佐賀市は佐賀県の南東部に位置しており、北方面は福岡県に面しています。南は有明海に面して筑後川が流れるとても自然豊かながら、アクセス面でも優れた特徴を持っています。
佐賀市には、幕末〜明治維新からの歴史的建築物も多く、冬になるとスキー場なども設営されるので県外からの観光客なども比較的多いです。人口は佐賀県の中では最大の約24万人ですが九州の県庁所在地の中では、最少となっています。そのため、市街地には住みたいけど人が多いのは苦手な人におすすめです。
実際、住むにあたって、子どもがいる場合に気になるのは、佐賀市の子育て支援や子育て環境ですよね。そこで、本記事では佐賀市の子育て支援制度や助成金、保育園事情などを詳しく解説していきます。
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目次 -INDEX-
佐賀市は子育てしやすい?
佐賀市は、福岡へのアクセスもよく、自然豊かなことから、福岡県から移住するファミリーも最近では増えています。ここでは、簡単に佐賀市で子育てするメリットをご紹介いたします。
- 生活しやすいコンパクトシティ
- 子育て支援センターが複数ある
- 自然豊かでアウトドアにも最適
子育てをするメリットの一つ目としては、子育て支援センターが市内に10箇所以上あるということです。また、佐賀市は生活しやすいコンパクトシティなので移動がしやすく、市内在住の場合は、車の免許がなくてもバスやJRで移動することができます。
佐賀市は、自然豊かで市街地から車で10分ほどでアウトドアなどもできる山間部にアクセスすることができます。子供をのびのびと自然の中で育てたいという方におすすめです。
また、佐賀市シティプロモーション室から「佐賀市なんもな課」というプロモーションムービーでも面白く紹介されています。
佐賀市の子育て支援
近年、各都市は様々な独自の子育て支援を打ち出しています。充実した子育て支援を実施している都市は転入してくる家族も多いことは言うまでもありませんね。
佐賀市で子育てをする上で確認しておきたいことは、子育て支援制度が充実しているかどうかです。ここからは、佐賀市の様々な子育て支援についてどのような内容なのか、どのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
子育てガイドブック「Hug」
佐賀市は独自に「Hug」という子育てガイドブックを制作しています。
このガイドブックは、佐賀市の子育て支援センターの情報や子供と一緒に行ける図書館、児童センターなど子育てに役立つ情報が満載です。また、このガイドブックには保育園に入所するときの申込先やわかりやすい説明も記載されています。
佐賀市で子育てを始める方には、ぜひ目を通していただきたいガイドブックです。インターネット上で公開されているので、佐賀市の公式ホームページからアクセスしてみてくださいね。
・佐賀市の子育てガイドブック「Hug」
子育て支援センター「ゆめ・ぽけっと」
ゆめ・ぽけっとは、佐賀市在住の子供と保護者のための子育て支援センターです。
ゆめ・ぽけっとには、様々な遊具や図書、談話コーナーがあり、気軽に足を運べて同じ世代のお子様を持つ保護者と交流ができる場所です。1週間に1回程度の頻度で講座等も行われていますので、興味関心がある講座を探してみてはいかがでしょうか。
病児・病後児保育室
もし、お子様が病気になってしまって保育園に預けられなくなってしまったら、どうしますか。
仕事も急には休めない、どうしようもない事情がある方は、病児・病後児保育室を利用することができます。病気のお子さんがいる場合は、小児科医に併設した保育室で一時的に預かってもらうことができます。
利用できる方は、佐賀市に居住する生後2か月から小学3年生までの児童となっています。利用料は、1日1,500円+診察料となっています。病気のお子さんでも、小児科が併設されている施設なので安心して預かってもらえますね。
佐賀市の子育てに関する手当て、助成金、補助金
佐賀市には数々の子育てに関する助成金や補助金制度があります。もし条件に当てはまれば助成金を受け取ることができます。ここからは、佐賀市の子育てに関する手当てや助成金、補助金をそれぞれご紹介いたします。
子育て世帯生活支援特別給付金
佐賀市は、新型コロナウイルスの長期化に伴い低所得者に対して特別給付金を設けています。
この給付金は、下記の条件のどれかに当てはまる方が対象となります。
- 令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けている方
- 公的年金給付等を受けていることにより児童扶養手当の支給を受けていない方で、令和元年中の収入が、児童扶養手当に係る支給制限限度額を下回る方
- 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変するなど、収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった方
令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けている方は、申請の必要はなく収入の要件を満たせば、一律5万円を受け取ることができます。
令和元年中の収入が支給制限限度額を下回る方や、家計が急変して対象となった方は申請が必要となります。詳しくは、佐賀市の公式ホームページをご確認ください。
・低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(佐賀市公式サイト)
児童手当
児童手当は、日本国内に居住する中学卒業までの児童一人当たりに支給される支援金です。
児童手当は、規定の収入以上ある家庭は、一律一人当たり月5,000円となります。しかし、規定の収入を下回る場合は、下記の金額になります。
- 0歳〜3歳未満:1万5,000円/月
- 3歳〜小学校修了前:1万円/月(三人目以降1万5,000円)
- 中学生:1万円/月
児童手当は、国内に居住していて年齢など当てはまれば受け取る権利があります。毎月1万円でも、1年だと12万円。金額的には多くなくても15年間受給できると考えたらかなりの金額になります。忘れずに申請して、子育てに役立てましょう。
・児童手当について(佐賀市公式サイト)
母子生活支援施設
母子家庭の場合、金銭的に苦しい方もたくさんおられます。
佐賀市には、18歳未満の子どもを養育している母子家庭の方が入居できる母子生活支援施設があります。
この施設に入居すると、仕事や子育てについて、将来設計についてなど職員に相談することも可能です。母子家庭の方で、生活が苦しく無理をしている方などはぜひ一度相談をしてみてください。
収入に応じて、徴収金を納付する必要がありますが、それぞれ金額等は変わってきますので、担当に聞いてみてくださいね。
佐賀市の保育園事情
子供が生まれたらまず気になるのがその土地に保育園の空きがあるかどうかではないでしょうか。近年、保育園の待機児童問題が深刻化している中であえて保育園に空きがあるところへ引っ越しを考えている方もいます。
ここからは、佐賀市の保育園事情について詳しく解説いたします。
佐賀市の待機児童
佐賀市の待機児童数は、平成29年4月で27人となっています。平成28年では、13人となっていますので、1年で14人増えているます。
待機児童は、0歳児が一番多く続いて1歳児が多くなっています。
これらの数字だけ見ると、佐賀市の待機児童数は増加していて多いように見えますが、実際は園指定の待機児童数が増えているのです。
令和3年度最新の保育園空き情報では、0歳児〜5歳児まで比較的に満遍なく空きがあるので希望の保育所にも入れる可能性はあるでしょう。希望の保育所がある場合は、随時更新される保育所の空き情報をチェックしておきましょう。
入所には優先順位がある
保育所に入所する際には入所基準を満たす必要があります。保育が必要と認められれば、必要な時間に応じて入所させることが可能です。
入所の基準としては、以下の要件があります。
- 仕事を常態としている
- 同居親族等の介護をしている
- 大学・専門学校・職業訓練校等に就学している
- 災害復旧に従事している
- 虐待やDVの疑いがある
- 療養が必要な病気を患っている若しくは心身に障がいがある
- 求職中
※詳しくは、佐賀市公式サイトから「保育施設入所申込のてびき」をご確認ください。
・https://www.city.saga.lg.jp/main/3806.html
いずれかの要件を満たして、入所申請をすると佐賀市が審査を行います。
次は、入所申請を行ったのに入所保留となってしまった場合をご紹介いたします。
入所申し込みをしても保留になってしまった場合
「入所申し込みをしたのに、保留になってしまった。」このような場合は、とても困りますよね。
認可保育園は、倍率が高い場合もあり待機している児童もいる状態です。
保留になってしまったけど、どうしても子供を預かってもらいたい場合は、認可保育園に入所申し込み中でも認可外保育園に申し込みをすることができます。
まずは、認可外保育園に入所させて後から認可保育園に移行できるように、佐賀市の子育て支援部に相談してみましょう。
子育て支援部 保育幼稚園課 入所・入園係
電話:0952-40-7286
まとめ
佐賀市は、福岡市へのアクセスもよく自然と都会とのバランスが取れたエリアです。
自然の中でのびのびと子育てをすることができ、アウトドア好きにもおすすめと言えます。子育てをする上で大切な子育て支援も充実していますので、安心して子育てをスタートさせることができるでしょう。
佐賀市には今回紹介したよりも多くの子育て支援や支援金があります。より詳しく知りたい方は、佐賀市の公式ホームページをチェックしてみてくださいね。