全国魅力ランキングにて過去に日本1位に輝いたことのある北海道。本州から離れた地であり、気候もかなり異なるため、生活スタイルもなかなか想像しにくいですよね。
北海道の中でも、観光地として有名なのが札幌市です。札幌は人口195万人(2015年データより)で全国で4番目に人口が多い都市です。
北海道の中でもそ大都市である札幌市で一人暮らしをしていく上ではどのくらいお金がかかり、どんな節約テクニックがあるのでしょうか?
今回は札幌市で一人暮らしをする場合にかかる費用についてご紹介します。転勤や就職・就学で札幌市へお引越しされる方はぜひ参考にしてみてください。
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目次 -INDEX-
札幌市で一人暮らしにかかる費用は?
「札幌で一人暮らしする!」といっても何か特別な費用が掛かるわけではありません。ですが、北海道の気候の特色上、項目別にかかるお金の割合が少し異なります。
なので、どうしても抑えられない項目などが出てくると思います。
ぜひこの記事を読んで特徴を理解してください。
それでは最初に、一人暮らしするには一体どのようなお金がかかるのかをご紹介します。
札幌市で一人暮らしにかかる初期費用
初めて一人暮らしをする際、引っ越しの初期費用は一体どれくらいかかるのか想像がつきにくいですよね。
家賃だけを毎月払えばいいと考えてしまっている人もいるかもしれませんが、一人暮らしを始める際には家賃5か月分ほどの初期費用が必要です。
では、その初期費用には一体どのような項目があり、それぞれいくら必要なのでしょうか。初期費用には主に以下の項目が含まれます。
- 家賃
- 仲介手数料(家賃の1か月分+消費税が上限)
- 管理費・共益費(都心部で高くなる傾向、相場は家賃の10%ほど)
- 火災保険料(1~2万円)
- 鍵交換費用(1~2万円)
- 保証会社利用料(初回に関しては家賃0.5か月分ほどがとられることが相場)
- 敷金(家賃の1~2か月分)
これ以外にも家具・家電などの購入費や引っ越し代金がかかりますので、引っ越しの初期費用は余裕を持って見積もっておくとよいでしょう。
新卒で一人暮らしをはじめる場合にかかる初期費用などについて、こちらの記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
札幌市で一人暮らしにかかる月々の費用
実際に札幌市で一人暮らしをする場合、月々どれほど費用が掛かるのでしょうか。出費の項目ごとに見ていくと地域の特色のようなものが見えてくると思います。
現在一人暮らしをしている方は、ぜひ今の出費と照らし合わせてみましょう。
項目 | 費用 |
---|---|
家賃 | 約30,000円(ワンルームの場合) |
家具・日用品費 | 4,112円 |
食費 | 36,861円 |
水道・光熱費 | 12,802円 |
保険 | 6,308円 |
交通・通信費 | 20,568円 |
交際費・娯楽費 | 19,055円 |
その他 | 25,201円 |
合計 | 154,907円 |
(SUUMO・2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果より)
札幌市で一人暮らしをする場合、都心などに比べて家賃はかなり安く抑えられそうです。
一方、やはり光熱費は比較的高くなっています。北海道の気候の特徴は皆さん理解している通り本州に比べて寒さが厳しく、雪が降ることも多いです。
冬は特に光熱費が高くなることを予想しておきましょう。電気代・ガス代を抑えるために生活スタイルの工夫も必要です。
札幌市での一人暮らしの家賃相場【エリア別】
ここでは、札幌市のエリア別の家賃相場を確認していきましょう。札幌には実は大きく分けて10区に分けられます。
それぞれの家賃相場は以下の通りです。
エリア | 1Rの場合 | 1K/1DKの場合 |
---|---|---|
札幌市中央区 | 36,000円 | 40,000円 |
札幌市北区 | 34,000円 | 39,000円 |
札幌市南区 | 29,000円 | 35,000円 |
札幌市東区 | 33,000円 | 36,000円 |
札幌市西区 | 35,000円 | 38,000円 |
札幌市手稲区 | 39,000円 | 40,000円 |
このように見てみると札幌市で人気といわれている中央区でも東京都と比べるとかなり安く抑えられることがわかりますね。
やはり自分の生活スタイルに合わせた間取りの物件を選びたいですよね。エリアによって家賃相場も異なりますので、初めて札幌市で一人暮らしをされる方は一度エリア別に物件を探してみても良いでしょう。
札幌市での引っ越し費用を安くするコツ
やはり、引っ越しの初期費用はできるだけ安く抑えたいですよね。引っ越し費用を安くするには以下のような方法があります。
- 大型家具は新調する
- 引っ越し業者を利用せずに荷物を運ぶ
- 敷金・礼金なしの物件を選ぶ
- フリーレントのある物件を選ぶ
- 引っ越し業者を選ぶ際は相見積もりを取り、比較検討する
特に引越し業者の選定は時間や手間がかかるため、面倒に感じる方も少なくないのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、複数の引っ越し業者にまとめて見積依頼ができる「引っ越し侍」というサービスです。
引っ越し侍では、引っ越し先や現住所・荷物量を入力するだけで最大10社にまとめて簡単に見積依頼をすることができ、複数の業者と同時にやり取りをすることなく引っ越し業者の比較ができます。
インターネットで完結するため電話での問い合わせも必要なく、情報入力後すぐに料金一覧表が表示されるのでスムーズに料金が分かるのもうれしいポイントです。
一人暮らしの引越しにかかる費用相場や、引越し費用を抑えるコツについてこちらの記事でも紹介しています。
札幌市で生活費を節約するためのポイント
先ほどお伝えした通り、北海道での生活はどうしても光熱費が高くなってしまいます。
とはいえ月々の生活費はなるべく抑えて快適に生活したいですよね。ここからは実際に札幌市で生活するにあたって生活費を抑えるポイントをご紹介します。
なるべく灯油やエアコンを使わない
北海道の冬はとにかく寒く、暖房器具は必須アイテムです。しかし近年電気代が高騰しており、エアコンやヒーターの使用も最小限にしたいところですよね。エアコンやヒーターを使う際は、使用していない部屋のドアを閉めるなどしてできるだけ温かい空気が逃げないようにしましょう。
ブランケット等の活用もおすすめですが、無理をしない範囲での節約を心掛けましょう。
プロパンガスの物件は避ける
暖房設備や料理・お風呂などガスを利用するシーンは多いですが、ガスにも種類があるのはご存知でしょうか。
ガスにはプロパンガスと都市ガスに分かれており、物件によって使用できるガスの種類が限定されていることがあります。
プロパンガスは都市ガスに比べて高いため、物件を選ぶ際は都市ガス対応の物件を探しましょう。
特に築年数の古い物件は都市ガスに対応していない可能性があるので要チェックです。
夏に光熱費をできるだけ節約
北海道の冬は寒いのでどうしても光熱費がかさんでしまいますが、夏の北海道の平均気温は23℃と本州に比べてかなり過ごしやすい気候です。朝や夕方では扇風機だけでも涼むことができる日もありますので、夏は光熱費を抑えるチャンスです。
とはいえ無理をすると熱中症や脱水症状の危険があるので、無理なくエアコンも活用しましょう。
ガスと電気は同じ会社でまとめる
現在ガス会社や電気会社の自由化が認められており、ガスと電気の会社をまとめるとポイントが溜まったり、セット割引が適用されるケースが多いです。また支払いをまとめて行えるので家計管理が楽なのもメリットです。
一人暮らしの場合、家族世帯に比べて電気やガスの使用量が少ないためセット割引で割引される金額は大きくないのですが、「塵も積もれば山となる」というように長く続けることが大切です。
引っ越しは電力会社やガス会社を見直す絶好のチャンスなので、ぜひ自分に合ったプランのある会社をえらんでみてください。
札幌市で一人暮らしの家賃を抑える方法
最後に、家賃をお得にする方法をご紹介していきます。家賃は毎月かかってくる固定費です。家賃を抑えることで年単位での固定費の削減につながります。
特に引っ越し初心者の方はこの4項目だけでも覚えておくだけで初期費用をぐっと下げれる事間違いなしです。
札幌でも安いエリアに住む
先ほどご紹介した通り、札幌市は10区もあり、その中で人気な地区とそうではない地区があります。
もし、職場への通勤時間など条件が許す場合には安い地域に住むのはいかがでしょうか?
「SUUMO」によるとワンルームでの家賃相場は以下のような結果でした。
- 札幌市中央区 5.2万円/月
- 札幌市南区 2.9万円/月
さらに、人気の地域では駐車場代や管理費なども高くなる傾向にあります。
家賃を少しでも抑えたい方は、希望するエリアの範囲を広げて少し安いエリアを選んでみるのもおすすめです。
敷金・礼金が安い or 無い物件を選ぶ
敷金とは部屋を借りる人(入居者)が宿主に対して入居時に預けるお金です。敷金は退去時の部屋の修繕やクリーニングなどに使われ、修繕するところが少ない場合は返金されます。
入居時にどうしても初期費用を抑えたい場合は、敷金ゼロの物件や敷金の安い物件を探しましょう。
しかし、敷金ゼロの物件は別途退去時に修繕費やクリーニング費用を請求されることがあるので注意しましょう。
礼金は、物件貸主に対する謝礼金です。こちらは退去時に返金はされません。
現在は礼金が不要な物件も増えてきているので、初期費用を抑えたい方は礼金ゼロの物件も検討してみましょう。
引っ越し費用をなるべく抑える
もし、何か家具を持っていく人や衣類・日用品などが多い方はどうしても引っ越し会社に頼ることになると思います。
物件を借りる費用が高くなってしまう分、荷物の移動にかかる費用はできるだけ抑えたいところですよね。
引っ越し費用を抑える方法としては、引っ越し業者の繁忙期は避けましょう。年明け~3月はいわゆる繁忙期といわれ、業者によっては追加料金がかかる場合があります。また、平日の引っ越しだと土日に比べて費用が安くなるので、見積の際に確認すると良いでしょう。
他にも先程ご紹介させていただいたように相見積もりを取ることも有効です。特に引っ越し侍は350社以上から自分に合った最適な引っ越し業者を見つける事ができるのでぜひご活用ください。
家賃を下げたい場合はルームシェアもおすすめ
さらに家賃を抑えたい方は、ルームシェアもおすすめです。複数人で1部屋を借りることで広い部屋に安く済めますし、家事分担も可能です。
もちろんストレスに感じる人にはオススメできませんが、ルームシェア期間を決めてその間にそれぞれ一人暮らしをするお金を貯めるなど目的をもって行えばとても効率的かつ強力な節約方法です。
ルームシェアをする場合は、2人以上入居可能な物件を選びましょう。
【まとめ】札幌市で一人暮らしの費用を抑えて生活してみよう
いかがでしたしょうか?一人暮らしはどうしてもお金も手間もかかりますが、生活力を養うことができたり、一人の時間をのびのびと満喫することができます。
札幌は関東などとは気候などが異なるため、異世界のような体験をできるかもしれません。家賃も低価格で中心部に住めますし、オススメの地域です。
ぜひこの記事を参考に札幌一人暮らしを始めてみてはいかがでしょうか?