渋谷といえば、国内はもちろんのこと世界各地から沢山の観光客が訪れることでも知られる場所です。ショッピングを楽しんだり、友達と出かけたり、飲みに行ったり…などなど「遊ぶ場所」というイメージが強く、「住む場所」というイメージはあまりありませんよね。
しかし、そんな渋谷も駅から少し離れれば閑静な住宅街が広がっているということはご存知でしたでしょうか?
また、渋谷の魅力は繁華街や流行の最先端をいく商業施設だけではありません。渋谷は実は、様々な魅力に溢れている街なんです!
この記事では渋谷の利便性・治安・家賃相場・特徴について詳しくご紹介させていただきたいと思います。「渋谷に暮らしてみたい!」という方はもちろんのこと、周辺の物件をお探しの方は是非記事をチェックしてみてください。
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渋谷はこんな街
スクランブル交差点で世界的にも有名な渋谷は若者の街としても有名ですが、現在も進行中の大規模な再開発プロジェクトによりビジネスの拠点にもなりつつあります。
渋谷ストリーム内にはGoogle日本法人の本社、渋谷スクランブルスクエア内にはミクシィの本社やサイバーエージェントのヘッドオフィスがありますし、この他にも東急不動産、SANKYO、キューピーなども本社を置いており、渋谷税務署は管轄する事業者数が日本で一番多い税務署としても知られています。
そんな渋谷ですが、実は江戸時代には侍の侍屋敷が建ち並ぶ場所だったそうです。その後、明治維新以降には鉄道駅が作られ、歓楽街として急速な発展を見せましたが、鉄道駅が作られる前は乳牛が飼育される牧場が広がっていたんだとか。
駅周辺は繁華街ですが、少し歩くと高級住宅地として知られ、大邸宅が建ち並ぶ松濤など閑静な住宅街が広がります。
利便性
渋谷に住む大きな魅力の一つが、交通アクセスの良さです。ビジネスの拠点となりつつある渋谷には、沢山の路線が乗り入れています。
- JR山手線
- JR埼京線
- JR湘南新宿ライン
- 京王井の頭線
- 東急東横線
- 東急田園都市線
- 東京メトロ銀座線
- 東京メトロ半蔵門線
- 東京メトロ副都心線
- 成田エクスプレス
その路線の多さからまるで巨大な迷路のようだと言われていた「渋谷駅ダンジョン」ですが現在では整備が進み、以前よりもわかりやすくなっているようです。2020年東京オリンピック開催を控え、より便利になっていきそうですね。
食料品や日用品など生活に必要な物に関しても、渋谷にはとにかく沢山のお店があります。家具などはニトリやロフト、東急ハンズもありますし、まいばすけっとやマルエツプチなどのスーパー、他にも東急百貨店や西武渋谷のデパ地下に行けば大抵の食材は揃います。
東急百貨店には成城石井も入っているので、珍しい海外の輸入食材やワイン、調味料なども手に入れることが出来ますよ。
駅前にはマツモトキヨシなど、ドラッグストアもかなり沢山あります。ドン・キホーテもありますし、渋谷に住めばお買い物に関して困ることは一切無くなると言っても過言ではありません。
治安
渋谷に住みたいと思った時に気になるのが治安ですよね。渋谷はとにかく人の数が多く、渋谷駅周辺の治安は基本的に悪いです。
渋谷区は大きく分けると「渋谷」「原宿」「代々木」という3つのエリアから出来ていますが、その中でも渋谷エリアは商業施設が多い繁華街となっているため、若者や外国人観光客など多くの人々が集まります。
居酒屋、風俗店、クラブ、ライブハウスなども多く、そのため渋谷駅周辺は犯罪やトラブルの件数も多くなっています。中でも宇田川町、道玄坂2丁目というエリアは犯罪件数も多いため、一人暮らしは避けた方がいいと言えるでしょう。
また、ハロウィンや大きなスポーツイベントがある日には渋谷はいつも以上に人で溢れかえります。このイベント時はいつも以上に犯罪やトラブルが増えるタイミングでもあるため、注意が必要です。
しかし、そんな渋谷だからこそ犯罪を未然に防ぐための取り組みが積極的に行われています。防犯カメラの設置台数を増やしたり、警察官のパトロール強化などで治安維持に力を入れています。
渋谷駅から離れ、渋谷4丁目、桜丘町、神山町、松濤1丁目、松濤2丁目、神泉町、神宮前5丁目までいくと住宅街もあり、治安はかなり良くなります。「日本のビバリーヒルズ」とも言われることがある高級住宅地・松濤には大邸宅も建ち並び、渋谷駅まで徒歩圏内だとは思えないほどガラリと雰囲気が変わりますよ。
家賃相場
一等地である渋谷の家賃相場は、都内でもトップクラスの高さです。
代官山駅の周辺と比べると多少安くはなりますが、抜群のアクセスの良さ、商業施設の多さからかなり人気の土地であるため、相場より家賃が安い物件を探すのはなかなか大変です。
原宿、表参道、六本木、中目黒など周辺の家賃相場も高めですが、少し離れて初台の方まで行くとワンルームの家賃相場6.7万円ほどと、かなり予算を抑えることが出来るでしょう。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 10.7万円 |
1K | 12.3万円 |
1DK | 15.2万円 |
1LDK | 19.9万円 |
2K | 16.4万円 |
2LDK | 26.0万円 |
3LDk | 31.8万円 |
特徴
いくつもの大型商業施設や飲食店などがひしめき合う渋谷は都内でも有数の観光スポットであり、繁華街として知られています。
このように非常に賑やかなイメージのある知られている渋谷ですが、渋谷の特徴や魅力はそれだけではありません。渋谷にはまだまだ沢山の魅力があるんです!
◆パートナーシップ証明制度を日本で初めて導入
地方自治体が同性カップル2人の関係が婚姻と同等であると承認し、自治体独自の証明書を発行する制度のことをパートナーシップ証明制度と言います。
渋谷区はこのパートナーシップ証明制度を2015年11月5日に世田谷区と同時に施行。日本で初めてパートナーシップ証明制度が導入されたことは大きな話題となりました。
- 20歳以上である
- 渋谷区に住んでおり、住民登録がある
- 配偶者や相手方当事者以外のパートナーがいない
- 近親者ではない
上記の条件全てを満たせば、パートナーシップ証明を申請することが可能です。渋谷区は様々な人々の多様性を認め、受け入れ、尊重する社会推進のための第一歩を踏み出した街でもあるのです。
◆文化の発信地
渋谷パルコ、109などのファッションビルが相次いでオープンしたことでおしゃれな若者が集まるようになった渋谷は現在でも、若者文化の発信地として有名な場所です。
また、リニューアルオープンしたパルコではファッションの他にも「日本ならではのポップカルチャー」を世界へ発信していくためにアニメグッズなどを販売するフロアも設けています。
◆芸術・音楽・文化の街
若者の街というイメージの多い渋谷ですが、芸術や音楽など、文化的な魅力が沢山ある街でもあります。
CDショップも多いですし、松濤美術館や戸栗美術館、Bunkamura ザ・ミュージアム、ギャラリー TOM、東京ワンダーサイト渋谷、アップリンク渋谷などの美術家や映画館、O-EAST、CLUB QUATTRO、チェルシーホテルなどのライブハウスもあるため芸術や音楽を楽しむことも出来ます。
◆古い日本文化が残る街
駅前には超高層ビルもそびえ立つ渋谷は都会的な街ですが、古い日本文化が残っている街でもあります。渋谷は道玄坂や宮益坂など、周囲を坂に囲まれた言葉の通り「谷の町」ですが、昔は富士山が見えたことから宮益坂は「富士見坂」とも言われていました。
また、かつては花街として栄えた渋谷の円山町には現在でも伝統的な日本料理を食べることが出来る「料亭・三長」「割烹・三長」「料亭・良支」などのお店がありますし、芸者さんを呼んでお座敷遊びを楽しむことが出来るお店もあります。
こんな人にオススメ!
商業施設が多いため、渋谷に暮らせば非常に便利にお買い物をすることが出来ます。また、文化的な施設も多く、毎日飽きずに楽しく生活することが出来るはずです。
そして、渋谷は非常に交通アクセスの良い場所です。都内はもちろん近隣の県への移動もばっちりなので、交通アクセスを重視したいという人にはかなりオススメの場所となっています。
まとめ
渋谷の家賃相場、利便性や治安、特徴などについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
若者の街というイメージが強い渋谷ですが現在は大規模な再開発が進んでいることもあり、ビジネスの拠点になったりと、大人も楽しむことが出来る街に変わりつつあります。また、日本の古い文化が残っていたり、芸術や音楽など様々な楽しみ方が出来る場所でもあります。
家賃相場は高くなるものの、渋谷にはそれに見合う利便性や魅力が詰まっています。物件をお探しの方は是非今回ご紹介させていただいた内容を参考にされてみてくださいね。
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