東京都品川区にある五反田は、西はオフィス街と繁華街で栄え、東は住宅街が広がっている二面性のある街として沢山の方が暮らし、賑わっている街です。
駅前には商業施設や飲食店が一通り揃っていますので、わざわざ他の街へ買い物に行く必要がなく、主要なターミナル駅へ乗換なしでアクセスできる抜群の利便性を誇っています。
暮らしに関しては抜群の便利さを誇る五反田ですが、子育て環境はどうなっているのでしょうか?
この記事では、五反田で子育てをするという方の為に、待機児童問題、子育て支援、児童手当を始めとする補助金制度など、子育てに欠かせない環境がどのように整っているのかを分かりやすく説明していきます。
総合不動産会社
目次 -INDEX-
五反田の待機児童問題
子育てをする上で最も気になる点と言えば、待機児童問題ですよね。品川区では2017年には219人いた待機児童が、2018年4月時点で19人になるなど、待機児童を大きく減少させる事に成功しており、認可保育施設の増設を積極的に行う事で、この問題を著しく緩和しています。
五反田駅から徒歩圏内にも10を越える認可保育施設があり、周囲の保活激戦区に比べれば、比較的簡単に認可保育施設に入園する事が出来る環境は整っています。
認可保育園の選考基準
区の認可保育園は、施設の広さや先生の数により定員が決められています。それは品川区でも例外ではなく、五反田の認可保育園へ申し込みを行った際に定員を超えている場合は、家庭の点数(指数)に応じて優先順位が決められていきます。
指数の計算方法は「選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数」という計算になっており、この指数が高い家庭が優先的に認可保育園に入園する事が出来ます。五反田の場合は園によって多少の誤差はあるものの、0歳児は40点、1歳児は41点、2歳児は42点以上の児童が内定します。
親1人がフルタイム(月20日以上、日中8時間以上の就労)で20点換算。品川区では他にも看護や介護などで点数付けをしていますが、明確に点数を決めていない内容もありますので、詳しくは以下で詳しく紹介する担当課で聞いてみましょう。
困ったら入園相談係に連絡
五反田の認可保育園への入園で何か一つでも困った事があれば、すぐに品川区の入園相談係に連絡するようにしましょう。ここでは、保活において身近に相談できる人がいないという方を助けるべく、保育に関する困っている全ての事を聞く事が出来ます。
働く両親が最も困る事は保育園をどうすれば良いのかという点でしょうから、困りごとがあれば迷わず聞いてみる事をオススメします。月曜日から土曜日まで営業していて、時間帯は9時から18時まで対応しています。直接行かなくても電話対応だけでもOKなので、保育に関する事は相談してみましょうね。
施設名 | 品川区子ども未来部保育課 入園相談係 |
住所 | 東京都品川区広町2-1-36 |
アクセス | JR線・東急線・りんかい線大井町駅から徒歩8分 東急大井町線 下神明駅から徒歩5分 |
電話番号 | 入園相談係:03-5742-6725 子育て支援センター:03-5749-1032 |
営業時間 | 9時~18時 |
定休日 | 日曜日 |
Webサイト | https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ |
五反田の子育て支援
続いては、五反田を含む品川区で行政が取り組んでいる子育て支援サービスを紹介していきます。区が提供しているサービスで、子育てをする上で知っておいて損はないものです。しっかりと事前に把握しておくようにしましょう。
病児保育
保育園や幼稚園に通園している子供が病気にかかり集団保育が困難になり、更に保護者がどうしても仕事を休めず家庭で保育が出来ない場合、品川区では、医療機関および保育所に併設している病児保育室にて一時的に預かるサービスを提供しています。
利用には事前登録が必要な為、こういった状況に陥る可能性がある家庭の方は必ず登録しておくようにしましょう。対象年齢は生後6ヶ月から就学前までで、区内在住者は利用時間に関わらず1日2000円で利用する事が可能になっています。
一時保育
保護者が病気や出産などで、一時的に子供を保育する事が出来ない場合、保育園などに一時的に預ける事が可能です。
区立保育園、および一部の区立民営保育園で実施していて、利用料金等は各保育施設により異なるシステムになっています。
ファミリーサポート事業
品川区にはファミリーサポート事業や子育て支援センターの取り組みなど、育児サポートの仕組みが確立しているという特徴があります。
子育ての手助けをしてほしい人と、子育ての手助けが出来る人が地域の中で互いに助け合う制度の事をファミリーサポート事業と呼び、一時的に子供を預かって欲しい時などに援助会員にお願いし、援助会員の自宅などで預かってもらう事が出来ます。
利用する為には事前にファミリーサポートセンターで申し込みを行い、電話で予約をした後に子供と一緒に施設を訪れて登録を行う必要があります。五反田に暮らす方は、以下の施設を訪れて登録を行って下さい。
施設名 | 品川区立家庭あんしんセンター |
住所 | 東京都品川区平塚2-12-2 |
アクセス | 東急池上線 「戸越銀座駅」より徒歩5分 都営浅草線 「戸越駅」より徒歩10分 東急目黒線 「武蔵小山駅」より徒歩25分 東急バス(反11) 世田谷区民会館行 「平塚二丁目バス停」より 徒歩2分 |
電話番号 | 03-5749-1031 |
Webサイト | https://www.fukueikai.or.jp/facility/children/01.html |
五反田の補助金制度
子育てファミリーは何かとお金が必要になってくるもの。行政がどのような児童手当を給付しているかは事前に知っておきたい大切な事ですよね。
ここからは、品川区が行っている児童手当を始めとする補助金の制度について紹介していきます。
児童手当
より良い子育てを行う為には行政による金銭的支援は必要不可欠です。五反田に暮らしている方は、品川区の児童手当を、2月・6月・10月と年3回に分けて受け取る事が出来ます。
児童1人の支給額
0歳~3歳未満:一律15000円
3歳~小学校修了前:10000円(第3子以降は15000円)
中学生:一律15000円
所得制限は設けられていますが、夫婦ともに所得650万円程であれば所得制限に引っかかる事はありません。所得制限は世帯収入ではありませんので、夫婦共働きでも安心です。
支給申請は子供が産まれてから、または転居してから15日以内に役所に申請を行えば、翌月から支給されます。15日を過ぎてしまうと、申請が遅れた月は支給がされず損をしてしまう事になりますので、申請は必ず15日以内に行うという事を忘れないようにしましょう。
子ども健やか医療助成費
品川区には子どもすこやか医療助成費と呼ばれる制度があります。これは、15歳到達後最初の3月31日までの、子供にかかる基本的な医療費に関しては全額を区が負担するというものです。
乳幼児であっても病院にかかる時の費用は全て品川区が負担してくれますので、子育て世帯の金銭的負担を大きく軽減してくれます。
品川区の医療証および健康保険証を提出すれば支払いが発生する事はありませんが、東京以外の病院で診療を受けると、一度は自費で医療費を支払う必要がありますので注意して下さい。この場合は、後で品川区に医療費を支払った事を申請する事で還元されます。
しかし、まるまる全ての医療費が0円になるという訳ではなく、入院時の個室移動や夜間診療による割増料金など、いわゆるオプションのような扱いになる費用に関しては自己負担となりますので注意しましょう。
まとめ
五反田で子育てしようと考えているファミリー世帯は絶対に気になるであろう、待機児童、子育て支援、補助金について詳しく解説してきましたが参考になりましたか?
総合して結論を言うと、五反田は子育て世帯に優しい街であると言えるかと思います。駅周辺は利便性が抜群で子育てに必要なお店は施設は全て揃っていますし、品川区は東京都の中でも治安がいいエリアですから、子育てをする上で不安を感じる面は少ないかと思います。
生活に欠かせないスーパーも駅前に多くあり、買い物で遠出をしなければいけないという事も五反田に住んでいればありません。
五反田は子育てをする環境は整っておらず、ビジネスマンが集う街という印象が強いかと思いますが、駅前には保育園も多いですし、子供が遊べる公園や施設も揃っていますので、職場が五反田にあるというファミリー層の方は五反田に家族で移住する事をおすすめします。
五反田の子育て環境が気になるという方は是非この記事をチェックし、品川区が行っている保育サービスや児童手当などを活用してみましょう!