一人暮らしの食費の平均は?収入との割合や実際の生活費シミュレーションも紹介

一人暮らし食費

一人暮らしを始めると、自分で料理をすることが増えるため、食費の管理が重要になります。食費を上手に管理することで、節約できるだけでなく、健康的な食生活を送ることもできます。しかし、一人暮らしの食費は、初めての方にとってはどのくらいかかるのか不安なところです。

無駄遣いをせず、食材の保存や調理方法を工夫することで、食費を抑えることができます。本記事では、一人暮らしの食費を抑えるためのコツや節約術について、詳しく解説していきます。

一人暮らしの食費の平均はいくら?

一人暮らしの食費の平均はいくら?

一人暮らしの食費の平均は、性別や年齢、ライフスタイルによって異なります。2022年の年齢・性別ごとの食費の月平均を見てみると、食材や飲料の購入費、調味料などが含まれます。

ただし、外食やコンビニなどでの食事の調達や、高級食材の使用など、ライフスタイルによっては一人暮らしの食費平均額を大幅に上回ることもあるでしょう。一方食費は、無駄遣いをせず、季節の食材を活用したり、冷凍保存や一度にまとめ買いするなどの工夫をすることで、抑えることもできます。

一人暮らしの食費をコントロールすることは、健康的で充実した生活を送るためにも重要なポイントの一つです。

  男性 女性
34歳以下 37,587円 36,860円
35〜59歳 44,680円 30,035円
60歳以上 41,348円 40,075円
65歳以上 40,938円 37,610円
平均 41,595円 37,542円

参考:家計調査

一人暮らしで働いている人の食費平均

一人暮らしで働いている人の食費平均は、地域やライフスタイル、職業によって異なりますが、一般的には1日あたり1,000円から1,500円程度を目安に考えておくと良いでしょう。忙しい社会人の場合、外食やコンビニでの食事をすることも多く、手軽に済ませるために高価な食材や加工品を選ぶこともあるかもしれません。

しかし、自炊に切り替えることで食費を抑え、健康的な食生活を送ることもできます。また、スーパーやコンビニでのセール品やお得なキャンペーンを利用するなど、節約術を取り入れることで、食費をコントロールすることができます。

一人暮らしで働いていない人の食費平均

一人暮らしで働いていない人の食費平均は、生活保護を受けている人や失業中の方、学生など、様々な状況がありますが、一般的には1日あたり500円程度を目安に考えておくと良いでしょう。

一人暮らしで働いていない場合は、収入が限られているため、外食や高価な食材を選ぶことは難しいかもしれません。そのため、節約術を駆使して、限られた予算内で健康的な食事を摂ることが求められます。

例えば、季節の野菜や安い食材を活用したレシピを研究したり、冷凍保存しておいたりすることで、コスパの良い食事を作ることができます。

一人暮らしの理想の食費は手取り月収の15%前後!

一人暮らしの理想の食費は手取り月収の15%前後!

一人暮らしの理想的な食費は、手取り月収の15%前後とされています。収入によっては、この目標を達成することは難しいかもしれませんが、できるだけ収入に合わせて節約することが大切です。

手取り月収が20万円程度の場合、理想的な食費は3万円前後となります。手取り月収ごとの生活費のシミュレーションをしながら、項目ごとの現実的な予算を把握していきましょう。

【手取り月収別】理想の生活費シミュレーション

手取り月収別に見た理想の生活費シミュレーションでは、月収15万円、20万円、25万円、40万円の場合において、それぞれの生活費目安を示しています。生活費には食費の他に光熱費、交通費、家賃や家計費、娯楽費などの必要経費が含まれます。

どのぐらいを貯蓄に回したいかによって食費をはじめ他の支出も使える額は変わってきます。家賃や水道光熱費など毎月変わらない固定費から逆算して、食費や娯楽にどの程度の金額を使えるか把握しておくことが大切です。

項目 理想の割合 手取り15万円 手取り20万円 手取り25万円 手取り30万円
住居費(家賃) 30% 45,000円 60,000円 75,000円 90,000円
水道・光熱費 4% 6,000円 8,000円 10,000円 12,000円
食費 15% 22,500円 30,000円 37,500円 45,000円
保険料 2% 3,000円 4,000円 5,000円 6,000円
趣味・娯楽 5% 7,500円 10,000円 12,500円 15,000円
通信・交通費 5% 7,500円 10,000円 12,500円 15,000円
日用品・被服費 5% 7,500円 10,000円 12,500円 15,000円
交際費 10% 15,000円 20,000円 25,000円 30,000円
その他 24% 36,000円 48,000円 60,000円 72,000円
合計 100% 150,000円 200,000円 250,000円 300,000円

自炊と外食は一人暮らしの場合どちらが節約になる?

自炊と外食は一人暮らしの場合どちらが節約になる?

一般的には、自炊が外食に比べて格安で済むため、食費の節約になります。一人暮らしの場合、自分で調理することで、余計な出費を抑えることができます。また、自分が好きな味や食材を選ぶことができ、栄養バランスを考えた食事が摂取できます。

ただし、自炊には調味料などの材料を購入する初期費用や、時間と手間がかかるというデメリットもあります。一方、外食は時間や手間がかからず、手軽に食事ができるため、忙しい人や料理が苦手な人には向いていますが、コストは自炊よりも高くなります。

一人暮らしの場合は、食費を節約するためには外食は避けた方が良いでしょう。

一人暮らしの食費を節約するためのコツ10選【自炊編】

一人暮らしの食費を節約するためのコツ10選【自炊編】

一人暮らしをしてはじめて自炊に挑戦するという方も多いはず。外食より節約ができる自炊ですが、食材の使い方などを工夫しないと逆に高くついてしまうことも。

食費を抑えながら、食材も無駄にしない上手な節約方法を10のポイントに絞ってご紹介します。

コンビニではなくスーパーを利用する

コンビニで買い物をすると、商品の価格が高くなるため、スーパーでの買い物をすることが食費の節約につながります。出来合いのものをコンビニで買うのではなく、生鮮食品をスーパーで購入して調理するようにしましょう。

最近は野菜などを販売しているコンビニもありますが、スーパーには値段も個数も様々な種類がありますので、自分に合った商品を選ぶことができます。コンビニで買い物をする際は、商品の価格が高いため、必要最低限の買い物にするなどの工夫が必要です。

特売日を利用する

スーパーの特売日を利用することで、割引された商品を購入し、お得に食材を調達することができます。冷凍食品など日持ちがするものはできるだけ特売日に購入してストックしておくのもおすすめです。

ただし、混雑しているため、早めに行くことが重要です。また、特売日には必要ない商品をついつい買いすぎてしまう場合もあります。

プライベートブランドの商品を選ぶ

スーパーが独自で作っているプライベートブランドの商品は、大手ブランド品と比較して安価であることが多く、コスト削減につながります。また、品質にも違いはほとんどありません。

商品のパッケージが地味なので、見落としてしまうことがありますが、一度試してみることをオススメします。ただし、ものによってはプライベートブランドのものの方が高い商品もあるので、ご自身で比較して選ぶようにしましょう。

見切り品を選ぶ

見切り品を選ぶ

スーパーの食品コーナーには、賞味期限が近づいた商品や傷んでしまった商品が安く売られていることがあります。これらの「見切り品」を活用して、無駄を省くことができます。またフードロスにもつながります。

牛乳や卵など、毎日使う食材はまとめて買うのではなく見切り品をこまめに買い足すのがおすすめです。ただし、賞味期限が短いため、すぐに食べられるものだけを買うようにしましょう。

値引きされる時間帯を狙って買い物に行く

スーパーによっては、値引きされる時間帯が決まっていることがあります。これを狙って買い物に行くことで、お得に食材を調達できます。野菜や魚などの生鮮食品は、スーパーもその日のうちに売り切りたいため、夕方以降や閉店間際に一気に値段が下がることがあります。

ただし、値引きされる時間帯は混雑していることも多かったり商品がなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

空腹では買い物に行かない

お腹が空いている状態で買い物に行ってしまうと、ついつい必要以上の食材やお菓子を買ってしまうことがあるので、お惣菜や焼き芋など美味しい匂いの誘惑に負けないよう、できるだけ満腹時に買い物に行くようにしましょう。

また、買い物前には、自分が必要な食材や予算を考えてリストアップすることも大切です。

週末に作り置きする

週末に作り置きする

忙しい平日のために、週末に料理をまとめて作っておくことで、平日の食事の手間を省くことができます。平日疲れて返ってきて自炊をする元気がないとついコンビニ弁当などで済ませてしまいがちです。

疲れて自炊する気力がない日でも、週末に作り置きしておけば、温めるだけで健康的な食事を摂ることができ、節約にもつながります。また、作り置きレシピを覚えておけば、特売日にまとめて買った食材を上手に活用することもできます。

冷凍保存する

野菜や肉、魚などを冷凍保存することで、長期間保存ができます。一人暮らしの自炊では、1度の食事で全ての食材を使い切るのは難しいことが多いので、余ってしまう食材は無理に調理せずに冷凍しておくことがおすすめです。

また、冷凍することで調理がしやすくなり、無駄になる食材を減らすこともあります。ただし、冷凍保存する際は、賞味期限に注意して、保管している食品を忘れないようにしましょう。

使用する食材を工夫し、かさましする

おすすめ食材

豆腐・もやし・厚揚げ・きゃべつ・きのこ・こんにゃく   など

自炊をする際は、使用する食材を工夫してかさましするのがおすすめです。お肉、お魚でお腹いっぱいになろうとするとどうしても金額が嵩んでしまいます。

上記にあげた食材は、どれも安いうえにお腹にたまるので、上手に活用しましょう。炒め物にしたり、汁物にしたり、食材は同じでも、味付け次第で違ったメニューが楽しめます。豆腐や厚揚げはお肉の代わりにハンバーグのようにして食べるのもおすすめです。

お昼ご飯にもお弁当を持参する

お昼ご飯にもお弁当を持参する

外食に比べてお弁当はコストが安く、健康的な食事を摂取することができます。朝夕をせっかく節約しても、仕事の合間のランチで食費が嵩んでしまった、なんてことも。

お昼ご飯には、前日に作った夕食の残り物や、週末に作り置きした料理を利用して、お弁当を作ってみましょう。はじめのうちは毎日用意するのが難しくても、週に2、3日お弁当に変えるだけで食費が抑えられるはずです。

一人暮らしの食費を節約するためのコツ3選【外食編】

一人暮らしの食費を節約するためのコツ3選【外食編】

では、一人暮らしで外食が避けられない場合はどのような節約のコツがあるのでしょうか。自炊よりも高くついてしまうのは仕方がないことですが、工夫次第で安く済ませる方法もあります。

外食を節約する方法について、クーポンの活用法、支払い方法の工夫、覆面調査の利用、の3つのポイントに絞ってご紹介します。

お得なクーポンを活用する

外食する際には、クーポンを活用することで、よりお得に食事を楽しむことができます。食品メーカーや外食チェーンなどは、次回の来店時に使えるクーポンなどを提供していることがあります。

また、クーポンアプリなどが提供されている場合もあります。自宅や職場の近くでよく訪れるお店がある場合は、クーポン情報をチェックして上手に活用するようにしましょう。

支払い方法を工夫する

支払い方法を工夫する

外食の際は、支払い方法を工夫するようにしましょう。クレジットカードや電子マネーを活用することで、ポイント還元やキャッシュバックが得られる場合があります。また、外食チェーンによっては、特定の支払い方法を使うと割引が受けられるかもしれません。

テーブルやレジ前などにお得な情報が掲示されていないかどうか、支払い前に必ずチェックするようにしましょう。

モニターや覆面調査などを利用する

飲食店や外食チェーンなどが、商品開発やサービス向上のために、モニターや覆面調査を募集していることがあります。モニターや覆面調査に参加することで、無料で食事を提供してもらえたり、割引券や商品券をもらえることがあります。

バイト情報サイトなどで定期的に募集が出ていますので、自宅や勤務先近くの案件がないかチェックしてみても良いでしょう。ただし、調査の応募には、一定の条件が必要なことが多いため、注意しましょう。

一人暮らしをはじめる時に物価の低い地域を選ぶ

一人暮らしをはじめる時に物価の低い地域を選ぶ

一人暮らしを始める際に、物価の低い地域を選ぶことは、生活費を抑える上で非常に効果的です。特に、都心部から離れた地域や、人口が少ない地方などは、家賃や食材などの物価が安い傾向にあります。また、物価が安い地域は、地元のスーパーや市場で新鮮な野菜や魚介類を手に入れることができるため、自炊派の方にはオススメです。

ただし、物価の低い地域に住むことで、生活環境や交通アクセスの面で不便を感じることがあるため、その点も十分に考慮して選ぶようにしましょう。

一人暮らしの食費に関する人々の声

一人暮らしの食費に関する人々の声

一人暮らし始めて、思ったよりも食費がかかることに驚いた
少食なんだけどなぁ

引用元:Twitterの口コミ

一人暮らしの食費3.5万円/月を目指すとしたら週では8500円くらい
朝ごはんはパン+バナナとヨーグルトとハムいずれかを食べ多めに見積もって2000円
昼はコンビニか近くのお店で300〜600円 多めに見積もって2500円
夜はごはんかうどんに肉野菜煮込みなので2500円くらい コンビニおやつ含め4000円

引用元:Twitterの口コミ

やっと今週、初任給貰えるからお金のやりくり考えないとな、、、
食費って一人暮らしやったら月3万くらいなんかな、うわあがんばらな
でもだいぶ抑えれてる自信あるんよな、居酒屋も全然行けてないしまず時間がない^_^

引用元:Twitterの口コミ

一人暮らしはじまって一か月くらい経ったんだけど食費1万に抑えれててうれしい🥲✌🏻 ズボラな自分が毎日お弁当作れてるのも褒めたい‼️‼️‼️

引用元:Twitterの口コミ

一人暮らしで食費と相談しながら健康的な食事をするのって大変
毎日自炊する気力もないし
お菓子や菓子パンに逃げてしまうけど
今日はちゃんと野菜と納豆を摂れて良かった😂

引用元:Twitterの口コミ

一人暮らしをしている方の口コミを見ると、食費を抑えながら健康的な食生活をキープするために苦労している方が多いようですね。まずは自分の月収や家賃から逆算して、食費にかけられる予算を把握している方が多いようです。

一人暮らしをはじめて数ヶ月は、朝昼晩の食事にどのぐらいの金額を使ったか、家計簿などで把握しておくことも大切ですね。

まとめ

いかがでしたか?一人暮らしをはじめてみると、意外と食費がかかることがわかりますよね。とはいえ健康的な生活には必要不可欠な出費ですから、手軽に自炊ができる工夫をしてみたり、冷凍保存などを活用して食材が無駄にならないやり方を自分で見つけてみましょう。

はじめのうちに習慣になってしまえば、後の生活が充実したものになるでしょう。本記事を参考に、健康的で無理のない一人暮らしをはじめてみてください。

Homeeeマガジン編集部

Homeeeマガジン編集部
Homeeeマガジンは、不動産・住まい・暮らしに関するニュースやコラムなどの情報を配信するサイトです。日頃から不動産従事者さんと様々な関わりがあるメンバーが、正確でわかりやすい記事にしてご紹介いたします。
(Visited 56 times, 1 visits today)

この記事をシェアする