大阪で住みたくない街ランキングTOP10!治安が悪い避けたいエリアとは?【プロ目線で解説】

大阪で住みたくない街ランキング

大阪は西日本最大の都市として高い利便性と多彩な魅力を備えていますが、エリアによって街の雰囲気や治安、生活環境には違いがあります。

通勤や買い物に便利な地域であっても、夜間の騒音や人の多さ、家賃水準とのバランスなどから「住むとなると慎重に考えたい」と感じる人がいるのも事実です。

各種データや実際の声をもとに大阪の住みたくない街ランキングを紹介し、その理由や共通点をわかりやすく解説します。エリア選びで後悔しないための参考にしてください。

監修者 渡辺 浩志
犯罪認知件数は分母となる滞在人口の多さを反映しており、そのエリアの安全性と必ずしも直結しません。また、大阪はエリアごとに個性が極めて強く、「住みたくない」という評価もあくまで主観に過ぎません。何を重視するかで街の価値は180度変わるため、ランキングの負のイメージに流されず、特性を冷静に把握した上で自分の生活に合う機能性を最優先に判断することが、後悔しない住まい選びの肝要です。
渡辺 浩志

宅地建物取引士

渡辺 浩志

不動産一筋23年の不動産会社元社長。
大学卒業後、上場マンションデベロッパーで4年間営業の基礎を学び、退職後は不動産ベンチャーの会社で当時はまだ珍しかった中古不動産のリノベーション販売の部署を立ち上げ、売上20億円までに成長させました。
現在は従業員300人の総合建築企業の不動産部門で若手社員の教育と、今までの人脈を生かし不動産仲介と土地・戸建の仕入業務をしています。

大阪の住みたくない街ランキングTOP10!【プロが厳選】

大阪の住みたくない街ランキングTOP10!【プロが厳選】

大阪は大都市として魅力が多い一方で、地域によって治安や生活環境に差がある傾向があります。特に大阪市内では繁華街や商業地区、いわゆる「住みたくない」とされる街も存在します。

ここからは、複数の治安データや街の特徴をもとに選定したランキングを解説します。治安や日常生活への影響をしっかり把握したうえで、エリア選びに役立ててください。

1位:西成|治安面での不安が強いエリア

大阪市西成区は、昔から「治安が悪い」「住みたくない」といったイメージが根強い地域として知られています。

特にあいりん地区では日雇い労働者や路上生活者が多く、夜間の酔っ払いによるトラブルや軽犯罪が発生しやすいとの指摘があり、治安面で不安を感じる人が多いことが理由です。

こうした点が、住みたくない街として名前が挙がる主な要因となっています。

最近ではYouTubeなどの影響により、観光客が訪れるようになったため、街の雰囲気も少し変わってきています。ただし、それはあくまで表の顔であり、現在でも依然として治安の悪いエリアではあるため、住みたくない街だと感じる方が多いです。

治安はあまり良くないと感じる。 男性が住むには良い場所だと思うが、女性にはあまりおススメできない。 衣服や雑貨など、日用品以外の買い物をしたい場合は、難波や梅田などの都市部に出ないといけない。(30代/男性)
周辺の犯罪件数 2,302件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR環状線・南海電鉄・Osaka Metro(四つ橋線・堺筋線・御堂筋線)・阪堺電車

2位:鶴橋|夜間は注意が必要なエリア

鶴橋は大阪市生野区・東成区にまたがる地域で、有数の「コリアンタウン」として知られています。鶴橋商店街には韓国総菜のお店や焼肉屋などが立ち並んでおり、昼間はにぎやかな雰囲気が魅力です。

一方で、夜間になると人通りが減るエリアや街灯の少ない路地もあります。繁華性が高いエリアのため、スリや置き引きなどの軽犯罪が発生することがあり、防犯意識を持つことが求められるエリアです。

活気のある街で買い物や食事を楽しめる一方で、夜間の雰囲気を気にする声もあり、「住むとなると慎重に検討したい」と感じる人がいるのも事実です。

狭い道が多く、通勤時間帯は混雑します。繁華街周辺も夜騒がしいですね。家の近くにコンビニや銀行が無いのが不便です。(20代/男性)
周辺の犯罪件数 生野区:1,362件
東成区:904件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR西日本 大阪環状線・Osaka Metro 千日前線・近鉄 大阪線/奈良線

3位:難波|繁華街特有の治安リスクあり

難波は大阪ミナミの中心地であり、道頓堀やなんばパークスなど商業施設や飲食店が集まる繁華街として知られています。

一方、風俗店やパチンコ店なども多く立ち並んでいるため、治安に不安を感じている方も多いです。特に夜間は呼び込みや酔っ払いも多く、女性の夜間一人歩きは危険です。

観光地として楽しむ分には楽しいエリアですが、治安の悪さや騒音などが気になる方にとって非常に住みにくい街だと言えるでしょう。

飲み屋街が隣接していて、夜うるさく感じる時がたまにある。消防車の音もたまにうるさく感じる。街なので仕方ない部分もある。(20代/女性)
周辺の犯罪件数 中央区:6,162件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR西日本 関西本線(JR難波)・Osaka Metro 御堂筋線/千日前線/四つ橋線・近鉄 難波線/阪神 なんば線

4位:天王寺|再開発が進む一方で夜間は注意が必要なエリア

天王寺は大阪市天王寺区・阿倍野区にまたがるエリアで、あべのハルカスや天王寺公園など大型商業施設、通天閣や天王寺動物園、四天王寺などが集まる地域です。

一方で、繁華性が高いことから駅周辺では夜間に酔客によるトラブルが発生することもあり、時間帯によっては落ち着かないと感じる人もいます。公園周辺や一部エリアでは、路上生活者の姿が見られることもあり、治安面を懸念する声もあります。

さらに、再開発が進んでいる影響で家賃や物価がやや高めの水準となっており、コスト面を理由に住む場所として慎重に検討する人もいるようです。

とにかく夜がうるさい、路上でギターを弾く音、車の騒音、電車の通行のたびに流れる電車案内、電車の通過の騒音など、遊ぶ場所や買い物を楽しむ場所だけれど、住む場所ではないと感じた。(40代/男性)
周辺の犯罪件数 1,272件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR大阪環状線・JR阪和線・大和路線・Osaka Metro 御堂筋線・Osaka Metro 谷町線・近鉄南大阪線

5位:十三|歓楽街色が強いエリア

十三は大阪市淀川区に位置し、単身者向け物件が比較的多いエリアです。

駅周辺には飲食店や居酒屋、風俗店が密集しており、いわゆる歓楽街としての側面も持っています。そのため、夜間は酔客による騒音やトラブルが発生することもあります。

駅前は便利である反面、裏路地に入ると雰囲気が大きく変わります。昼間と夜間で街の印象が異なる点も、住みたくない街と言われる理由の一つです。

風俗店やキャバクラが一部に集まっており、週末にかけて酔っ払いが、多い。 飲み屋街には昼夜問わず人が溢れており、子育てなどには良い環境とはいえない。(20代/女性)
周辺の犯罪件数 淀川区:2,153件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 阪急神戸本線・阪急宝塚本線・阪急京都本線

6位:岸和田|地域色が強く、好みが分かれる街

岸和田市は、「岸和田だんじり祭」で全国的に知られる地域です。祭りの時期は非常に活気があり、地域の結束も強いことで有名です。

一方で、祭り期間中の騒音や祭礼文化が色濃く残る地域性については、合う・合わないが分かれる傾向があります。地域とのつながりを重視する風土があるため、移住者の中には戸惑いを感じるケースもあるようです。

また、大阪市内へのアクセスは比較的良好ですが、公共交通機関の選択肢は限られています。エリアによっては公園や公共施設の数が多いとはいえず、生活環境の面で慎重に検討する必要があるでしょう。

だんじり祭りが有名ですが、喧嘩っ早い人が多いと思います。祭りの時には巻き込まれると大変なので十分に気をつけたほうがいいと思います。(20代/男性)
周辺の犯罪件数 1,665件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 南海本線(岸和田駅・蛸地蔵駅など)・JR阪和線(東岸和田駅)

7位:梅田|利便性は高いが生活コストと騒音に注意

梅田は大阪市北区に位置し、大阪駅・梅田駅を中心にグランフロント大阪、LUCUA osaka、阪急うめだ本店、阪神梅田本店、HEP FIVE などが立ち並び、買い物や外食、娯楽には困りません。

一方で、住環境として見ると注意点もあります。まず、家賃相場が大阪市内でも高水準であり、単身向け物件でも負担が大きくなりがちです。

また、堂山町や兎我野町周辺など歓楽街エリアでは、夜間の騒音や人の往来が気になる場合があります。さらに、商業エリア中心の街であるため、住宅物件の選択肢が限られる点もデメリットです。

利便性重視であれば住みやすいですが、騒音が苦手な方やコストが気になる場合には住みにくい街だと言えます。

商店街の周辺は治安が悪くなってきている。年に数回は酔っ払いが路上で寝ている。嘔吐したものが路上にあることが多々ある。(50代/男性)
周辺の犯罪件数 北区:4,789件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR大阪環状線/東海道本線(大阪駅)・阪急神戸線/宝塚線/京都線・阪神本線/Osaka Metro 御堂筋線/谷町線/四つ橋線

8位:堺|落ち着いた街並みだがエリア差が大きい街

堺は大阪市内と比べると落ち着いた環境に見えますが、鉄道の踏切待ち時間の長さによる通勤や通学へのストレス、窃盗や暴力事件などの多さにより、住みたくない街だと言われています。

特に南海本線や阪和線沿線では、朝夕のラッシュ時に踏切で長時間待たされるケースがあり、日常的な移動に不便さを感じるという声があります。また、市域が広いため、駅から離れたエリアでは車がないと生活しにくいと感じる人も少なくありません。

区によっては自転車盗難などの軽犯罪が比較的多いとされる地域もあり、防犯面を気にする人もいます。ただし、堺市全体が治安の悪い街というわけではなく、エリアごとの差が大きいのが実情です。

自分の住んでいた地域では車の通りが多くて騒音が少し聞こえて生活していたことが少し不満でした。また大都会故に公園などがなかったことも少し残念でした。(10代/男性)
周辺の犯罪件数 堺市全体:6,651件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 南海本線・南海高野線・JR阪和線・泉北高速鉄道

9位:京橋|繁華街色が強く夜間は注意が必要

京橋は大阪市都島区に位置し、大阪駅や淀屋橋方面へのアクセスが良く、通勤や通学には便利な立地です。

一方、駅周辺にはラブホ街や繁華街が立ち並んでいます。

酔客による騒音やトラブルもあるため、静かな環境で過ごしたい方にとって住みたくない街だという声が上がっています。

駅北側には路上生活者の姿が見られることもあり、時間帯や場所によっては人通りが少なくなるため、防犯面を気にする人もいます。利便性は良いですが、住む場所によって環境差がある街といえるでしょう。

深夜の騒音は割と気になります。繁華街の喧騒ももちろんですが、交通量もそこそこ多いので午前0時を超えても頻繁に車が通る音が聞こえてきます。(20代/男性)
周辺の犯罪件数 都島区:1,471件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 JR大阪環状線・JR東西線・京阪本線・Osaka Metro 長堀鶴見緑地線

10位:北巽|家賃は抑えめだが環境差に注意

北巽は大阪市生野区に位置し、Osaka Metro千日前線が利用できる住宅エリアです。

一方で、時間帯や場所によっては治安が心配と言われているエリアです。昼間は比較的人通りがありますが、夜になると人通りが少なくなるエリアもあり、住宅街に入ると道幅の狭い路地や街灯の少ない場所も多いです。

地域では防犯パトロールなどの取り組みも行われていますが、エリアによっては治安面を気にする声があり、住みたくない街だと言われているのも事実です。

近くにパチンコ屋などがあったり、内環状線などの幹線道路が近くにあったので環境面ではあまり良くないと思う。便利であると言う事はそういう側面もある。(20代/男性)
周辺の犯罪件数 生野区:1,362件
※出典:令和7年刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数
沿線 Osaka Metro 千日前線

大阪の住みたくない街に共通する特徴は?

大阪の住みたくない街ランキングで上位に挙がるエリアには、いくつか共通点があります。

単純に「治安が悪い」という理由だけではなく、繁華街特有の騒音や夜間の雰囲気、家賃水準と住環境のバランスなど、複数の要素が重なっているケースが目立っていました。ランキングで紹介してきた各エリアの特徴を整理すると、見えてくるポイントがあったので解説していきます。

飲み屋街に近い・酔っ払いが多い

住みたくない街の共通点として、飲み屋街が近いことや酔っ払いが多い部分があげられます。

深夜営業の居酒屋や飲食店が集中しているエリアでは、路上での騒音やトラブルが発生することがあります。その結果、治安に不安を感じる人も少なくありません。

利便性は高い一方で、静かな住環境を求める人にとっては負担に感じられる場合があるでしょう。

街の雰囲気が良くない

駅周辺にゴミが散乱していたり、路上生活者が多いエリアの場合、どうしても街の雰囲気が良くない印象になります。

特に、西成区のあいりん地区は過去に社会問題として取り上げられた経緯があり、現在も独特の街並みや雰囲気が残る地域です。

大阪は人情味があり活気のある街ですが、見た目や空気感によって不安を覚える人もおり、それが住みたくないと思わせている要因になっているのでしょう。

家賃相場が著しく安く治安が悪い

住みたくない街と言われている地域は、家賃相場が低い傾向にあります。

西成区では、1Kから1DKで5.5万円となっており、大阪府の家賃相場と比べると0.7万円ほど安いです。家賃の安さは魅力ですが、その背景として軽犯罪が一定数発生している地域もあり、防犯面を懸念する声が見られます。

出典:スマイティ

大阪で住みやすいおすすめのエリアは?

ここまで、住みたくない街・住みにくい街として取り上げてきた地域であっても、すべての人が「住みにくい」と感じるわけではありません。

たとえば天王寺や梅田は繁華性が高い一方で、交通利便性や商業施設の充実度という大きなメリットがあります。通勤通学のしやすさ、買い物環境を重視して考えると住みやすく感じるでしょう。

その他にも、人によっては住みやすいと感じる街はいくつもあります。利便性や生活環境のバランスが良いと評価されやすいエリアをまとめました。

地名 住みやすい理由
天王寺 JR・Osaka Metro・近鉄が利用でき、あべのハルカスや天王寺公園など生活利便性が高い
梅田 グランフロント大阪やLUCUA osakaがあり、交通アクセスが大阪市内トップクラス
吹田 JR京都線で大阪駅へ約10分、イオン吹田店、吹田さんくすがそろい落ち着いた住宅環境
豊中 阪急宝塚線で梅田へ約15分、エトレ豊中やダイエー豊中駅前店などの商業施設があり落ち着いた住宅街

利便性を重視するなら梅田や天王寺、落ち着いた環境を求めるなら吹田市や豊中市といったように、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。

住みやすさは写真や口コミだけを確認したのち、実際に現地を歩いて雰囲気を確かめることが、後悔しない住まい選びにつながります。

Homeeeマガジン編集部

Homeeeマガジン編集部
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