女性の一人暮らしでかかる費用とは?初期費用や節約する方法も紹介

「女性の一人暮らしはどれぐらいの費用がかかるのだろう」「今の一人暮らしの費用を見直したい」とお思いの方もいるのではないでしょうか。

今回は女性の一人暮らしにかかる費用や節約のポイントなどについて詳しく解説していきます。

また一人暮らしを始める際に必要な初期費用についても解説するので、新たに一人暮らしを始めることを検討している方はぜひチェックしてください。

女性の一人暮らしにかかる費用は?節約のポイントも解説

女性の一人暮らしにかかる費用は?節約のポイントも解説

総務省が出している家計調査によると、34歳以下の女性の一か月あたりの平均支出額は159,438円となっています。

主な支出項目別の平均消費額は以下のようになっています。

家賃 41,775円
食費 30,035円
光熱費・水道代 8,907円
交通・通信費 19,792円
教養・娯楽費 20,570円

総務省 家計調査(2022年度)

内訳をみると、家賃や食費が生活費の大部分を占めていることが分かります。

住んでいる地域や生活スタイルによっても各金額は変わってくるので、まずはご自身が何にどの程度のお金を使っているか見直すところから始めましょう。

それぞれの支出内容についてや節約のポイントなどについて詳しく解説していきます。

一人暮らしにかかる費用は?性別・年収別に徹底解説

家賃

まず大きな費用を占めるのが家賃・住居費で、特に大都市圏で生活する場合は相応に家賃が高くなってしまうでしょう。

家賃は給与から保険料や税金を引いた手取り額のおよそ3割程度が目安と言われています。

3割を大きく超えると普段の生活費が圧迫されるリスクもあるので、ご自身の収入と照らして検討するのが望ましいです。

とはいえ女性であればセキュリティ面に配慮したい、築年数が浅い方が良いなど様々な要望が出てくることも多いでしょう。

費用を抑えることと生活スタイルを保つこと両方のバランスを取ることが大切です。

一人暮らしを行う場合、賃貸物件に住むだけが選択肢ではありません。購入するという方法もあります。一人暮らしの場合、この先のライフプランを考えた上で購入も視野にいれて検討してみてください。

食費

食費

続いて食費も3万円~と大きな支出額となっています。

これは自炊をするのか、外食をするのかなどによって大きく変動し、費用を抑える余地が大いにある項目と言えるでしょう。

特に社会人の方は日々仕事で忙しいこともあり、レストランなどを利用して外食したり、スーパーやコンビニで買ってきた弁当などで済ませたりする方も多いのではないでしょうか。

食事を用意する時間が削減できる一方で、このような外食・中食の頻度が高いと必要な食費も高くなってしまう傾向にあります。

一人暮らしの自炊は割高になってしまうという意見もありますが、工夫次第で費用を抑えることは十分に可能です。

まとめて作って分けて食べる、時間のあるタイミングで作り置きをするなどしておくのがおすすめです。

光熱費・水道代

続いては光熱費・水道代で、平均で8,907円程度の支出額となっています。

昨今は電気代やガス代の高騰なども課題となっており、家計を圧迫しているという方もいるかもしれません。

特に夏場・冬場といったエアコンを多く使用する時期などは電気代が高くなる傾向にあります。

生活の土台であるこれらのインフラ費は無理に削減しようとしすぎる必要はありませんが、節約できるポイントもあります。

例えば、シンプルな料金プランを用意している、ガス電気をまとめてセット割にできるなど各社様々なサービスがありますので、ご自身に合う電力・ガス・水道会社を選びましょう。

さらに、省エネ性能に優れた家電を利用するといったことも節約のための工夫の一つです。

東京で一人暮らしをする場合の、水道や光熱費についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。節約のコツなども併せて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

交通・通信費

交通・通信費も高い割合を占め、特に近年はインターネットの普及やサービスの広がりに伴って通信に高い費用をかける方も少なくありません。

通信費を抑えるコツはスマホ料金の見直しで、大きな支出を占める固定費を見直すことが大切になってきます。

スマホ料金は最初に契約したプランのまま使い続けているケースが多いですが、例えば利用していないオプションサービスを外したりシンプルな料金プランに変更することで費用を抑えることも可能です。

さらに最近は格安スマホや格安SIMのサービスも多く登場しているため、格安スマホなどに乗り換えることもおすすめです。

また自宅の固定回線の費用も見直しの余地があるかもしれません。ルーター型のWi-Fiにすることで月額料金を抑えられる場合やスマホとセットのプランにして割引を受けられる場合などもあるのでチェックしましょう。

教養・娯楽費

教養・娯楽費には書籍の購入費や旅行費用などが含まれます。

近年では定額制のサービス、いわゆるサブスク型の動画アプリや音楽アプリなどを利用している方も多いですが、サブスクなどの支出額も教養や娯楽費といった項目に含まれるでしょう。

たまたま遠方まで旅行に行く、一気に書籍を購入するなどのケースもあり、月によって教養・娯楽費は大きく変動するという方も多いです。

生活に必ず必要な費用ではないため、費用を抑えやすいポイントでもあります。おすすめは各月の教養・娯楽にかける金額をあらかじめ設定しておくことです。

旅行があって出費が大きかった月は、他の娯楽にかける費用を抑えるなど工夫することで、支出の見通しが立てやすくなります。

その他

その他、交際費や衣服の費用、イレギュラーな支出など生活にかかってくる費用です。

また女性の場合、美容院や化粧品・美容品などに必要なお金も無視できません。生活する上で必要な費用を手取り額から差し引いた金額が、貯蓄となるわけです。

今回は女性の一人暮らしの中で大きな割合を占める支出項目について解説しましたが、その人の志向や生活スタイルによって、それぞれ何にお金がかかっているかは大きく異なります。

まずはご自身の支出を見直して何にお金を使っているのか、節約できるポイントはないかなどを確認した上で収支の計画を立ててみるのがおすすめです。

女性の一人暮らしに必要な初期費用はどのくらい?

女性の一人暮らしに必要な初期費用はどのくらい?

新たに一人暮らしを始める際、ネックになるのが初期費用です。初期費用がどの程度必要なのか、現状の貯蓄で引っ越しができるのかと気になっている方もいるかもしれません。

女性の一人暮らしに必要な初期費用について、主な支出項目ごとに解説するのでぜひご参考ください。

物件契約に必要な費用

まずは物件契約に必要な費用が大きな割合を占めます。初期契約時にかかるお金は主に以下が挙げられます。

初期契約時にかかる費用
  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 前払い家賃
  • 火災保険料

敷金・礼金は家主に支払うお金で、敷金は保証料として礼金は物件を貸してもらうお礼としての意味合いがあり、敷金や礼金は一か月分の家賃程度の金額が一般的です。

仲介手数料は不動産会社に支払うもので、家賃の一か月分程度になることが多いようです。

敷金や礼金の他に、契約時にあらかじめ翌月分の賃料を前払いする必要があったり、火災保険料も必要になったりして、物件契約における初期費用は高くなりがちです。

初期費用を抑えるコツは敷金や礼金がない物件を選ぶことです。また仲介手数料が低い不動産会社を選ぶのもおすすめです。

引っ越しに必要な費用

続いて引っ越しにかかる費用も大きな負担となってしまうケースが多いです。

引っ越し業者を利用する場合、引越しシーズンといわれる特に2~3月の繁忙期だと料金を割高にしている会社が多く、思ったよりお金がかかってしまうこともあります。

トラックや車でご自身で運搬すると費用を抑えられる可能性がありますが、その分時間と労力がかかってしまう点には注意が必要です。

引っ越し業者を利用する場合は、複数の業者から見積もりを取ってできるだけ安いところに依頼することがポイントです。

また可能であれば引っ越しシーズンを避ける、土日を避けて平日に依頼するなどの工夫をすることで費用が抑えられるでしょう。

一人暮らし 引っ越し 費用

家具・家電に必要な費用

新たに一人暮らしを始める方は家具・家電を揃える必要があることも抑えておきましょう。

生活に最低限必要な家具家電に加え、それぞれの生活スタイルに合わせて必要なものを買いそろえていく形になるでしょう。

費用を抑えるポイントとしては、前の家から使えるものは持っていくことが一つです。

また家具家電に関しては、必要だと思って最初に購入したものの使わなくなってしまうなんていうことも少なくありません。生活しながら揃えていく方針を取ることも大切でしょう。

女性の一人暮らしの費用を抑え貯金するコツ3選

女性の一人暮らしの費用を抑え貯金するコツ3選

ここまで解説してきた通り、女性の一人暮らしは思ったよりも費用がかかります。生活費への不安や貯蓄できるかといった悩みを抱える方もいるかもしれません。生活費を抑えて貯金するためのコツについて解説していきます。

コツ①先取り貯金を行う

一つ目のコツは先取り貯金を行うことです。先取り貯金とは、あらかじめその月に使う金額を決めて貯金額と分けておき、その金額の範囲内でやりくりするスタイルです。

お金があればつい使ってしまって、貯蓄に回す分が残らないという悩みを持つ方は多いです。先取り貯金を行えば決めた金額の中でやりくりしようとするため、自然と節約できるようになります。

コツ②固定費を抑える

二つ目のコツは固定費を抑えることです。特に光熱費・水道代や通信費などの固定費は、一度契約したらそのままの料金プランで使い続けているケースが多いです。

別の会社のプランに乗り換える、オプションを外すなど固定費を見直して自分に合うプランに変更することで、大幅に固定費を抑えられることもあります。

コツ③ふるさと納税や積み立てを行う

三つ目のコツはふるさと納税や積み立てを行うことです。最近はインターネット上で手軽にふるさと納税や積み立てを行えるサービスも増えてきました。

ふるさと納税は節税にも役立ちますし、積み立ては少しずつ積み立てることで後々大きな収入になることも期待できます。

まとめ

今回は女性の一人暮らしの費用について、主な支出内容や節約のポイントなどについて解説してきました。これから一人暮らしを始めようと考えている方はもちろん、現在一人暮らしをしている方も、一般的な生活費水準とご自身のかかっている費用を比較して支出を見直してみることは大切です。

無理のない範囲で節約をし、収入と生活費のバランスを取っていくのが望ましいでしょう。ぜひこの記事の内容を参考にして、ライフスタイルに合う支出計画を立ててみてくださいね。

Homeeeマガジン編集部

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