一人暮らしをするには、初期費用や月々の生活費などのさまざまな支払いが必要です。「大阪で暮らすには、どのくらい費用が必要なのだろう」と不安な人に向けて、本記事では家賃相場や月々の生活費、引っ越し費用についてご紹介します。
生活費を抑える方法も紹介しますので、一人暮らしを始める際にはぜひ参考にしてみてください。どのくらいの費用がかかるのか知っておき、安心して新生活をスタートできるよう準備をしておきましょう。
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目次 -INDEX-
大阪で一人暮らしにかかる費用は？
大阪での一人暮らしにかかる費用は、住むエリアや物件の広さ、家賃や光熱費、食費などの生活費によって異なります。
賃貸物件の相場や生活費の平均値を調べてみましたので、エリア選びや生活スタイルの参考にしてみてください。
大阪で一人暮らしにかかる初期費用
- 約15万円～20万円
初期費用とは賃貸物件の契約時に支払うものです。主に敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料などのことで、保証料や鍵交換費用といった諸費用が必要になる場合もあります。
敷金・礼金・仲介手数料は家賃の1か月分が目安となっていますが、賃貸物件によって0.5か月分～2か月分など費用が異なります。例えば家賃5万円の賃貸物件であれば、初期費用は15万円～20万円のイメージです。
新卒で一人暮らしをはじめる場合にかかる初期費用などについて、こちらの記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
大阪で一人暮らしにかかる月々の費用
大阪での一人暮らしにかかる月々の費用は住む場所や生活スタイルによって異なりますが、主に必要な生活費として家賃や光熱費、食費などがあります。
大阪の一人暮らし向け賃貸物件の平均家賃や生活費の平均値を調べてみましたので、どのくらいの費用が必要なのかデータを見てみましょう。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 家賃 | 51,000円 |
| 家具・日用品費 | 5,487円 |
| 食費 | 39,069円 |
| 水道・光熱費 | 13,098円 |
| 保険 | 7,384円 |
| 交通・通信費 | 19,303円 |
| 交際費・娯楽費 | 17,993円 |
| その他 | 14,536円 |
| 合計 | 167,870円 |
2022年に総務省統計局が行った「家計調査」によると、一人暮らしにかかる費用は月々約16万円台ということが分かります。家賃は大手不動産会社「CHINTAI」より、大阪のワンルーム・1K・1DK・1LDKといった一人暮らし向けの賃貸家賃の平均値を抽出しています。
実際には自炊で食費を抑えたり、交通費が安く済むエリアに住んだり、娯楽費を工夫したりして生活費を抑える人もいますので、あくまで一つの目安として参考にしてみてください。
大阪での一人暮らしの家賃相場【エリア別】
大手不動産会社「CHINTAI」を参考に、一人暮らし向け賃貸物件の家賃相場を調べてみました。
同じ大阪市内でもエリアによって相場が変動したり、部屋のタイプによって家賃が高くなっていたりすることが分かります。
| エリア | 1Rの場合 | 1Kの場合 |
|---|---|---|
| 大阪市西区 | 65,000円 | 62,700円 |
| 大阪市中央区 | 64,000円 | 65,000円 |
| 大阪市浪速区 | 56,000円 | 60,000円 |
| 大阪市北区 | 53,000円 | 64,500円 |
| 大阪市西淀川区 | 51,000円 | 56,000円 |
| 大阪市福島区 | 47,500円 | 63,700円 |
西区と福島区で1R家賃相場を比較してみると、17,500円もの差があります。西区は心斎橋や難波、梅田などの中心街へのアクセスがしやすく、人気のエリアのため相場が高い傾向にあるようです。
主要駅から離れたエリアを選べば家賃5万円前後でも十分に一人暮らしが可能で、さらに下町などの郊外エリアも視野に入れるとより安く抑えることもできます。
1K、1DKなど部屋の数が増えると相場が上がるので、家賃を抑えたい場合は1Rを検討してみましょう。
大阪での一人暮らしは東京と比べてどれくらい安い？
大阪と東京の生活費は住むエリアや賃貸物件の種類によって異なりますが、一般的には大阪の方が東京よりも生活費が安い傾向があります。東京では1Rの平均家賃相場は約6万円なので、大阪での生活費は東京より1万円ほど安くなるイメージです。
家賃相場だけを見ると東京の方がコストが高く見えますが、住む物件や生活スタイルによって異なりますので目安として参考にしてみてください。
大阪での引っ越し費用を安くするコツ
荷物の量や時期によっては高額になりがちな引っ越し費用。少しでも安く抑えるためには、複数の業者で見積もりを取ることがポイントです。しかし、「いろいろな業者に問い合わせをするのは面倒」と考える人も少なくありません。
そこでおすすめなのが、複数の業者に一括で見積もり依頼ができる「引っ越し侍」というサイトです。引っ越し侍では、希望日や現住所・引っ越し先・荷物の量を入力するだけで一括見積もりが完了し、どの業者が安いのか比較できます。
見積もりは返答までに時間がかかることがほとんどですが、引っ越し侍では入力が完了次第すぐに料金の一覧表を見ることができたり、電話などの問い合わせを行わずにWEBサイト上だけで完結したりとスムーズに見積もりを取ることが可能です。
一人暮らしの引越しにかかる費用相場や、引越し費用を抑えるコツについてこちらの記事でも紹介しています。
大阪で一人暮らしの家賃や費用を抑える方法
大阪でも安いエリアに住む
一人暮らしにかかる費用の中で、家賃は大きな割合を占める出費です。家賃を抑えたい場合は、相場の安いエリアを選ぶとよいでしょう。例えば1R・1Kの家賃が安いエリアだと、寝屋川市では3万円、枚方市では約4万円が相場となっています。
人気エリアから外れると数万円も安く住むことができる可能性がありますので、主要駅にこだわりがなければ郊外を選ぶということも検討してみてはいかがでしょうか。
敷金・礼金が安い or 無い物件を選ぶ
敷金・礼金は、数ヶ月分の家賃相当額がかかります。しかし中には費用がかからない場合や、0.5か月分など比較的安価な条件もあり初期費用を抑えることができます。
このような賃貸物件は築年数が古い・郊外エリアなどの不人気条件になることがあるので、敷金や礼金の金額を確認しながら条件に合う物件を探すことが大切です。
引っ越し費用をなるべく抑える
引っ越し費用は工夫次第で安く済ませることが可能です。高額になってしまう原因として、荷物が多い・繁忙期・荷作りなどのオプションを付けることが挙げられます。
業者に依頼する前には不用品を処分したり、繁忙期の2月～4月や土日祝日を避けるスケジュールにしたりすることも検討してみましょう。
レンタカーを借りで自力で運んだり、不要なオプションを付けないように自分でできることがないか見直したりすることも費用を抑えるために大事なポイントになります。
家賃を下げたい場合はルームシェアもおすすめ
ルームシェアのメリットとして、家賃が抑えられる場合があります。2人向けの賃貸物件を契約しても、必ずしも1R・1Kの2倍もの家賃がかかるというわけではありません。
特に近年人気が高まっているシェアハウスでは、水回りやリビングが共用である代わりに家賃が安くなる傾向があります。月々の生活費をより安く抑えたい場合は検討してみてはいかがでしょうか。
格安SIMで通信費を節約する
格安SIMとは、大手キャリアと比べて安い料金で利用できるSIMカードのことです。格安SIMを利用することで、スマホにかかる月々の通信料が1,000～3,000円ほどに抑えられます。
通勤・通学時やお昼休み、夕方など利用者が増える時間帯では通信速度が安定しない場合もありますが、SNSやWEBサイトなどの閲覧にはほとんど問題はないと言われています。
アプリのインストールや動画視聴の際に自宅などのWi-Fiを利用するのであれば、最小限の料金プランでも十分だと言えるでしょう。
ガスと電気は同じ会社でまとめる
「光熱費はできるだけ抑えたい」と考える人におすすめなのが、電気・ガスのセットプランです。契約先を同じ会社にすることにより、料金が安くなったりポイントが還元されたりすることがあります。さらに、支払先がまとめられることにより家計管理もしやすくなります。
プランの対象地域・住居であるか、ポイントが有効活用できるか、ライフスタイルに合っているかといった点に注意して判断することが大事です。
まとめ
本記事では、大阪での一人暮らしにかかる費用についてまとめました。平均値を見ると月々約16万円台の生活費が必要ですが、住むエリアや賃貸物件の種類によって安く抑えられる場合もあるということが分かりました。
さらに通信費や光熱費のプランを見直すことによって、より生活費を抑えることもできます。
自分のライフスタイルをイメージしながら生活費を計算し、予算にゆとりを持って新生活の準備を行いましょう。
Homeeeマガジン編集部
