池袋の住みやすさは?家賃相場、利便性、治安をまとめて紹介

新宿、渋谷と並ぶ東京都の三大副都心である池袋。

池袋駅はありとあらゆる大規模な商業施設が建ち並ぶ繁華街が広がるターミナル駅で、学生街としても有名で毎日数多くの若者が集まる街としても知られています。

複数の娯楽施設と観光スポットがある池袋は住む場所というイメージを持っている方は少なく、多くの方は遊びに行く場所という印象を持っているかと思いますが、懸念点である治安の悪さも年々改善傾向にあるなど、暮らす場所としてもおすすめできる街です。

この記事では、池袋の住み心地を家賃相場、利便性、治安の3項目に分けて紹介していきます。池袋への引っ越しを考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

池袋のおすすめの不動産会社は以下でご紹介しています。

池袋おすすめ不動産
株式会社アイデアル

総合不動産会社

株式会社アイデアル

不動産売買・賃貸・管理・資産運用など包括したワンストップサービスを提供する総合不動産会社。それぞれのセクションに専門家が在籍し、不動産売却に関する税務・法律相談などもしっかりサポートしている。不動産売却や査定に関する知識が豊富なメンバーが不動産売却の基本を初心者向けにわかりやすく解説しています。

池袋の住みやすさ

【住みやすさ総合評価】 ★★★★☆ 4.0/5.0
・家賃相場 ★★★★★
・治安 ★★☆☆☆
・交通利便性 ★★★★★
・お店の充実度 ★★★★★
・子育て環境 ★★★☆☆

池袋は日本有数の繁華街であり、新宿、渋谷と共に東京を代表する街です。

巨大な百貨店、専門店、飲食店が駅前に広がっており、東口および西口駅前に繁華街、北口および東口サンシャイン通り裏手には大規模な歓楽街が広がっています。

池袋は日本でも有数の繁華街の一つであり、その範囲が広い事でも知られています。駅の東西に繁華街が広がっていて、近年では南口エリアにも広がりを見せています。

まず始めに、東西の違いや街の特徴について説明していきましょう。

東口は大型商業施設が多い

池袋駅東口は、一帯で繁華街が広がっています。

駅からグリーン大通りを進むと左には池袋のシンボルであるサンシャイン60ビルがあり、サンシャイン60通りには飲食店、映画館、ゲームセンター等が多く、休日は歩行者天国となっていますので、多くの人で常に賑わっています。

池袋駅東口の大型商業施設
  • 西武池袋本店
  • 池袋PARCO
  • サンシャインシティ
  • ビックカメラ池袋本店
  • ヤマダデンキ LABI1 LIFE SELECT 池袋

これらの大型商業施設が東口にはあり、他にも10店舗以上のCD店が競合する音楽激戦区であり、多くのラーメン屋や寿司屋が軒を連ねるグルメ激戦区という顔も持ちます

池袋でデートやショッピングをしたいという方は東口がおすすめで、池袋に住んでいる方が買い物や外食をしたいという時も東口に出れば、多くの飲食店の中から自分好みのお店を見つける事ができるはずです。

また、飲食店や娯楽施設の他にも、東口には銀行や生命保険会社などの大手企業の本社ビルが多く構えていることでも知られています。巨大ビルが林立しているため、若者だけでなく多くのビジネスマンも街に溢れています。

全てのスポットを1日で見ることは不可能な程に色々な店舗が軒を連ねていますので、池袋に住んだら東口の色々なお店を散策してみるのが良いと思いますよ!

西口は芸術が香る街

西口も繁華街ではありますが、東口のように数多くのお店が軒を連ねているというような雰囲気ではなく、文化と芸術が香るエリアとして知られています

池袋駅西口のスポット
  • メトロポリタンプラザ
  • 丸井
  • 東京芸術劇場

ライブハウスや映画館があるロサ会館や池袋演芸場も西口にあり、日本で初めてケーキビュッフェを出した事で知られるホテルクラウンプラザも西口にあります。

南西エリアには中学校や小学校もある落ち着いたエリアになっていて、西池袋2丁目から4丁目、目白3丁目から5丁目にかけては非常に閑静な住宅街となっていますので、東口とは違う池袋の一面を見る事ができるかと思います。

池袋西口エリアに事務所を構えている企業も芸術的、または学術的な業種が多いため、街を歩いている方の雰囲気も東口とは大きく異なります。

西口には若いカップルに人気のデートコースである池袋西口公園があり、シンボルである噴水は夜になると美しくライトアップされ、ロマンチックな空間を演出してくれます。池袋の憩いの場所としても有名なので、興味がある方はこちらの公園もぜひチェックしてみましょう。

女性オタクの街という顔

実は池袋は、女性オタクの街という変わった一面も持ちます。

アニメや漫画が好きな方の聖地と言えば東京では秋葉原というイメージを持っている方が多いかと思いますが、池袋はサンシャイン60の西側の通りが『乙女ロード』と呼ばれていて、2005年頃から女性を対象にしたアニメグッズや同人誌などを扱う店舗が密集するようになり、この通りが腐女子の聖地として池袋の認知度拡大に大きく貢献しました。

2005年から執事喫茶などが多く店舗出店するようになり、最近では腐男子の登場などで男性客も多く見られるようになりました。しかし、男性客が増えた最近でも、池袋は女性オタクの街というイメージが定着してじます。

乙女ロードやその付近にはコスプレ衣装を販売しているお店も多く、コスプレ撮影のスタジオもあります。アニメや漫画を見てコスプレをしたいという方も多く訪れる街で、10月末のハロウィン時期には多くのコスプレイベントが開催されます。

さらに池袋には乙女ロード以外にも、数多くのアニメショップの専門店が軒を連ねています。

池袋のアニメショップ

いずれも国内各地に多くの支店を持つ人気店で、国内最大級のアニメショップであるアニメイトは池袋に本店を構えています。

池袋の家賃相場

生活を送る上で絶対に欠かすことができない固定費、家賃。

ひとり暮らしやファミリーで暮らす上で、その街の家賃相場は欠かす事ができない重要な要素のひとつになりますよね。池袋は東京でも有数の繁華街で抜群の利便性を誇っているということから、周辺地域に比べると家賃相場は高目に設定されています。

ワンルーム 9.24万円
1K 9.81万円
1DK 12.17万円
1LDK 15.90万円
2LDK 23.74万円
3LDK 25.77万円

※家賃相場は日々変動します。最新の情報をお確かめください。

国内最大級の不動産情報サイト『LIFULL HOME’S』によると、池袋の家賃相場は上記のようになっています。

利便性がとにかく良くて日本最大級の繁華街が駅前に広がっていることを考慮すると、家賃相場は比較的リーズナブルな方ではありますが、ファミリーで住むとなると家賃は最低でも15万円以上は必要になってくるかと思います。

ちなみに家賃の安さだけを考えるのであれば、おすすめは西池袋です。かなり安い物件を見つけることができるエリアで、池袋駅に南西側で駅から徒歩10分以上離れた場所であれば、ひとり暮らし用の物件で家賃7万円から8万円位の賃貸物件を見つけることも可能です。

西池袋は駅前の喧騒から遠く離れた住宅街になっているエリアなので、落ち着いた雰囲気が漂っているエリアです。ファミリー層が暮らす上でも治安が良いエリアで家賃も比較的安い方なので、おすすめです。

しかし、池袋駅からは徒歩10分以上と離れた場所にありますので、少々利便性が悪くなってしまうという点は考慮しておきましょう。池袋駅徒歩10分圏内の物件を借りる場合は、家賃はかなり高くなります。

池袋の利便性

新宿、渋谷と並ぶ東京都内でも屈指のターミナル駅である池袋駅は、抜群の利便性を誇ります。最寄り駅が池袋駅であることで、アクセスに関して困ることはないと断言しても良いでしょう。

新宿駅 山手線で約8分
渋谷駅 山手線で約17分
東京駅 丸ノ内線で約15分
品川駅 山手線で約27分
横浜駅 湘南新宿ラインで約35分

池袋と並ぶ都内屈指のターミナル駅である新宿と渋谷へも山手線で乗り換えなしでスムーズに良くことが可能であり、東京都内はもちろんのこと、横山は大宮方面へも乗り換えなしで行くことができるので非常に便利です。

乗り入れ路線
  • JR山手線
  • JR埼京線
  • 東武東上線
  • 西武池袋線
  • 湘南新宿ライン
  • 東京メトロ副都心線
  • 東京メトロ有楽町線
  • 東京メトロ丸ノ内線

池袋駅は上記8路線が乗り入れており、東京都内のみならず埼玉や神奈川方面へも抜群の利便性を誇ります。

どの路線も人が集まるので通勤ラッシュ時は混雑していますが、東京メトロ丸ノ内線は池袋が始発になりますので、通勤時も座ることが可能です。

また、電車だけではなく池袋駅発のバスも多く、行先も上野公園、渋谷駅東口、東京ドームシティ、浅草と、観光地や歓楽スポットへと運んでくれます。

もちろん駅前にはタクシーも多くありますので、池袋に住んでいれば交通アクセスで不便を感じることはまずないと断言しても良いでしょう。

池袋の治安

池袋は街全体が歓楽街であり、1日に100万人以上の人が訪れると言われている繁華街ですから、全体的に治安が良いとは言えません。

しかし、池袋の中でも女性のひとり暮らしやファミリー層が安心して暮らせるエリアはあります。治安の悪いエリア、良いエリアについて以下で紹介していきましょう。

北口は治安が悪い

池袋で最も治安の悪いエリアは、ロサ会館を中心とした北口一帯です。

北口の中華街から広がるエリアは風俗街とラブホテル街となっており、夜になるとキャッチや黒服の人がそこら中を歩いています。夜だけでなく昼でも子どもは歩いていないエリアになりますし、犯罪件数も豊島区の中でも飛びぬけて多いです。

池袋で発生している犯罪のほとんどが北口のこのエリアで発生していますので、女性のひとり暮らしやファミリーで池袋に暮らそうと考えている方は北口は避けましょう。昼間はまだ歩いても危険を感じることはありませんが、夜は極力避けるようにしましょう。

続いて犯罪件数が多いエリアは、池袋駅の東口です。

一体で繁華街が広がるエリアなのでそもそも人が多いということも影響していますが、人と飲み屋さんが多いことで、相対的に犯罪件数も増えています。

南池袋エリアは住むのに最適

池袋は、良い意味でも悪い意味でも治安の良いエリアと悪いエリアがくっきり分かれている街でもあります。

前述したように北口は治安が悪いのですが南口は治安が良く、特に南池袋は治安レベルもエリア内で屈指の安全性となっており、駅周辺の喧騒もない住みやすいエリアとして有名です。

南池袋付近は目白に近いので利便性も良く、治安が良くて静かなエリアです。

他にも、西池袋2丁目から3丁目付近も住むのにおすすめのエリアで、西池袋2丁目は池袋駅も近く利便性が良く、西池袋3丁目は立教大学が近くにあり人通りが多く街灯も多いエリアなので夜でも安心して帰宅する事が可能です。

池袋駅は年々犯罪件数が減っており、治安が悪いと言われている駅西側には合計で5つの交番が配置されています。常に人通りが多いエリアでもありますので、駅前の喧騒から離れた閑静なエリアであれば、安全に暮らすことができるでしょう。

まとめ

池袋の家賃相場、利便性、治安という大きな3つの側面から池袋の住み心地について紹介してきましたが参考になりましたか?

池袋は新宿や渋谷と同等の東京を代表するターミナル駅であり、日本でも有数の繁華街として大きく発展してきました。池袋に住むというイメージはなかなか沸かないかもしれませんが、家賃相場はターミナル駅であると考えれば比較的安く、駅から離れた場所にはリーズナブルな家賃の物件も多くありますので、快適な生活を過ごす事ができるエリアもあります。

圧倒的な利便性の良さと駅周辺の買い物のしやすさは魅力的です。治安が悪いというイメージを持っているかと思いますが近年は交番も増え、犯罪件数は年々減少していますし、治安の悪いエリアは限られていますので、そこに近づかなければ女性のひとり暮らしにも池袋はおすすめの地域と言えます。

池袋でひとり暮らしをしたいと考えている方、ファミリーで引越しを考えている方、上京を考えている方は、池袋での快適な生活を楽しむためにも、ぜひこの記事で紹介した情報は覚えておくようにして下さいね!

記事を監修した不動産会社-株式会社アイデアル

株式会社アイデアル

千代田区飯田橋に本社を構え、賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介、不動産再生などを総合的に展開する不動産会社。都心3区の千代田区を中心に文京区、豊島区、板橋区、北区、荒川区、足立区などの城北エリアの情報に強く、自社サイトでもエリアのごとの街情報や地域の情報を掲載中。

株式会社アイデアル
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