大学生の一人暮らしにかかる費用は?平均内訳や適性家賃を解説

大学生の一人暮らしにかかる費用は?平均内訳や適性家賃を解説

新生活が始まる季節。春からの大学進学を控え、一人暮らしのプランを立てはじめる方も多いのではないでしょうか。初めての一人暮らしでどんな物件を選ぶべきか、月々どのぐらいの費用が必要になるのかは気になるところですよね。

せっかくのキャンパスライフですから、飲み会や旅行を楽しんだり、サークルや部活に打ち込んだり、おしゃれを楽しんだりと期待が膨らみますよね。遊ぶためのお金も確保するためには、毎月の出費をあらかじめ把握しておくことも大切です。

この記事では、大学生の一人暮らしに関するお財布事情をご紹介します。春から一人暮らしを始める大学生の皆さんの参考になれば幸いです。

大学生の一人暮らしの費用はいくらかかる?

大学生の一人暮らしの費用はいくらかかる?

大学生の一人暮らしには、平均してどのぐらいの費用がかかるか見てみましょう。

項目 費用
食費 24,680円
住居費 53,920円
交通費 3,850円
教養娯楽費 11,760円
書籍費 1,700円
勉学費 1,900円
日常費 7,520円
電話代 3,110円
その他 2,310円
貯金・繰越 14,300円
合計 125,040円

2021年の全国平均を見てみると、支出の上位は家賃と食費の2項目が全体の約6割を占めています。また娯楽・教育にかかる費用も比較的高く、外食や旅行・娯楽などにかける費用によって月々の出費が変動するでしょう。

「今月はちょっと生活費が厳しいな」と思ったら外食を控えて自炊をしたり、次の旅行や遊びの予定まで節約をするなど工夫が必要です。

毎月予算ギリギリで生活費を捻出するのではなく、急な出費などに控えてある程度貯金をしておくことも大切ですよ。

仕送りなしで学生の一人暮らしは可能?初期費用や生活費を徹底解説

大学生が一人暮らしするためにはいくら必要?

合計すると、一人暮らしをするには家賃を含めて約12万5千円ほどかかると考えておくと良いでしょう。

お金の使い方は人によってそれぞれですから、食費や教養娯楽費などは節約することで抑えられる項目でもあります。特に遊びの予定はお財布と相談しながら立てましょう。

実家から毎月仕送りをもらう場合は、毎月の家賃や光熱費などを基準に金額をよく相談して決めましょう。アルバイトをして自由に使えるお金を増やす学生も多いですね。

また、大学の提携するアパートに下宿したり、学生寮などで生活する場合は大幅に家賃が抑えられます。大学から案内が来ている可能性があるので、生活費をなるべく抑えたい方はぜひチェックしておきましょう。

また、一人暮らしをはじめる際には賃貸の契約金や引越し費用、家具や家電などの初期費用もかかります。特に新生活がはじまる時期は引越し業者の繁忙期でもあるので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

大学生の収入の平均内訳

大学生の収入の平均内訳

では、大学生の収入平均はどのぐらいなのでしょうか。アルバイトや仕送り、奨学金などいくつかの収入源がありますが、合計すると全国平均は支出とほぼ同じで、約12万5千円となりました。

項目 収入
アルバイト 29,310円
親からの仕送り 71,880円
奨学金 20,380円
その他 3,900円
合計 125,280円

このことから、大学生で一人暮らしをする場合はアルバイトをしておいた方が生活費に余裕が出ると言えます。

社会人になる前に社会経験を積むこともできるので、自由な時間が比較的多い大学生のうちに派遣などで様々な職種のアルバイトをする方も多いようです。

大学生の一人暮らしにかける適正家賃は?

これまで見てきた支出と収入のバランスを考えると、大学生の一人暮らしにかける適正家賃は約5.5〜6.5万円と考えておくと良いでしょう。

東京23区内の場合は家賃相場も高く、6万円を超える物件が多くなってくるようです。また、同じエリアでも駅からの距離などによって相場は変わってくるため、学校への通学時間と家賃のバランスを見ながら物件を探す必要があります。

家賃が安い県

大学生が一人暮らしの生活費を抑えるポイント

大学生が一人暮らしの生活費を抑えるポイント

待ちに待った大学生活、充実した日々を送りたいですよね。極端に我慢をしなくても、ちょっとした工夫を重ねるだけで日々の支出は抑えることができます。

自分の中での優先順位を決め、節約しながら上手にやりくりしていきましょう。食費や光熱費、通信費を抑えるポイントをご紹介します。

食費を抑えるポイント

支出の多くを占める食費は、油断すると「気が付いたら費用がはずんでしまった」なんてこともあります。特に外食は、週に1回程度に抑えると良いでしょう。

平日は学食での食事がおすすめです。ワンコインで栄養もしっかり摂れるメニューが揃っていますし、朝食も安く提供してくれる大学もあります。

夕食や休日はできるだけ自炊をすることで食費をグッと抑えることができます。もやしやキャベツなどコスパの良い野菜を選んだり、節約レシピを習得して安くても美味しい料理が作れるようになると日々の暮らしの満足度も上がりますよ。

光熱費を抑えるポイント

毎日の小さな積み重ねで節約できるのが光熱費です。

電気をこまめに消す見ていないときはテレビを消す夏場のクーラーや冬場の暖房はできるだけ室温に近づけるなど、日々の生活習慣として癖づけるようにしましょう。

また、古い家電は使用電力量が多くなり電気代が高くなってしまうこともあるので、新しく購入する場合は最新の省エネ家電を選ぶのがおすすめです。物件探しの際は設置されているエアコンが古くないかもチェックしておきましょう。

また、契約する電力会社によっても費用が変わってきますので時間がある方は電力会社も比較検討すると良いでしょう。

東京で一人暮らしをする場合の水道光熱費や節約方法についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

通信費を抑えるポイント

通信費を抑えるポイント
  • 格安SIMに乗り換える
  • 契約プランの見直し
  • インターネット無料の物件を選ぶ
  • 余計なオプションを解約する
  • 家族割プランを活用する

オンライン授業などが増えてきたいま、自宅のインターネット環境は必須になってくるでしょう。大学生になるとスマホだけでなくパソコンの使用頻度も増えるので、インターネットにかかる通信費はできるだけ最小限に抑えたいところですね。

契約プランの見直しや格安SIMに乗り換えることで、電話料金の節約につながります。また、知らず知らずのうちに加入しているオプションプランがある場合があります。一度支払いの内訳を確認して整理しましょう。

物件によってインターネット回線が無料で使える場合があるので、お部屋探しのときにチェックしてみるのも良いでしょう。ただし、通信速度が遅い場合があるので回線状況を確認しましょう。

交際費を抑えるポイント

交際費は人によって様々ですが、誘惑の多い大学生活、気をつけていないとすぐに膨らんでしまいます。特に新学期のシーズンは、コンパや飲み会が増える時期です。

友達からの誘いに乗ってしまいがちですが、時には断る勇気も必要です。お店での飲み会ばかりでなく、時には家で集まるなどの工夫も節約につながります。

洋服やおしゃれにかけるお金も要注意。月にいくらまで使うかを自分の中で決めておくと、思わぬ無駄遣いを防ぐことにもつながります。

大学生が家賃を抑えるコツ【狙い目の物件の特徴は?】

大学生が家賃を抑えるコツ
家賃を抑えるポイント
  • 駅までの距離より大学への近さを取る
  • シェアハウスに住む
  • 学生寮に住む
  • 友達や兄弟とルームシェアする
  • 築年数が古い物件を選ぶ

毎月固定で支払う家賃は、日々のお財布事情に直結してきます。

共同生活が苦にならないという方には、シェアハウスや学生寮、友達とのルームシェアなどがおすすめ。一人暮らしの部屋よりも共用スペースがリッチになる場合もありますし、共同生活ならではの仲間とのつながりも生まれます。

一人だけで自分の居場所を作りたいという方は、物件の選び方で工夫しましょう。駅近物件は家賃相場が高くなるので、大学まで徒歩で行けるエリアには穴場物件があるかもしれません。

大学生の一人暮らしに関するQ&A

新生活への期待が高まる一方、はじめての一人暮らしはわからないことだらけで不安もたくさんありますよね。

大学生が物件を借りるには何が必要?どうやって物件を探せばいいの?全部でいくらかかる?など、これからお部屋探しをしようと考えている方が抱く疑問にお答えします。

【Q1】大学生が賃貸物件を借りれる?

もちろん、大学生でも賃貸物件を借りることは可能です。ただし、審査に際して連帯保証人が必ず必要になってきます。

学生の場合は、両親が連帯保証人となることがほとんどです。連帯保証人の収入を証明できるものを用意しておきましょう。

場合によっては、契約者を両親にすることが求められることもあります。未成年者の契約には親権者の同意が必要となります。

【Q2】東京で大学生が一人暮らしをするのにかかる費用は?

東京で大学生が一人暮らしをするのにかかる費用は、1ヶ月平均約12万円。そのうち、約6割を家賃と食費が占めています。収入の平均もあまり変わらず約12.5万円ですので、計画的にやりくりしないと金欠になってしまいます。

特に、家賃などの月々固定でかかる費用は途中で節約することが難しいため、最初にしっかり吟味して選びましょう。

東京で一人暮らしをする場合の家賃相場についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【Q3】大学生の引越しを節約する方法はある?

まだアルバイトもはじめていない時期、引越し費用はできる限り抑えたいですよね。

入学シーズンなどの繁忙期は、引越し費用が倍以上になってしまいます。可能であれば、引越し時期のタイミングを少しでもずらすことをおすすめします。

また、大学生の引っ越しであれば学割のパックが用意されている引っ越し業者も少なくありません。いくつかの業者で見積もりをとって、一番コスパの良い業者を探してみてくださいね。

一人暮らし 引っ越し 費用

【Q4】大学生に部屋探しにおすすめの不動産会社は?

物件の取り揃えは賃貸業者によって様々。良い物件に出会えるかどうかは、どの賃貸業者を選ぶかによって決まります。

なかでも「Vidax(ヴィダックス)」は、物件登録数も多く、LINEでお部屋探しができたり、Tiktokやinstagramで内見ができたりと、SNS世代には嬉しいサービスがたくさん。はじめてのお部屋が探しでも安心してお任せできる不動産会社です。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

人と被らない、お洒落な「モテ部屋」|ヴィダックス不動産(@motebeya_vidax)がシェアした投稿

まとめ

いかがでしたか?意外とお金がかかる一人暮らし。どの項目にどのぐらいの費用がかかるのかを知っておくだけで、心構えも変わってくるのではないでしょうか。

せっかくの大学生活が、お金の心配やアルバイトばかりの日々にならないためにも、はじめのうちからこまめに節約する癖をつけておきましょう。

これを機に家計簿をつけてみるのも良いかも知れませんね。無理のないライフスタイルで、楽しい大学生活を!

Homeeeマガジン編集部

Homeeeマガジン編集部
Homeeeマガジンは、不動産・住まい・暮らしに関するニュースやコラムなどの情報を配信するサイトです。日頃から不動産従事者さんと様々な関わりがあるメンバーが、正確でわかりやすい記事にしてご紹介いたします。
(Visited 344 times, 1 visits today)

この記事をシェアする