紹介します。条件は良いけれど格安な物件があれば、事故物件である可能性が高いです。特に気にならないという方にとっては狙い目ですね。

その他、条件を少し妥協するだけでグッと家賃が下がる場合があります。築年数が古い物件などは、ヴィンテージ感のある内装がかえって素敵なことも。

はじめは条件を絞りすぎず、選択肢を広めに持っておくと、家賃が安くてもお気に入りの物件に出会えるかもしれません。

一人暮らしの費用に関するQ&A

一人暮らしの費用に関するQ&A

はじめての一人暮らしは、わからないことだらけで当たり前。ワクワクする一方で、お金のことは契約のことは不安も多いものです。

家賃や生活費はもちろん、初期費用や引越し費用は実際いくらぐらい必要なの?どのような賃貸業者で選べ部のが良いの?といった疑問にお答えします。

【Q1】アルバイトやパートでも賃貸物件を借りれる?

アルバイトやパートでも、入居審査に通れば物件を借りることは可能です。

家賃を支払い続けることができるかどうかが審査基準となりますので、勤続年数や安定した収入証明などがあれば有利になるでしょう。

また、賃貸契約に必要な連帯保証人になってくれる家族や親戚がいるかどうかもポイントになります。

【Q2】一人暮らしをするなら月々いくら必要?

家賃を含めた一人暮らしの平均的な費用は約19万円。お金の使い方は人それぞれですが、家賃、食費、水道・光熱費、保険、など最低限必要な費用だけで約12万円ほどかかります。

お部屋探しをする際には、どのような項目にいくらぐらい必要なのかを把握して、家賃を決めていくのがおすすめです。月々どのぐらいの貯蓄をしていきたいかも考えながら、ご自身の家賃上限を設定してみましょう。

大学生の一人暮らしに必要な費用はこちらの記事でご紹介しています。

【Q3】一人暮らしの物件探しでおすすめの賃貸業者は?

物件の取り揃えは賃貸業者によって様々です。良い物件に出会えるかどうかは、どの賃貸業者を選ぶかによって決まります。

なかでも地域密着型の「Vidax(ヴィダックス)」は、物件登録数も多く、芸能人も御用達で、都内の賃貸を探している人にはおすすめです。SNSで内見をライブ配信したりと、現地に行く時間がなくてもお部屋の雰囲気を色々と見れるのも嬉しいポイント。

ぜひ、自分のライフスタイルにあった賃貸業者を探してみてくださいね。

【Q4】一人暮らしに必要な初期費用は?

一般的に初期費用は、家賃の半年分が一つの目安とされています。家賃が5万円の部屋であれば、初期費用は約30万円ほどと想定しておくとよいでしょう。

初期費用の内訳は、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険料などです。敷金や礼金がかからない物件を探すと、初期費用が抑えられる場合もありますよ。

仲介手数料は賃貸業者によっても変わりますので、契約の際はそういった項目も確認するようにしましょう。

【Q5】単身者の引越し費用はいくらかかる?

一人暮らしの引越し費用は、移動距離や荷物の量によっても異なりますが、一般的に4〜8万円が相場です。

ただし、引越しシーズンの3〜4月は価格が上がることがありますのでタイミングをずらすなどの工夫が必要です。また、エレベーターのない物件は階段で運ばなければいけないので、その分割高になることもあります。

一人暮らし 引っ越し 費用

まとめ

いかがでしたか?全国平均を知っておくことで、家賃や食費、娯楽などどの項目にお金を使っていきたいか、どのぐらい貯蓄をしておきたいか、計画も立てやすくなってくるのではないでしょうか。上限家賃を決める参考にもなりそうです。

新生活に向けて膨らむ妄想を少し抑えて、無理のないライフスタイルを送るために、どのぐらいの生活水準を求めるかをシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

Homeeeマガジン編集部

Homeeeマガジン編集部
Homeeeマガジンは、不動産・住まい・暮らしに関するニュースやコラムなどの情報を配信するサイトです。日頃から不動産従事者さんと様々な関わりがあるメンバーが、正確でわかりやすい記事にしてご紹介いたします。
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