桜木町の保育園一覧と待機児童(保留児童)について詳しく解説

神奈川県横浜市にある桜木町は、中区1丁目~3丁目と西区4丁目~7丁目から成る町域です。すぐ近くのみなとみらいには、超高層マンションもいくつも立ち並んでいますが、場所によっては下町風情漂うところもあり、都会的な良さと下町的な良さのどちらも楽しむことが出来る場所でもあります。

快適に子育て出来る場所として、ファミリーからの人気も高い桜木町ですが、気になるのが保育園数や待機児童についてではないでしょうか?

待機児童問題は社会的にも大きな問題となっており、ニュースでも頻繁に待機児童に関連する話題を見かけることがありますよね。

桜木町のある横浜市は、かつては2年連続で待機児童数が全国ワースト1位という場所でした。しかし、3年間ほどかけて保育園の整備などを進め、その結果2013年には「待機児童ゼロ」を達成。

2019年4月1日時点でも待機児童は46人でしたが、実は横浜市には待機児童の丘にも「保留児童」という区分が存在します。

この記事では、そんな待機児童と保留児童について、そして桜木町の保育園を一覧でご紹介していきたいと思います。

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桜木町の認可保育所一覧

出典元:https://www.hoikushibank.com/detail/p965

桜木町は中区1丁目~3丁目、そして西区4丁目~7丁目から成る町です。そこで、ここでは中区と西区の認可保育所と定員数をそれぞれご紹介したいと思います。

なお、定員数は変動するため、詳しくは各施設へご確認ください。

◆中区の認可保育所

  施設名 定員数
公立 横浜市錦保育園 63
横浜市山手保育園 64
横浜市竹之丸保育園 120
私立 ことぶき保育園 60
にじいろ保育園関内 50
高風保育園 118
山元町保育園 120
木下の保育園 山下町 50
寿福祉センター保育所 60
打越保育園 70
保育園小紅 33
新山下二丁目保育所 90
ラフ・クルー元町保育園 60
うみの風保育園 45
アスク山下町保育園 60
保育園ばんびーな 45
ヨコハマきぼう保育園 90
ポピンズナーサリースクール馬車道 50
アスク馬車道保育園 90
キディ石川町・横浜 60
木下の保育園 本牧 78
すいとぴー保育園 60
伊勢佐木町保育園 24
横浜中華保育園 92
アメリカ山徳育こども園 90
アスク本牧保育園 60
うちゅう保育園やました 50
太陽の子 不動下保育園 50

◆西区の認可保育所

  施設名 定員数
公立 横浜市南浅間保育園 95
私立 みなとみらいくばがさ保育園 80
おはよう保育園 花咲町 58
キッズポケット木の葉保育園 60
横浜岡野すきっぷ保育園 60
マイ・ハート紅葉ヶ丘保育園 39
ウィズブック保育園戸部 60
浅間幼育園 87
櫻南幸保育園 60
アミ―保育園 高島園 40
トキワ保育園 60
利正寺保育園 78
キッズパートナーみなとみらい 60
むつみ愛児園 50
つくし愛児園 40
にじいろ保育園みなとみらい 90
あそびの杜保育園 40
横浜みなとみらい保育園 120
横浜そらいろ保育園 60
ポピンズナーサリースクールみなとみらい 50
キッズポケット保育園 26
ムーミン保育園 60
ほっぺるランド横浜岡野 60
桃の木保育園 60
ポピンズナーサリースクール横浜 60
ろぜっと保育園 90
平沼保育園 60
グリーンポート桜木町保育園 80

待機児童と保留児童の違い

2013年には横浜市は待機児童ゼロを達成し、大きな話題となりました。では、「全ての子供が100%確実に保育園に入ることが出来たのか?」と言うとそうではありません。

保育園の待機児童問題で馴染みの深い「待機児童」という言葉ですが、横浜市ではこの他にも「保留児童」という言葉を使っています。待機児童と保留児童、一体何が違うのかというと、集計方法が違います。

待機児童の実数は「保留児童の数」

横浜市こども青少年局保育対策課の担当者からは、このような回答がありました。

Q.「保留児童」と「待機児童」の違いは。

担当者「横浜市では現在、認可保育所に入所申し込みをしたものの、定員超過などで入れなかった子どもの数を『保留児童』として公表しています。

その『保留児童』から、横浜保育室(横浜市が独自に設けた基準を満たした認可外保育所)の利用者▽育児休業中で復職の意思を確認できない人の子ども▽求職活動を休止している人の子ども▽在宅で子どもを世話しながら求職活動をしている人の子ども▽特定保育所のみの申込者――の、いずれかの条件にあてはまる人を除いたものを『待機児童』として、人数を公表しています。

出典元:https://news.goo.ne.jp/article/otonanswer/life/otonanswer-36168.html

上記の定義に当てはめれば、保育園に申し込み落ちてしまったとしても、育児休暇中の家庭の児童は、待機児童ではなく『保留児童』という扱いになるのです。

また、「特定保育所のみの申込者」というのは1ヶ所にしか申し込んでいない、2ヶ所以上申し込んだが第一希望の保育施設しか利用を望んでいない、自宅近くなどに利用可能で定員の空きがある保育施設があるにもかかわらず利用を希望していない人のことを指しています。

つまり、横浜市では保育園について考える時、見るべきは待機児童の数ではなく「保留児童」の数です。

令和元年10月1日の横浜市の待機児童数と保留児童数

例えば、令和元年10月1日時点で横浜市の保育園入園希望者数は69,708人でした。そして保留児童数(保育園に入れなかった子)の数は3,231人です。

しかしながら待機児童数は46人となっており、待機児童数と保留児童数の間には大きな差があることがわかります。待機児童だけを見て保留児童数を見ないと、保育園探しの時に大変な思いをしてしまうことになるため、必ず保留児童数を見るようにしましょう。

ちなみに、令和元年10月1日時点の西区の保留児童数は160人、待機児童数は26人。中区の保留児童数は226人、待機児童数は18人となっていました。

待機児童対策

出典元:https://hoikushi-syusyoku.com/column/post_150

教育や子育てに力を入れている横浜市では、待機児童・保留児童を少しでも減らすために様々な対策を行なっています。

受入枠の拡大

横浜市では、令和2年4月に向け、認可保育所22ヶ所、認定こども園6ヶ所、小規模保育事業19ヶ所などの整備を見込んでいます。その他にも、保育所などでの定員外の活用や定員構成の見直し、スペースの有効活用のための調整などを行なっていくとしています。

保育士確保

待機児童と同じく問題になっているのが保育士不足です。横浜市では採用と定着という、両面から支援を行なっています。

学生の修学資金の貸付、保育士の宿舎借り上げ経費助成、その他にも民間事業者と連携し、無料で使うことが出来る就職情報サイトの立ち上げを行っています。

潜在保育士等へのPR強化、就職面接会や就職支援講座の集中的開催など、保育士確保に取り組む「よこはま保育士★就労促進キャンペーン」も令和元年12月から令和2年3月実施されます。

また、Twitter(@yokohama_suku2)で横浜市の保育サービスに関する情報の発信も行なっています。

横浜市からの返信などは行われませんが、保育サービスの情報をいち早くチェックしたいという方はフォローしてみてもいいかもしれません。

横浜市は子育て環境が良く人気の町

出典元:https://recruit.jobcan.jp/starchild/show/38/41854

待機児童や保留児童問題という課題が残る横浜市ですが、それでも桜木町を含め、横浜という町は子育てをするには最適な場所として大変人気の高い街です。

それだけファミリーに人気で、子育て環境が整っているからこそ子供の数が増え、その結果、待機児童や保留児童が増えることに繋がっていると言えるのではないでしょうか。

事実、横浜市は毎年保育所が新設されており、令和元年10月1日時点で1064ヶ所もの施設数がありました。それでもなぜ多くの待機児童・保留児童が出てしまうのか…それは夫婦共働きの家庭が増え続けているということも背景にあります。しかし、未就学児童の人口そのものは減少しているため、闇雲に保育所を新設することも出来ないというのが実情です。

既に子育て中のファミリーや、これから将来的に子供が欲しいというご家庭にとって、子育てがしやすく、教育に力を入れており、子供がのびのびと成長することが出来る環境というのは非常に重要な問題であり課題です。

物件選びの際には待機児童だけでなく、保育園に入ることを望みながら入ることが出来なかった子供の実数である「保留児童」の数や、これからの対策や取り組みなどについても詳しく調べ、検討することをおすすめします。

まとめ

以上、桜木町(横浜市中区・西区)の認可保育園の数や待機児童と保留児童の違いについて、横浜市がこれから行おうとしている待機児童対策や取り組みについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

待機児童というのは保育園に入れなかった全ての子供のことではなく、あくまで保留児童のうちの一部であり、実数として把握しておかなければならないのは「保留児童の数」であるということがおわかりいただけたと思います。

ニュースなどで連日取り上げられ話題になっている「待機児童」という言葉ですが、物件選びをする時には待機児童という言葉だけでなく「保留児童」など、引っ越し先の現状やこれからの取り組みについてしっかりと把握しておくことが大切です。

桜木町やみなとみらいエリアは公園など子供の遊び場も多く子育てがしやすいと人気なだけでなく、インターナショナルスクールがいくつもあったり、グローバル化に向けた教育に力を入れている土地でもあります。それぞれの家庭の状況や事情などを考慮した上で、お部屋探しの参考にしていただければと思います。

記事を監修した不動産会社-リブリッチ桜木町店

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